脳波で動くパワードスーツをつけた若者がW杯のキックオフを務めるらしい

WalkAgainProject

まもなくブラジルワールドカップが始まりますね。

日本でもワールドカップに向けての報道が増えてきて徐々に盛り上がりつつあります。

そんなワールドカップ初戦で、脳波で動くパワードスーツをつけた若者がキックオフを行う予定なのだそうです。

これは、「Walk Again Project(ウォーク・アゲイン・プロジェクト)」と呼ばれるプロジェクトの一環だそうです。ブラジルの2014ワールドカップポータルサイトでも紹介されています。

photo by Wheels On Wings

Walking again at the World Cup with help from Colorado State University

開幕試合では、次のようなセレモニーが予定されているそうです。

車椅子の若者が、

車椅子の若者

パワードスーツの力を借りて立ち上がり、

パワードスーツの力を借りて立ち上がる

ボールのところまで歩いて行き、

パワードスーツでボールに近づく

ボールをキック

ボールをキック

代表選手がボールを受けて試合が始まるというもの。

代表選手がボールを受ける

どのような原理でパワードスーツが動くかというと、まず3Dプリンターで作成された脳波検知専用のヘルメットを使用するそうです。

3Dプリンターで作成

3Dプリンターで作成された脳波検知用ヘルメット

このヘルメットの装着者が、脳から発せられる微弱な脳波(EEG)を検出。

ヘルメットが脳波を検知

その信号が、パワードスーツに送られることによって、歩いたり、ボールを蹴ったりできるような仕組みになっています。

脳波がパワードスーツに送られる

こんな感じで、当然ながら一人一人の頭の形に合わせた脳波検知装置をかぶり

脳波検知装置

カバーというか、ヘルメットを着用します。

ヘルメットを着用

それでこんな感じでキックオフとなるようです。

WalkAgainProject

ちなみにキックオフをする候補者、ワールドカップ本番までバーチャル環境で練習中なのだそうです。

脳波測定器をつけて練習
(イメージ)

正直、「いつの間に技術はそんなに進んでいたの?」といった感じです。けれど、2016年にはスイスで義体オリンピックも開かれるようですし、機械の力を借りて歩けない人が歩くようになるというのは、そう遠い未来ではないのかもしれません。

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