3年前、シン・レンタルサーバーと言うコスパの良いレンタルサーバーが登場しました。業界No.1クラスです。
ただコスパでいえば、ConoHa WINGも業界トップクラスにあります。
ぶっちゃけてしまうと、個人でWordPressサイトを運営するのであれば、どちらを選択しても問題なく運営できます。
「どちらも非常に優秀なサーバー」であることに間違いはありません。
ですので、これからサイトを始めようと思っている人は、ネットで評判などを調べると、これらサーバーに行き当たる場合もあるかもしれません。
そして
どっちが良いだろう??
と大いに迷う可能性が高いと推測されます。
そういった場合は、それぞれのサーバーのスペック表を見て「自分の利用目的にあったサーバー」を選べば良いと思います。
ただしサーバーを比較するにしても「それぞれのサイトを往復しながらの比較」となるので結構面倒くさい作業になります。
そんな手間を省くためにも、「手軽に両サーバーを比較できるような一覧表」を作成してみました。
双方のサーバーの、「何が、どう優れているのか?」が分かりやすくなっているかと思います。
目次
サーバースペック比較表
それぞれサーバーの最安の同価格帯プランで比較します。
シン・レンタルサーバーは「ベーシックプラン」。ConoHa WINGは「WINGパック ベーシックプラン」での比較になります。価格はすべて税込料金として表示しています。
色別評価の違いは以下のようになっています。
- 緑色:勝(まさ)っている
- 黒色:変わらない
- 赤色:明らかに劣っている
シン・レンタルサーバー ベーシック | ConoHa WING WINGパック ベーシック | |
---|---|---|
運営歴 | 3年 | 6年 |
初期費用 | 0円 | 0円 |
月額料金(1年契約) | 880円 | 941円 |
月額料金(3年契約) | 770円 | 687円 |
無料お試し期間 | 10日間 | なし |
商用利用 | ○ | ○ |
再販 | △(一定条件を満たせば) | ○ |
アダルトサイト | × | × |
出会い系サイト | × | × |
プラン アップグレード | 月単位 | 即時 |
プラン ダウングレード | 利用期限単位 | 即時 ※差額返金なし |
最上位プラン能力 | スペックアップ可能。 大規模サイトでも運用可能。 | スペックアップ可能。 大規模サイトでも運用可能。 |
サーバー引っ越し オプション (SSLサイト移転) | 移行ツール有(無料) 移転代行:33,000円 | 移行ツール有(無料) 移転代行:10,978円 |
支払方法 | クレジットカード 銀行振込 コンビニ決済 Pay-easy | クレジットカード ConoHaチャージ ConoHaカード |
サーバーソフト | nginx | nginx |
HTTP/2 | ○ | ○ |
HTTP/3 | × | × |
QUIC (新高速化技術) | × | × |
KUSANAGI (WP高速化) | ○ | × |
使用ディスク | NVMe SSD | SATA SSD |
ディスク容量 | 300GB | 300GB |
CPU | 6コア | 6コア |
メモリー | 8GB | 8GB |
転送量目安 | 無制限 | 無制限 |
RAID構成 | RAID 10 | RAID 10 |
自動DBバックアップ | 14日分 ※自動復元機能あり | 14日分 ※自動復元機能あり |
自動ファイルバックアップ | 14日分 ※自動復元機能あり | 14日分 ※自動復元機能あり |
遠隔バックアップ | ?サイトに記述なし | ?サイトに記述なし |
バックアップ 復元コスト | 無料 ※自動復元機能あり | 無料 ※自動復元機能あり |
ドメイン取得 | 同一サービスで可能 | 同一サービスで可能 |
ドメイン料金 | 1つ無料 | 2つ無料 |
マルチドメイン | 無制限 | 無制限 |
サブドメイン | 無制限 | 無制限 |
MySQL(DB作成) | 無制限(MariaDB) | 無制限(MariaDB) |
MySQL 管理ツール | phpMyAdmin | phpMyAdmin |
SQLite | ○ | ○ |
PostgreSQL | × | × |
独自SSL | ○ | ○ |
無料SSL | ○ | ○ |
管理パネル | 独自パネル | 独自パネル |
CPU使用率表示 | ○ | ○ |
メモリー使用率表示 | ○ | ○ |
ディスク使用量表示 | ○ | ○ |
転送量表示 | ○ | ○ |
オリジナルCGI利用 | ○ | ○ |
SSI利用 | ○ | ○ |
PHP | 8.0、7.4 | 8.0、7.4、5.6 |
Ruby | 2.0 | 2.5、1.9 |
Python | 3.6、2.7 | 3.6、2.7 |
Perl | 5.16 | 5.16 |
Cron | ○ | ○ |
SSH利用 | ○ | ○ |
FTP利用 | ○ | ○ |
FTP追加アカウント | 無制限 | 無制限 |
ファイルマネージャー | ○ | ○ |
.htaccess編集 | ○ | ○ |
WEBフォント利用機能 | モリサワ 75,000PVまで無料 | モリサワ 75,000PVまで無料 |
メールアカウント | 無制限 | 無制限 |
メーリングリスト | ○ | ○ |
メールマガジン | ○ | × |
メール転送 | ○ | ○ |
メール自動返信 | ○ | ○ |
WEBメール | ○ | ○ |
メールボックス容量設定 | ○ | ○ |
アンチウィルス | ○ | ○ |
スパムフィルター | ○ | ○ |
メール暗号化 | ○ | ○ |
簡単インストール | ○ | ○ |
サポート | 電話、メール | 電話、チャット、メール |
サポート対応 | 良い | 良い |
カタログスペック的な違いはさほどないですね。他社サーバーながら両者は機能的にかなり似ているサーバーです。
シン・レンタルサーバーの強み
比較してみた結果、シン・レンタルサーバーの強みはこちら。
- 無料お試し期間がある
- KUSANAGI・NVMe SSDを利用した高速化
無料お試し期間がある
ConoHa WINGにはお試し期間はありませんが、シン・レンタルサーバーには10日間の無料お試し期間があります。
この10日間は自由にサーバーの全機能を存分に試すことができます。合わなかった場合でも10日間以内で解除すれば費用は一切掛かりません。
KUSANAGI・NVMe SSD搭載で高速化
シン・レンタルサーバーもConoHa WINGもどちらも速いサーバーとして有名です。
ただ、どちらか選ぶとすると、僕ならば超高速WordPress実行環境であるKUSANAGI & ストレージ通信高速化のNVMe SSDが搭載されているシン・レンタルサーバーを選ぶかなと。
KUSANAGIは、WordPressに特化した高速化技術でもあるので、WordPressサイトを運営するのであれば僕だったらとりあえずこちらを選択します。
参考 KUSANAGI
サイト シン・レンタルサーバー
シン・レンタルサーバーでサイト運営を開始する方法はこちら。
ConoHa WINGの強み
シン・レンタルサーバーと比較して、ConoHa WINGの方が優れていると思う点はこちら。
- WordPressの引っ越しが安い
- プランの変更がフレキシブルに可能(即時対応可)
- 独自ドメインが2つまで無料
WordPressの引っ越しが安い
ConoHa WINGは、WordPressの引っ越し代行オプションが安いです。
現在他サーバーを使用していて引っ越してきたい場合、ConoHa WINGの場合は、格安でプロに引っ越しを依頼できます。
「WordPressの引っ越しを有料で丸投げできるオプション」としては、業界トップクラスの安さです。
サイトの引っ越しは非常に手間です。
たったこれだけの値段でプロに丸投げできるのであれば、僕は間違いなく、この引っ越しオプションに依頼します。
プラン変更がフレキシブル
ConoHa WINGは、クリック操作で手軽にサーバー性能(CPU・メモリ)を上げることができます。
つまり、大量アクセスがある場合は、プランをアップグレードして対応することができます。
この機能は、コントロールパネルのオン/オフで手軽に設定が可能です。
人気ブログや、トレンドサイトを運営する場合は、急激なアクセス増によるトラフィック上昇が起こる可能性は高いです。
そういった場合に、対応できるサーバーとなれば、ConoHa WINGになると思います。
独自ドメインが2つまで無料
サイト運営者あるあるで、ひとつサイトを作ったらもう一つ作ってみたくなるもの。
もう一個、別のサイトのドメインも無料になるというのは結構ありがたいものです。
サイト ConoHa WING
ConoHa WINGでサイト運営を開始する方法はこちら。
まとめ
「で、どちらのサーバーが良いの?」ということに一言で答えるならば、以下のようなことが言えるかと思います。
- コスパの良い速いサーバーを求めるなら→シン・レンタルサーバー
- アクセスの増減に即座に対応したいなら→ConoHa WING
個人的には、トータルバランス的なことを考えると、シン・レンタルサーバーがおすすめ。
とはいえ両サーバーは、性能や機能面において極端な差があるわけではありません。
ぶっちゃけどちらを選んでも月あたり100万PV程度のサイトであれば問題なく運営できるでしょう。
正直どちらを選んでも正解と言っていいでしょう。
シン・レンタルサーバーでは、キャンペーン期間中はさらに料金が安くなります。ご確認はこちら。↓