中学の運動会の組分けで黄色(玄武)とかになると、それこそ中二心をくすぐられないので、ちょっとやる気が落ちるよね

黄色

8月も中盤にさしかかり、立秋もすぎました。

お盆を過ぎて9月となれば、いわゆる秋となります。秋といえば運動会といったイメージがあります。

今は、春に運動会を開催する学校が増えてきたとはいえ、まだまだ秋に運動会をするところも結構あります。僕の住んでるところでは、運動会の組決めは、夏休み中の登校日に伝えられ、登校日にちょっと練習して9月の本番なんてパターン。

で昨日、人と話をしていて、「息子が学校の運動会で黄色組(玄武)になって、なんかやる気なくしてる」と言っていました。

僕はそれを聞いて「確かに黄色って運動会ではやる気のでない色ですよね。自分も中学のとき玄武になるとテンション下がったし。」などと話をしていました。

これは僕の住んでいる地方だけなのかもしれませんが、僕の行っていた学校ではこんな運動会の色&イメージキャラ分けがされていました。

  • 赤組(朱雀)
  • 青組(青龍)
  • 白組(白虎)
  • 黄組(玄武)

朱雀、青龍、白虎、玄武というのは、中国の神話の四神五獣)からきていると思われます。

それぞれは、ググるとこんなイメージ。僕の思い描いているイメージも大体同じです。

朱雀

朱雀 - Google 検索

朱雀は南方を守護する神獣とされる。翼を広げた鳳凰状の鳥形で表される。朱は赤であり、五行説では南方の色とされる。鳳凰、不死鳥、フェニックス、インド神話に登場するガルーダ等と同一起源とする説もある。

朱雀 – Wikipedia

力強い赤。強そうでかっこいいですね。

青龍

青龍 - Google 検索

中国の伝説上の神獣、四神(四象)の1つ。東方青竜。蒼竜ともいう。 東方を守護する。長い舌を出した竜の形とされる。青は五行説では東方の色とされる。また、青竜の季節は春とされている。

青竜 – Wikipedia

クールなイメージ。

白虎

白虎 - Google 検索

中国の伝説上の神獣である四神の1つで、西方を守護する。西方白虎。 細長い体をした白い虎の形をしている。また、四神の中では最も高齢の存在であるとも言われている。(逆に、最も若いという説もある)

白虎 – Wikipedia

これもかっこいい。この「四神の中では最も高齢の存在であるとも言われている。(逆に、最も若いという説もある)」というところもミステリアス。

で、玄武

玄武 - Google 検索

中国の神。北方を守護する。脚の長い亀に蛇が巻き付いた形で描かれることが多い(尾が蛇となっている場合もある)。 玄とは黒を意味し、五行説では北方の色とされる。

玄武 – Wikipedia

うーん、先の3つに比べると、ひねた中学生以外には、そそられない風貌をしています。運動会という場で、黄色という色からしてイマイチなのに、足の速さなどが競われる会場で、イメージキャラクターが亀というのは致命的です。

それに、玄武のカラーは本来黒です。おそらく、昔どこかの街の教育委員会か何かが、運動会をする時に、4つの色(赤、青、白、黄色)に分けて、組にキャラをつけるようなことを最初に思いついたのでしょう。そのとき、中国の五行思想の五獣「青竜 – 朱雀 – 黄竜 – 白虎 – 玄武」から、そのまま色に割り当てると、「青龍」と「黄龍」が龍でかぶるので、黄色に玄武を割り当てたのではないでしょうか。(黒組が玄武の学校もある)

青は、そのまま青龍となり、黄色には、本来のイメージカラーでない玄武があてがわれたと予想されるところからも、黄色のやっつけ感というか、不遇っぷりがうかがえます。玄武と言えば、北方(黒)を守護する守護獣とのことなのに、本当にそうなら玄武にも失礼だなぁと。

もちろん、実際の運動会の場になったら、その時は本気で走りました。けれど、「中学男子は、黄組(玄武)になった時点で、やる気の3%ぐらいは削がれると思うので、黄組ってちょっと不利なのでは?」と思った話でした。

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