近頃は気候が良いので、天気のいい日は庭に出たりしています。
冬の間は、寒すぎてゆっくりと外に出れる状況ではないので、呆けるために外に出るのは寒くなる前以来で久しぶりだったりします。
僕は現在、療養生活中みたいなもんなんで、生活の大半を自分の部屋で過ごしている身としては、この春の陽気が好きです。というのも、部屋では感じられないものが外にはあって圧倒されるからです。
先日も、しばらくボケーっと外に出ていたのですが、「部屋の中と外で何がこんなに違うんだろう?」と不思議に思ったので、ちょっと考えてみたところ、いろいろ思いついたので書いてみたいと思います。
目次
外のリズム風機能がハンパない
photo by followtheseinstructions
部屋の中って、全然風を感じないんですよね。
そりゃ、エアコンとか扇風機とかを動かせば、空気の流れはできますが、自然の風って感じじゃないんですよ。部屋の風は、いつも決まった方向から決まった強さで吹いてきて、いかにも人工の風です。一応扇風機とかには、「リズム風機能」なんてのもあるけど、やっぱり全然物足りない。それに比べて自然風のリズムっぷりはハンパないです。
右から強く吹いてきたかと思えば、急に止まったり、後ろからいきなり吹いてきたり。機械では出せない弱さで吹いてみたり。人工の風と自然風を比べたら、「雑に作った面白くない原作のアニメ」と「面白いオリジナルストーリーのアニメ」くらいワクワク感が違う感じです。
扇風機で、自然の風を出すという商品もあるけれど、2万~4万もするなんて高すぎます。でも、自然の風ってそれくらいの価値のあるものなのかもしれません。そのうちいつか高級扇風機を試してみたいです。
音が高音質すぎる、5.1chどころではない
photo by Christian Herzog
部屋の中って、音もないです。
そりゃ、テレビの音とか生活音とかあって全くないわけじゃないんだけど無いに等しいと言っていいと思います。
以前、ホリエモンが刑務所の中のことを書いた「刑務所わず。」という本の中に、病院に通院するため刑務所から外に出たときの感想として
表に出ると、多少は気分が違った。刑務所では刺激が少ない。
よく、外の景色が見られると感激したと聞くが、私にとって刺激的なのは視覚ではなく聴覚だった。刑務所の中では音が無いのである。聞こえる音全てが「外に行ったな-」という感覚をもたらしてくれる。
長く、自然の音を遮断した状態にいると、本当にこんな感じになります。
以前、部屋のサウンド環境を5.1chにしたことがあるんですけど、やっぱり外の無限サラウンドにはかないません。なんせ、自然界には音源が、ありとあらゆるところに溢れていて、5.1ch、7.1chどころの話じゃないです。
しかも、その一つ一つが音域制限がないので、ウーハーとかも必要ありません。全てがスピーカーでありウーハー。風で擦れる葉っぱも1枚1枚、鳥1匹1匹から独立して音がして、遠くの工場からは機械稼働の重低音、前から電車の音がしたかと思えば、今度は後から山で反響した音が返ってくるとか、自然の高音質環境ハンパないです。
音出力的には、これよりすごいことが起きている。
「スピーカーだらけのオーケストラ」
自然の景色が高解像度すぎる
photo by tsilb
いつも使っている1920×1200のモニターと比べちゃいけないんだろうけど、目に映る映像の、きめ細かさったらないです。
対象のものをどんなにアップして(近づいて)いっても、劣化することがありません。
最近は、8Kスーパーハイビジョンの開発がNHKとかでされているけど、どんなに良いディスプレイを使っても必ずインチとか枠ができるけど、360度どこを探しても映像の切れ目なんてないです。
景色の多重スクロールが滑らかすぎる
photo by Markus Stöber
あと、ちょっと移動しても、多重スクロールがシームレスで滑らかすぎます。
昔、イースⅢというゲームで遠距離、中距離、近距離の三重スクロールを初めて体験した時は、感動したもので、今のゲームに至っては、どのくらいの多重スクロールをしているのかすら分りません。
けれど、普段気づかないだけで、外に行けば処理落ちなしのシームレススクロールが普通に見れてるのだなと。
まとめ
毎日、起きている時間のほとんどをテレビを見るかPCモニターを見る生活なので、こんな感想になってしまいます。
それにしても、寒くて外に出れない冬が終わって、春に初めて庭に出ると本当に気持ち良いです。
毎日、外に出ている人には、当たり前のことなんですけど、たまの機会だから大したことないことでも、ちょっとした感動があるのかもしれません。
休日とかも、たまにあるからいいんですよね。毎日が日曜日だと、ゴールデンウィークのワクワク感が本当にないです。