介護用のコールチャイムとしてボタンが大きく押しやすい「IVSO ワイヤレスドアチャイム」を購入

ワイヤレスドアチャイム受信機本体

先日、ワイヤレスドアチャイムを購入しました。

先日、家庭内ナースコール環境を作る方法を紹介しました。この方法は、安価かつ増設も簡単で、手っ取り早く「呼び出しチャイ...

これが、タッチセンサー式で思いのほか使いやすかったです。

なので他にも似たようなドアチャイムを2つ購入して試し、一番よかったものを採用することにしました

で、今回はCASE-DOORBELL-021A01のドアチャイムを購入してみました。

ワイヤレスドアチャイム:CASE-DOORBELL-021A01

今回は、写真右側の音符のついたワイヤレスドアチャイムについてレビューしたいと思います。

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実際に届いたもの

で、購入して届いた物が以下です。

CASE-DOORBELL-021A01の箱

Amazonで購入したときは、別のメーカーのものと思っていたのですが、作っているところは全く同じだったようです。何せ、箱が全部全く同じ。

X-Flashboxから購入したドアチャイムはすべて同じ箱

 

箱のことはさておき、今回購入したドアチャイムの箱の中身は全部でこれだけです。

ドアチャイムの内包物すべて

内訳はこんな感じです。

  • チャイム受信機(黒と白ツートーンの正方形型のもの)
  • チャイム送信機×2(黒いボタンがある長方形型のもの)
  • 送信機を貼り付ける両面テープ×2
  • 送信機固定用のネジなど×2
  • ワイヤレスドアチャイムの説明書(英語)

とりあえず、送信機の電池など、必要なものはあらかじめそろっているので、特にこれといって必要なものはありません。家庭用電源から電力を得るのにACアダプターも必要ありません。

それぞれのパーツの大きさはスマホと比較して以下のようになっています(iPhone 5Cと比較)。

受信機は、狭いところにあるコンセントプラグにも差し込めるようなコンパクトなつくりになっています。

送信機も、手のひらにすっぽりと収まるくらいの、ちょうど良い大きさです。

受信機本体

受信機本体はスクエア型のケースに音符マークがついています。

裏側は以下のようになっており、コンセントプラグ下にあるのがスピーカーです。

受信機本体の裏側

このスピーカーは、30~110dBの音まで4段階に調節して出すことができます。

Amazonの商品情報では、25~85dBとなっていましたが、説明書や箱には30~110dBの音量を調節して出せると書いてありました。実際に音量を最大にするとかなりうるさいので、おそらく最大音量は110dBが正しいのではないかと思います。

受信機の側面は以下のように2つのボタンがついています。

受信機本体の側面

それぞれ向かって左側が「音量調節ボタン」、向かって右側が「メロディー変更ボタン」です。

音量調節ボタンとメロディー変更ボタン

それぞれの機能は以下です。

  • 音量調節ボタン:音量の4段階調節(30~110dB:説明書より)
  • メロディー変更ボタン:52種類のチャイム・メロディの中から選択可能

個人的に、音量が4段階も調節できるのはありがたいですね。最大音量の110dBと言ったら、電車のガード下よりもうるさい音です(車の警笛くらいの音)。これらの音が、部屋の使用状況などによって変更できるのは助かります。

メロディーは、52種類もあります。個人的には、こんなに多い必要はなくて10種類ぐらいで良いのではと思います。というのも、全部の音を試し聞きするだけで結構大変だったので。けれど、呼び出し音にこだわりのある人は、多くの中から選べるということは良いことなのではないでしょうか。

送信機

チャイムを鳴らす送信機(ナースコールボタンとなるもの)は以下になります。

送信機の表面

ボタンは単なる押しボタン式の送信機です。

Amazonの商品タイトルや説明欄に「送信方法:センサータッチ式、表面にタッチすると送信」と書いてあったもので、タッチセンサーとばかり思って購入したのですが、押しボタン式ですのでご注意ください。

Amazonの商品説明にタッチセンサー式と書いてあった

ただ、先日購入したワイヤレスドアチャイムボタンも大きく、押す強さもやわらかめなので、障害などで握力がほとんどない人、もしくは指にあまり力が入らない人でも、ボタンを押しやすくはなっていると思います(タッチセンサー式ほどではないけど)。

このドアチャイムセットの電波到達は、280m~300mとかなり広いです。これなら、たいていの日本家屋なら十分すぎる到達距離だと思います。

裏面

送信機裏面は以下のようになっています。

送信機の裏面(防水)

両面テープで貼り付けても、適度に接着されるような土台になっています。

ちなみに、送信機からはみ出している丸い紙状のものは、電池が使用状態になるのを防ぐ絶縁テープみたいなものです。使用時には、これを引っ張って電池を有効化して使用します。

送信機の前面と裏面を見てみると、できる限り隙間がないようには作ってあるので、ある程度の防水にはなっていると思います。

送信機の前面・裏面

ただ、先日購入したタッチセンサー式ワイヤレスドアチャイムのようにIP33級の防水・防滴タイプとまではいかないかもしれません(ボタン部分に隙間ができるので)。

使用説明書

このワイヤレスドアチャイムの説明書は、英語で書かれています。

けれど、使ってるのは簡単な英語ですし、図などを眺めているだけでも、ある程度書いてあることは把握できるので、説明書のスキャナー画像も掲載しておきます(クリックで拡大)。

説明書1_thumb

説明書2_thumb

説明書はCASE-DOORBELL-003A01 BLACKに附属していたものと全く同じものでした。外国メーカーということで単なるミスなのか、同じような機能なので同じ説明書で済ませているのかは不明。

メロディー変更方法

ちなみに、以下の手順を行うことでメロディー変更を行うことができます。

  1. メロディー変更ボタンを押してメロディーを選択
  2. メロディが決まったら「メロディーボタン」と「音量ボタン」を同時に押す

電波の同期方法

同じX-FlashBox社製のドアチャイムなら、電波を同期して送信機と受信機を増設することもできます。

  1. 好みなメロディーを選択する
  2. 送信機のボタンを押しっ放しにする(LEDが点滅し続けるまで)
  3. 送信機のボタンを押したまま受信機の「音量ボタン」を5秒以上押す(「メロディーボタン」と「音量ボタン」の同時押しでも可)
  4. チャイム(メロディー)が鳴ってLEDが点滅したら設定完了
  5. その他にも送信機の電波を同期するには2~4の動作を繰り返す

僕は、いろいろ試行錯誤の上、上記の方法で設定できました。

購入した機種やバージョンによっては、上記方法でうまくいく保証はできないので、お手持ちの説明書を参照してください

このチャイムのおすすめなところ

特に、タッチセンサー・防水機能などにこだわりがない場合は、以下の観点から良いドアチャイム・介護用ナースコールになると思います。

  • ボタンが大きくて分かりやすい
  • ボタン自体が弱い力で押せるようになっている
  • 取り付けが配線不要で簡単
  • 何台でも増設可能
  • 家庭用電源から電気を取るのにACアダプターが不要
  • 値段が安価

このチャイムのおすすめでないところ

反面、このドアチャイムには以下のような難点があります。

  • マニュアルが英語で分かりづらい
  • 増設するのに1台1台設定を繰り返す必要がある
  • タッチセンサーと商品説明に書いてあるけどタッチセンサー式ではない

もし、増設する場合は、それぞれの機器で電波の同期設定を行わなければならないのが少し面倒です。

加えて、マニュアルがすべて英語なので設定に戸惑うかもしれません。設定方法については、「使用説明書」の項目にやり方を書いておいたので、参考になれば幸いです。

増設時に特に設定も必要なく、コンセントに刺していくだけで簡単に行えるものをお望みであれば、「リーベックス 呼び出しチャイムセット」が最も手軽かと思います。

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まとめ

今回、タッチセンサー式と思って購入したドアチャイムが、ボタン式であったのは少し残念でした。

けれど、ボタンは大きく、ボタンを軽く押せばチャイムを送信できるので、障害により指の力がない僕でも、拳で押し込めば使えました。

加えて、箱が全く同じであったX-Flashboxのドアチャイムは、電波の同期作業さえ行えば、すべての機器で連携して使うことができ、増設用として使えたので、無駄にはなりませんでした。

X-Flashboxから購入したドアチャイムはすべて同じ箱

X-Flashboxの機種同士のドアチャイムは、どんなタイプでも同期できるのではないかと思います(多分)。

というわけで、「ボタンの大きくて押しやすい介護用ナースコールが欲しい」とか「いろいろなタイプのドアチャイムを自由に増設したい」なんて人には、良いドアチャイムではないかと思います。

※「IVSO ワイヤレスドアチャイム」は、Amazonでの取り扱いを止めたようです。ですので、同メーカーの後継機種の「ELTD ワイヤレスドアチャイム」をおすすめします。

先日、家庭内ナースコール環境を作る方法を紹介しました。この方法は、安価かつ増設も簡単で、手っ取り早く「呼び出しチャイ...