介護で清拭(きれいにふき清めること)を行うとしたら、「お湯」と「タオル」を使うのが一般的かと思います。
普通なら、介護者がバケツ(洗面器)等にお湯を汲んできて、1回1回タオルを絞りながら体を拭くかと思います。
ただ、この方法だと「お湯を汲んでくる」とか「毎回タオルを絞る」とかの動作が必要なので、それなりに時間はかかります。
しかしながら昨今、便利な商品が出ているもので「使い捨て用の清拭グッズ」が結構出ています。
使い捨てなら、「拭いて捨てるだけ」と結構な時間を短縮できます。
ヘルパーさんの訪問時間には限りがあるので、
訪問時間が足りない…
という場合は、少しコストはかかりますが、こういった使い捨てグッズを使うことで、時間短縮を図ることが出来るかと思います。
以下では、「寝たきりの僕が使ってみて良かった清拭グッズ」をまとめてみたいと思います。
目次
顔の清拭
顔の清拭は、まず顔の脂を取り除くことでスッキリ感が全然違います。
顔の脂を手軽に取るには「あぶらとり紙」が安くて手軽でおすすめです。
ギャツビーあぶらとり紙
男性向けなら、安くて脂除去効果が高いのはギャツビーです。
ギャツビーで男性向けの商品ということもあり、額や鼻の脂が滅茶苦茶取れます。
「超強力!」と書かれているのには偽りなしです。
あぶらとり紙(フィルム)が黒色なので、脂がとれた度合いもクッキリと分かるようになっています。
大量に脂が吸着されていた際には、得もいわれぬ満足感があります。
使い方はこちら。
唯一の難点は、「紙じゃなくてフィルム」なので静電気でくっつきやすいことでしょうか。
ただ、安くて強力なので、静電気にさえ目をつぶればコスパは良いです。
プロ業務用あぶらとり紙
「フィルムタイプ」はくっつくので、「紙タイプ」のものが良いということであれば、こちらのあぶらとり紙。
商品名に「プロ業務用」と書かれているだけあって、メイクアップアーティストの利用者も多いあぶらとり紙です。それだけに扱いやすい。
「老舗の金箔屋がプロ仕様にこだわって研究開発に取り組んだ品質重視のあぶらとり紙」とのこと。
一般的なあぶらとり紙なので、使い勝手は良いです。サラサラしてる。
ギャツビー ペーパー洗顔
「顔の脂」を取ることで8割くらいはさっぱりするのですが、仕上げに「使い捨ての洗顔ペーパー」を利用することで、汗や汚れも綺麗に拭き取ることができます。
汗によるベタつきをふき取り、「浸透型ヒアルロン酸」で保湿もしてくれます。
詳細はこちら。
皮脂をクリアにする成分が入っているので、使用した後はサッパリします。
ラクイック ふくだけ洗顔水シート
オーソドックスな洗顔シートがよければこちら。
化粧水タイプで無添加なので、女性用ならこっちの方が良いかも。
朝の洗顔の代わりにとか、テカリ防止とか、メイク直し前とかにも利用できます。
こちらは、余計な成分が入っていないので、より安心して利用できます。
体の清拭
ぶっちゃけ、顔用の洗顔シートを身体で使っても良いのですが、一応体用の大きな清拭用シートもあるので紹介。
ハビナース 清拭タオル
一般的なタオルぐらいの大きさがある清拭用シートです。
40cm×30cmの清拭シートが30枚も入っていて結構なお得感。値段も安い。
ノンアルコールなので安心感があります。また、紙おむつ(紙製品)に強い「ピジョン製」というのは、何ものにも代え難いくらいの信頼感。
使い方はこちら。MADE IN JAPAN(日本製)と明記されています。
とりあえず、清拭用の紙シートはこれ一択で良いかと。
まとめ
ということで僕がこれまで使用した事がある「清拭グッズ」の中で良かったものを紹介しました。
「使い捨て」の良いところは、少しコストをかけることで時間を節約できるところです。
「タオル+バケツ清拭」と比べて「使い捨て清拭」の場合は、施術時間を5分くらい短縮できます。
「1回10円未満のコストで貴重な訪問時間を5分短縮できること」が有益と感じられる場合は、試してみる価値はあると思います。
もちろん、ヘルパーさんにお願いせずとも、自前でできる人には、より便利な「清拭グッズ」になっているかと思います。
何せ、重たいお湯を風呂場等に汲みに行かなくて良いので。
オーソドックスタイプの「使い捨て清拭グッズ」はこちら。