僕は一日の大半をベッドの上で過ごしています。
というのも、ベッドの上にパソコンができる環境を構築してからというもの、ベッド上が快適すぎて、デスクで作業するのが面倒くさいというか、なんというか。
特に冬など寒い時期には、毛布をこっぽりと被ったままパソコンで作業したいじゃないですか。ぬくぬくのベッドの上で、その日あった出来事などをネットで眺めるなんて、なかなかいいものですよ。
そんなわけで、今回はベッド上で寝ながらパソコンをする環境について、僕がやっている方法と織り交ぜながら紹介したいと思います。
photo credit: Helga Weber via photopin cc
目次
必ず用意するもの
ベッドの上でパソコンをするなら、当然必要となってくるのがベッドとパソコンです。
この記事読んでいる方は、当然持っていると思うので、そのまま使えばいいと思います。ただ、より良い寝PCライフを極めるなら、こういったものの方がオススメというのを紹介しておきます。
ベッド
ベッドは、できれば電動で頭と足を上げ下げできるものを使った方がなにかとはかどります。
僕の場合は、ガチの介護ベッドを使用していますが、普通の電動リクライニングベッドなら、セミダブルで3万円台で売っています。
スペースがある場合は、セミダブルがお勧めです。体の横に物を置いたりするのにちょうどいいです。僕のベッドもセミダブルです。
パソコン
パソコンは、デスクトップとノートパソコンがありますが、できればノートパソコンの方が扱いやすいと思います。SSDのおかげで、ノートが遅いということもなくなりましたし、何より場所を取らないに越したことはありません。
機種は何でもいいと思います。
一番最近に購入したパソコンは以下です。
ベッド上にパソコンを設置する手段いろいろ
ベッドとパソコンが準備できたら(最初から持っていると思いますが)、次は設置方法の検討です。
ノートパソコンをそのまま
一番安くて手っ取り早いのは、ノートPCスタンドを使用することです。
他には、オーバーテーブルを使った方法もあります。僕も以前は、この方法を使用していました。
サンワダイレクト ノートパソコンスタンド 100-DESK044
ただ、これらの方法の場合、多少体を起こしてパソコンをする必要があります。完全に横になってはできません。
ベッドにモニターを設置する
完全に寝たままパソコンがしたいなら、ベッドにモニターを設置するしかありません。
僕が行っている方法は、ポールをたてて、それにモニターアームを設置して液晶を設置する方法です。
土台となるポールジョイント用フランジ部品に
ライブクリエータアーム用ポールを立てて
ポールクランプ部品を取り付けます。
組み立てるとこんな感じになります。
これにライブクリエイター フレキシブルアーム(高荷重型) などを取り付けることによって、寝た状態でも視線の先にモニターを設置することができます。
ライブクリエイターのモニターアームは作りがしっかりしていて、もう何年も使用しているのに全くガタが来ていません。
高荷重型なので11kgまでの重さのモニターを取り付けることができます。僕が使っているモニターは、「EIZO FlexScan 24.1インチ液晶モニター」です。今なら液晶の重さは大体、6~7kgです。最近のモニターは、かなり軽くなったので27インチのモニターまでなら取り付けられるでしょう。
設置はプロに頼む
設置にいろいろするのは面倒くさいっていう人は、割り切ってプロに頼むという方法もあります。
先程紹介したモニターも作っているライブクリエイターには豊富な導入実績があり個人宅のベッドなどにも、こんな感じで備え付けることができます。
モニターの取り付けで悩んでいる場合は、問い合わせフォームから相談してみることをお勧めします。
パソコンを操作する手段いろいろ
ベッド上でパソコンを操作するときに、まず問題となるのがマウス操作です。ベッドの上では、マウスは転がせないですからね。
ここでは、いわゆるマウスの代わりとなるポインティングデバイスについて紹介します。
トラックボール
僕が使用しているのは、ケンジントンのトラックボールです。
ケンジントン SlimBlade Trackball 72327JP
これは、体の脇に置いて大玉をゴロゴロ転がしてカーソルを動かします。これなら、毛布の中からでも使えます。(ホコリが入るのでたまに掃除が必要)
ワイヤレスタッチパッド
ホコリなどが面倒くさければ、ワイヤレスタッチパッドも良いでしょう。
LOGICOOL ワイヤレス 充電式 タッチパッド T650
こちらも完全に布団の中で使えます。フル充電なら1ヶ月使用できます。タッチパッドなので多少の誤動作はご愛嬌。
SmartNav
僕の場合、先程のトラックボールと合わせて「SmartNav 4AT」を使用しています。
SmartNavとは、ハンズフリーでマウスカーソルを動かせるようになるデバイスです。顔や眼鏡などに小さな反射シールを貼って、小さな動きでカーソルを自由に動かせます。
僕の場合は、SmartNavでカーソルを動かしトラックボールのボタンでクリックしています。附属のソフトを使えばSmartNavだけでパソコンの全操作をすることも可能です。ただ普通の人は、ここまでする必要はないと思います。
追記
SmartNavは2018年をもって販売中止となりました。代替え手段としてSmartNav社の方はAblenet TrackerProを推奨されています(※値段は高い)。
パソコンに入力する方法いろいろ
寝ながら、キーボード入力する方法です。
これは普通に、キーボードを腹か膝に置いて入力するのが手っ取り早いと思いますが、その他の方法も紹介しておきます。
小さなキーボードを使う
普通のキーボードは、大きすぎて邪魔という場合には、ワイヤレスのミニキーボードなどもあります。
GMYLE(R) Bluetooth 無線ワイヤレス薄型ミニキーボード
これなら布団の中に入れてでも使える大きさです。
ゲームパッドみたいなキーボードで入力
それでもまだ大きすぎるという場合は、ゲームパッド程度の大きさのキーボードもあります。
これの場合、タッチパッドまでついているので完全にこれだけでパソコンを操作することができます。ゲームパッドくらいの大きさですので完全に布団の中で操作できます。なんか布団の中でプレステをしてるみたいな感じですね。
ソフトキーボードで入力
あまりキー入力をしないのであれば、ちょっとした入力ならソフトキーボードで代用することもできます。これだとキーボードを置いておく必要がありません。
Windowsの場合は、スタートボタンの「プログラムとファイルの検索」から「On-Screen Keyboard」と検索すると「スクリーンキーボード」が出てきます。
僕のお勧めのソフトキーボードは「Trail Soft Keyboard」です。
これだとマクロが使えます。
文章入力なら音声入力
文章を日本語入力するなら、音声入力ソフトもお勧めです。
僕の場合は、AmiVoiceを使っています。
僕の場合はモニターのUSBにこのUSBマイクをつけて入力しています。ちなみにこのブログのほとんどを、このソフトを使用して入力しています。1年くらい使用していますが、学習が進み、ほとんど思い通りに入力できるようになりました。
追記
こちらも、2020年3月末日をもってサポートが終了してしまいました。
同じようなことができる音声入力ソフトであれば、現在はSokki Voiceが一番有能なソフトかと思います。
まとめ
今回は、よりヘブンなパソコン環境を追求するため、予算関係なく紹介しました。
僕の環境は、パソコンとベッドの値段を抜きにしても、だいたい15万円ぐらいはかかっています。
ただ、これだけの出費もベッド上でパソコンをする快適さを考えたら、出す価値はあったと自信を持って思います。
その代わり、ベッドの上が快適すぎて起きて動きたくなくなるという、コタツにも似た魔性の副作用があるので注意してください。
(15万要素)ないです