ケンジントンのトラックボールを購入しました。
僕は、指が障害で動かないということもあり、拳など指以外でもボタンを押すことができるKensington ExpertMouseというトラックボールを、これまで愛用してきました。
こんなやつです。(写真はExpertMouse 5)
photo by トラックボール – Wikipedia
これが、シンプルで使いやすく、機能美を感じるほどの素晴らしいトラックボールでした。
ただこれ、もう発売されていないうえに、ドライバーが既に最新のWindowsでは対応していません。
これまでは、無理やり使用する方法で誤魔化しつつ使用してきたのですが、最近では、再起動すると認識しなかったりと不具合も増えてきました。
そこで、一念発起して、同型機のKensingtonの最新トラックボール「SlimBlade Trackball」を購入してみることにしました。
目次
届いたもの
それで、届いたものが以下のトラックボールです。
パッケージの裏には「5年保証」と書いてあります。
中に入っているものは、トラックボール本体と、コードのみです。ドライバーやソフトやCDなどは入っていませんでした。
斜めから見ると、以前のKensington ExpertMouseにも負けず劣らずの美しいフォルムとなっています。
真下から見ると、以前のものよりボールが飛び出して入っているのがわかります。
以前のものよりは、5mm~8mmほどは飛び出しているでしょうか。
同じようなアングルから見てみると、より分かりやすくなっています。
これにより、ボールをより手のひらでしっかりとホールドして、球を回すことができるようになっています。
一応、真横から見るとこんなにも、飛び出しています。
裏面はこのように穴が開いています。
裏面にこのように穴が開いていることにより、ゴミやホコリなどがたまっても、底から落ちていってくれます。以前のKensington ExpertMouseだと、ゴミがたまって、定期的に掃除しなければなりませんでしたが、これで多少は掃除の手間も省けそうです。
あと、ちょっと変わっているのがUSBコードです。
コードは以下のように、布素材のコード(コタツのコード)みたいになっています。そのおかげで、やわらかく、塩化ビニールのものより、配線の自由度が高いです。(強度は劣るかもしれないけど。)
玉などを外した状態は以下になります。
1つ1つのボタンが以前より大きくなっています。
これは、とりあえず何処かに当たればクリックされるので、拳や手のひらなどでクリックしたりする僕には嬉しい変更です。
SlimBlade Trackballを使う
SlimBlade Trackballの機能をあますことなく利用するには、ドライバーをダウンロードしてインストールする必要があります。(購入した箱には入っていません。)
ドライバーは、TrackballWorksから最新のものをダウンロードした方が良いかもしれません。WindowsとMacで利用できます。
インストール後、再起動すると、タスクトレイにSlimBlade Trackball用のソフトが表示されるので、そこから細かな設定を行うことができます。
各ボタンに、機能を割り当てたり、左右ボタン同時押しに機能を割り当てたりもできます。
ポインタの速度や、加速を設定して好みの状態に合わせることもできます。
ボールをグイッと捻じることによりスクロールをさせたりすることもできるようになります。
設定は、日本語で表示されますし、分かりやすいので、特に迷うこともないと思います。
使ってみた感想
SlimBlade Trackballは、「ExpertMouseの大きな玉でゴロンとマウスカーソルを操る気持ち良い感じ」という良い部分は残ったまま、よりバージョンアップしたといった感じです。
まだ新しいので埃の影響を受けていないだけかもしれませんが、球を手のひらで転がすと、転がした感覚そのままでスーーーーーーーッとカーソルが移動します。これが気持ち良いです。
また、現行モデルのExpertMouseマウスよりも、デザインが美しくなったのも、かなり嬉しいポイントです。
最も新しい型のExpertMouseと比較しても、見た目だけで、かなりクールになったと思います。
やはり、同じ機能なら当然格好いい方がいいです。加えて、格好いい方が機能的にも使いやすい、そして値段もさほど変わらないとあっては、どうしてもSlimBlade Trackball押しになってしまいます。(以前のExpertMouse5もかなり好きですが)
まとめ
こういったトラックボールを買うときはいつも、手になじまなかったら使わないで捨てるか、誰かにあげる覚悟でいつも購入するのですが、今回は買って正解でした。
やはり、最新のドライバを利用できるのは安心ですし、心配だった操作感なども、以前のExpertMouseに負けないくらいになっていると思います。(そうは言っても違う機種なので慣れるまでには少し時間がかかると思います。)
こんなだったら、Windows7でExpertMouseドライバーが利用できなくなったときに買いかえていれば良かったと思うくらい良い買い物だったと思います。
やっば、保証が5年というのは嬉しいです。
4年半使い倒したSlimBlade Trackball – Kensington。遂に不具合が出たが、まだ保証がきくということで新品が送られてきた。対応もすごく良かった。使用感良く疲れずで、今までのマウスでは一番じゃのぅ。 http://t.co/jtxwuYEJ6C
— mass (@monkeyturn) 2014, 10月 11
私は数多くのトラックボールを使ってきたトラックボール派です。Slimblade も発売された時点ですぐ購入しましたが、しばらく使って捨てました。私には合いませんね。問題はドラッグ操作。特に右クリックのドラッグは最悪だと思いました。
数多くのトラックボールを使ってきた結果、私的にはロジクールの親指タイプのトラックボールが最高だと思っています。人体のことが良く考慮されていると思います。
とにかくドラッグが自然に出来ますね。また腹の上、膝の上、布団の中等、まったく場所を選びません。これは親指タイプの一大特徴ですね。サンワとかマイクロソフトの親指タイプも使いましたが、全く駄目でした。