エックスサーバー vs ロリポップ徹底比較表。どちらを選ぶべきか?

一昔前、個人向けの高性能レンタルサーバーといえばエックスサーバーという時代がありました。

一方、低価格レンタルサーバーといえばロリポップという時代もありました。

今でもエックスサーバーは、個人向け高性能サーバーの道を突き進んでいます。

しかし最近では、ロリポップもハイスピードプランという高性能プランを出してきています。

どちらも個人サイトを運営するのに十分な能力のあるサーバーではあります。

ですので、これからサイトを始めようと思っている人は、ネットで評判などを調べると、これらサーバーに行き当たる方も多いかと思います。

そして

どっちが良いだろう??

と大いに迷う可能性が高いと推測されます。

そういった場合は、それぞれのサーバーのスペック表を見て「自分の使用目的にあったサーバー」を選べば良いと思います。

ただしその場合、「それぞれのサイトを往復しながらの比較」となるので結構面倒くさい作業になります。

そんな手間を省くためにも、「手軽に両サーバーを比較できるような一覧表」を作成してみました。

双方のサーバーの、「何が、どう優れているのか?」が分かりやすくなっているかと思います。

サーバースペック比較表

それぞれサーバーの最安の同価格帯プランで比較します。

エックスサーバーは「スタンダードプラン」。ロリポップは「ハイスピードプラン」での比較になります。価格はすべて税込料金として表示しています。

色別評価の違いは以下のようになっています。

  • 緑色:勝(まさ)っている
  • 黒色:変わらない
  • 赤色:明らかに劣っている
エックスサーバー
スタンダード
ロリポップ
ハイスピード
運営歴21年22年
初期費用0円0円
月額料金(1年契約)1,100円990円
月額料金(3年契約)990円550円
無料お試し期間10日間10日間
商用利用
再販△(一定条件を満たせば)
アダルトサイト××
出会い系サイト××
プラン
アップグレード
月単位即時(基本数分~1日)
プラン
ダウングレード
利用期限単位不可
最上位プラン能力スペックアップ可能。
大規模サイトでも運用可能。
スペックアップ可能。
大規模サイトでも運用可能。
サーバー引っ越し
オプション
(SSLサイト移転)
移行ツール有(無料)
移転代行:33,000円
移行ツール有(無料)
移転代行:なし
支払方法クレジットカード
銀行振込
コンビニ決済
Pay-easy
クレジットカード
コンビニ決済
おさいぽ!決済
銀行振込
ゆうちょ振込
サーバーソフトnginxLiteSpeed
HTTP/2
HTTP/3××
QUIC
(新高速化技術)
××
KUSANAGI
(WP高速化)
×
使用ディスクNVMe SSDSATA SSD
ディスク容量300GB400GB
CPU6コア非公開
メモリー8GB非公開
転送量目安無制限無制限
SSD RAID10構成
自動DBバックアップ14日分
※自動復元機能あり
あり(日数は非公開)
※要手動復元
自動ファイルバックアップ14日分
※自動復元機能あり
あり(日数は非公開)
※要手動復元
遠隔バックアップ?サイトに記述なし?サイトに記述なし
バックアップ
復元コスト
無料
※自動復元機能あり
11,000円
※要手動復元
ドメイン取得可能不可
同社運営サービスから取得可
ドメイン料金2つ無料1つ無料
マルチドメイン無制限無制限
サブドメイン無制限無制限
MySQL(DB作成)無制限(MariaDB)無制限
MySQL
管理ツール
phpMyAdminphpMyAdmin
SQLite
PostgreSQL××
独自SSL
無料SSL
管理パネル独自パネル独自パネル
CPU使用率表示×
メモリー使用率表示×
ディスク使用量表示
転送量表示×
オリジナルCGI利用
SSI利用
PHP8.1、7.48.1、7.4
Ruby2.02.6
Python3.6、2.73.7
Perl5.165.30
Cron
SSH利用
FTP利用
FTP追加アカウント無制限無制限
ファイルマネージャー
.htaccess編集
WEBフォント利用機能モリサワ
75,000PVまで無料
Googleフォントなど
※要有料サービス加入
メールアカウント無制限無制限
メーリングリスト
メールマガジン
メール転送
メール自動返信
WEBメール
メールボックス容量設定×
アンチウィルス
スパムフィルター
メール暗号化
簡単インストール
サポート電話、メール電話、チャット、メール
サポート対応良い良い

ロリポップは安価ですけど、バックアップ・復元機能が弱い。

エックスサーバーの強み

比較してみた結果、エックスサーバーの強みはこちら。

  • 日本のレンタルサーバーシェアNo.1
  • 抜群の安定感
  • バックアップ・リストア(復元)のしやすさ
  • サーバが高速
  • ドメインが2つまで永久無料

日本のレンタルサーバーシェアNo.1

エックスサーバーは日本で一番使用されているレンタルサーバーです(hostadvice.com 調べ)。

シェアがナンバーワンということは、それだけ利用者も多く、情報も多くWEB上に公開されているため、何かトラブルがあった場合は検索から調べて解決できる確率が高いと言えます。

これはかなり大きなアドバンテージです。

安定感は抜群

エックスサーバーといえば、「安定したサーバーの代名詞」みたいなイメージです。

サーバーが不安定で、頻繁に落ちているようだと、その間当然収益が入らないので、安定性は重要です。

この抜群の安定性からアフィリエイターに人気のサーバーになっています。

サーバーを安定運営するのはサーバー業者としては、当然のことかもしれません。けれどこれができないサーバー業者も結構あったりします。

リストア(復元)が簡単

エックスサーバーはバックアップも復元もすべて無料です。

ロリポップのハイスピードプランはバックアップデータから復元しようとすると11,000円かかります。

加えて、エックスサーバーの場合はサーバの管理画面からクリック操作のみで手軽に復元できます。これが本当に初心者にとってはありがたい機能。

反面、ロリポップの場合はデータをダウンロードしてFTPやデータベースを駆使して運営する必要があります。初心者に「FTPを使って復旧して」となっても「???」となり、まずは調べるところから始めなくてはいけません。

復元の手軽さで言えば、圧倒的にエックスサーバーの方が初心者にも扱いやすいといえるでしょう。

サイトを運営していると、ちょこちょこトラブルが起きて「サイト以前の状態に戻したいな…」みたいなことも結構あるので、手軽にできる復元機能はサイト運営者にとって重要です。

サーバーが高速

エックスサーバーは、超高速WordPress環境のKUSANAGIを搭載しています。

加えてストレージには高速化技術のNVMe SSDを採用してより高速化しています。

この環境かなり魅力的です。

ドメインが2つも無料

エックスサーバーの方は、ドメインが2つ永久無料となっています。

1つ無料だとしても、年間1650円ぐらいはかかるので、2つだと3300円もお得ですね(一般的な.comドメインの値段。高いところはもっと高い)。

ドメイン料金って、とりわけ値段が高いわけではないんです。けれど、サイトを続けていく限り毎年確実に支払いが必要になるので、地味にコストがかかるんですよね。それが2つまで永久無料なんて、これはマジでありがたすぎます。

すでにサイトを運営している方であれば、このありがたさがわかる人も多いはず。

サイト エックスサーバー

エックスサーバーでサイト運営を開始する方法はこちら。

レンタルサーバーを借りてサイトを作成したい! なんて場合は、は最良の選択肢だと思います。というのもエックスサーバーは、...

ロリポップの強み

エックスサーバーと比較して、ロリポップの方が優れていると思う点はこちら。

  • 運営コストが安い

ロリポップ(ハイスピードプラン)の月額料金はエックスサーバーの約半値と格安です。

運用コスト”だけ”を考えたらロリポップの方が有利です。

ロリポップといえば昔から手頃なサーバーとして有名でした。加えて、サービス運営歴は22年とエックスサーバーよりも遙かに長く、これだけ格安なサーバーを安定して運営している実績もあります。

サイト ロリポップ

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WordPressで低コストで収益化サイトを始めたいとき、は低コストサーバーの代表格と言ってよいでしょう。加えて、低価格なが...

まとめ

「で、どちらのサーバーが良いの?」ということに一言で答えるならば、以下のようなことが言えるかと思います。

個人的には、サイトの自動復旧機能は必須だと思います。なので、サイトを本気で運営したいならエックスサーバーがおすすめ。

自動復旧機能があった方が、サイトに何かあった時にリカバリーのしやすさが全然違うので。多少コストがかかったとしてもこの機能は押さえておきたいです。

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