2016年にスイスで開かれる、義体オリンピックの競技がやったら面白そうだったので、以前記事に書きました。
photo by Raúl Martín Casuso
これが昨日、元陸上400mハードル選手の為末大さんに紹介していただいたことにより思わぬ反響がありました。
くるよねこれ 2016年スイスで開催されるサイバー義体オリンピック「サイバスロン」の競技がヤバイ http://t.co/1hOFW2M0MP
— 為末 大 (@daijapan) May 28, 2014
こういった、障害に関する先進的なものは賛否両論あるかと思っていたのですが、Twitterでの意見は思っていた以上に賛の方が多くて意外でした。
これがきっかけで、久しぶりに大会のウェブサイト「Cybathlon」も訪れてみたのですが、なんと以前はなかったプロモーションビデオができているじゃないですか!
正直PVを見る以前は、「本当にやるのか?」とか「イラストは派手だけど実際はかなりスケールダウンするんじゃないん?」なんて思ってました。けれどPVを見てみたら、思いのほかやることが本格的、かつかっこよかったので、僕のいい加減な意訳込みでご紹介です。
PVの冒頭地球が現れ
どんどんズームアップ
スイスにどんどんズームアップ
サイバスロンが行われるのはどうやらこのスタジアムのようです。
その場所とは、スイスのチューリヒ。開催日は2016年の10月。
こんな会場です。結構本格的な会場。
サイバスロンとは、
義体技術を用い
障害を持つパイロットたちが
競い合う大会。
サイバスロンには6つの競技があります。
まずは、強化義足レース。
ロボット技術で強化した義足を用いてスピードを競う障害物レース。
もう既にこんなコンピューター制御の義足があるようです。
かなりスタイリッシュなものも。
パワードスーツレース
パワードスーツを着て行う障害物レース。
こんなのや
こんなのや
こんなのが、現在着々と準備中の模様。
パワードアーム競技
義手を身につけて、リングを手に持ち、できるだけ速く正確に、ワイヤーに触れることなくコースを通り抜ける。電流イライラ棒みたいな感じの競技。
「なんだ電流イライラ棒」かと舐めてはいけません。こんな感じのサイボーグチックなカッコイイ義手を
コンピューターで制御して行う競技の模様。
日々テストが繰り返されている様子。
次は、強化車椅子レース
さまざまな障害レベルのパイロットが参加できる電動車椅子レース。
こんな感じのセグウェイにも似た車椅子がもう試験中のようです。
段差や傾き、ガタガタ道などにも柔軟に対応しそうな車椅子。
スロープの途中でターンも可能。
そして、電気刺激バイクレース
完全脊髄損傷者が、電気刺激により筋肉を無理やり動かすことでペダルをこぐ自転車レース。
既に太ももに電極を仕込んで、トレーニングしている人もいます。どうやらこの方は補装具からみて頚髄損傷のように見受けられます。
電気刺激バイクレースのイメージ。
そして最後は、脳波コントロールレース
パイロットは、体を使うことなく、頭の中だけでレース用アバターを操作して速さを競います。
脳波測定用のこんな帽子を被って
車のレースと馬のレースの2種類を行います。
特殊な視覚効果と音響効果により競技を盛り上げます。
サイバスロンが行われる場所はスイスのチューリヒ。
プレゼンテッドバイ NCCR Robotics(スイス国立コンピテンスセンター・ロボティクス研究所)
「サイバスロン、ご期待ください」って感じのロゴマークドーン。
てな感じのプロモーションビデオです。
で、実際のプロモーションビデオがこちら。
正直このPVを見るまで僕は、「実際のものは、そんな大したものではないのかも」と思っていました。
けれど、現在の義体技術が織り交ぜられたこのPVを見て改めて「思っていたより環境は整ってるんじゃないか!?これは面白そう!」と思ってしまいました。
これは是非、CSでも良いのでテレビ放映して欲しいところです。