自転車→車椅子への変形がわずか2分でできるという「Q―jo(キュウジョ)」という自転車が話題になっていました。
名古屋市で機械設置業を営む永山順二さん(56)が、災害時に傷病者を搬送できるよう車いすにも変形する自転車「Q-jo(キュウジョ)」を開発した。永山さんは「自転車は小回りが利き、燃料も要らない。いつ起きるか分からない災害に備え、なるべく早く製品化したい」と意気込んでいる。
写真を見ると、直列に並んだタイヤを、フレームを変形させることによって、並列に並べて車椅子としているようです。
しかも見た感じ、しっかりした作りになっています。で、もう少しどのように変身するのか詳しく知りたかったので調べてみました。
それにしても、なんだか知らないけど変形というのはワクワクします。
目次
Q―joの変形方法
調べてみたら、おそらく製作者の永山さんが、自身が出演した番組「テレビ朝日のモーニングバード」をYouTubeチャンネルのjiunji nagayamaにアップされていたので紹介。
まずはこんな感じで一見は普通の自転車。
まずは、ペダルを外す。
ペダルは手で簡単に取り外せます。
次に、フレームの関節部分を変形させるために、レバーをひねる。前輪の部分。
後輪の部分。
次に、前輪と後輪を同時にひねる。
すると自転車のタイヤが平行になります。タイヤが直列から並列になる時間わずか数秒。凄い。
サドルの下に付いていた、車椅子用のフレーム部分を自転車前輪にはめ込む。
次は自転車のハンドルとカゴの部分を取り外します。これも手で簡単に外せる。
外したハンドルとカゴの部分を車椅子の座席部分に取り付ける。
カゴをパカッと開くと車椅子の座席に。
もうほとんど車椅子の形になっています。
カゴと一緒に附属していたフットレスト部分を取り付ける。
最後に、サドル部分を背もたれ部分に取り付ければ、ヘッドレストになります。ナイスアイディア。
これで完成。変形時間わずか2分弱。仕組みを説明しながらでこの早さ。
84~85キロあるという長嶋一茂さんが乗ってもスムーズに動きます。
動画は以下で見られます。
動画を見ていて、1つ気になったのは、ペダル部分です。番組中ペダルは使わないとおっしゃっていましたが、その他の動画を見てみると、多分ティッピングレバーとして使用できるみたいです。
こうすることで、自転車の部品で使われていないところは何一つないようになっています。よく考えられています。
ティッピングレバー
介助者が段差等を越えるために、車いすのキャスターを持ち上げる際に、足で踏むことで楽に持ち上げることが出来るようにするレバー。
その他NHKに出演時
今後
この自転車の商品化はまだ未定とのことですが、来年の発売を目指しているそうです。
今後として永山さんは、開発を大手メーカーに引き継いでもらって材質などを改善しさらに良いものにして量産化を目指したいとのこと。
これまでの開発費はすべて永山さんの自腹で、資金面でも限界とのことです。どこか良いメーカーが現れて欲しいです。
QJO自転車よく細かいところまで調べましたね、
現在のところまだ作る企業は決まりません が近い将来街で見かけると思います。
この自転車の良いところ、便利なところをもっとみんなに知ってもらう活動中です
本当にありがとうございます、ちなみにQJOの名付け親は広報森さんです、