シン・レンタルサーバー vs カラフルボックス徹底比較表。どちらを選ぶべきか?

僕は複数サイトを運営しており、シン・レンタルサーバーと、カラフルボックスサーバー双方とも利用しています。

どちらも優秀なレンタルサーバーだと思います。

ただ、それぞれの印象を簡単な言葉で表すならば、シン・レンタルサーバーは「コスパNo.1サーバー」、カラフルボックスは「柔軟な設定が行えるサーバー」といった感じです。

WordPressで個人サイトを運営するのであれば、どちらを選択しても、まず間違いないでしょう。

とはいえ、ある程度違いが見えないとサーバー選択の方向性も見えないのも事実。

そういった場合はスペック表を見て、自分の使用目的に合ったサーバーを判断する必要があります。

けれど、

サーバー間のスペックを見比べるのがめんどくさい…

ということはあると思います。実際、僕も面倒くさいと思っていたので。

そんな面倒くささを解消するために、手軽に両サーバーを比較できるように一覧表を作成してみました。

双方、「何が、どう優れているのか?」が分かりやすくなっているかと思います。

サーバースペック比較表

それぞれサーバーの同価格帯プランで比較します。

シン・レンタルサーバーは「ベーシックプラン」。カラフルボックスの「BOX2」での比較になります。

価格はすべて税込料金として表示しています。

色別評価の違いは以下のようになっています。

  • 緑色:勝(まさ)っている
  • 黒色:変わらない
  • 赤色:明らかに劣っている
シン・レンタルサーバー
ベーシック
カラフルボックス
BOX2
運営歴 2年10ヶ月 5年
初期費用 0円 0円(3ヶ月契約以上
月額料金(1年契約) 880円 1,166円
月額料金(3年契約) 770円 968円
無料お試し期間 10日間 30日間
商用利用
再販 △(一定条件を満たせば)
リージョン選択 × ○(東京・大阪)
アダルトサイト
出会い系サイト
プラン
アップグレード
月単位 即時
プラン
ダウングレード
利用期限単位 即時(差額は返金)
最上位プラン能力 スペックアップ可能。
大規模サイトでも運用可能。
スペックアップ可能。
大規模サイトでも運用可能。
サーバー引っ越し
オプション
(SSLサイト移転)
移行ツール有(無料)
移転代行:33,000円
移行ツール有(無料)
移転代行:14,080円
支払方法 クレジットカード
銀行振込
コンビニ決済
Pay-easy
クレジットカード
銀行振込
チャージ払い
サーバーソフト nginx LiteSpeed
HTTP/2
QUIC
(新高速化技術)
×
HTTP/3 ×
KUSANAGI
(WP高速化)
×
使用ディスク NVMe SSD SATA SSD
ディスク容量 300GB 300GB
CPU 6コア
6コア
メモリー 8GB 8GB
転送量目安 無制限 無制限
RAID構成 RAID 10 RAID 10
自動DBバックアップ 14日分
※自動復元機能あり
14日分
※自動復元機能あり
自動ファイルバックアップ 14日分
※自動復元機能あり
14日分
※自動復元機能あり
遠隔バックアップ ?サイトに記述なし ○(東京 or 大阪)
バックアップ
復元コスト
無料
※自動復元機能あり
無料
※自動復元機能あり
ドメイン取得 可能 可能
ドメイン料金 1つ無料 1つ無料
マルチドメイン 無制限 無制限
サブドメイン 無制限 無制限
MySQL 無制限(MariaDB) 無制限(MariaDB)
MySQL
管理ツール
phpMyAdmin phpMyAdmin
SQLite
PostgreSQL × ×
独自SSL
無料SSL
管理パネル 独自パネル cPanel
CPU使用率表示
メモリー使用率表示
ディスク使用量表示
転送量表示
オリジナルCGI利用
SSI利用
PHP 8.1、7.4、5.6 8.0、7.4、5.6
Ruby 2.0 2.5、1.9
Python 3.6、2.7 3.6、2.7
Perl 5.16 5.16
Cron
SSH利用
FTP利用
FTP追加アカウント 無制限 無制限
ファイルマネージャー
.htaccess編集
WEBフォント利用機能 モリサワ
75,000PVまで無料
×
メールアカウント 無制限 無制限
メーリングリスト
メールマガジン ×
メール転送
メール自動返信
WEBメール
メールボックス容量設定
アンチウィルス
スパムフィルター
メール暗号化
簡単インストール
サポート メール、電話 メール、フォーラム形式、電話(上位プラン)、ライブチャット
サポート対応 良い 良い
今回は、同スペック帯で比較しましたが、カラフルボックスには、さらに値段が安いBOX1プランがあります。BOX1プランは最安528円(月額:税込)でサイト運営を開始できる格安プランとなっています。ただしこちらのスペックはかなり低くなります。とはいえプランは後から増強することも可能です。

シン・レンタルサーバーの強み

比較してみた結果、シン・レンタルサーバーの強みはこちら。

  • コスパが良い
  • 速度も速い

コスパが良い

シン・レンタルサーバーは日本のレンタルサーバー界でNo.1といってもいいほどのコスパの良さが特徴です。

値段の安いのはさることながら、サーバー性能の方もシン・レンタルサーバーに分があるかと個人的には思っています(理由は後述)。

シン・レンタルサーバーの運営元はエックスサーバー社です。しかもエックスサーバーのシステムをベースとして構成されているので、安定性もある程度担保されています。

速度も速い

シン・レンタルサーバーは、WordPress超高速実行環境のKUSANAGIを搭載しています。

加えて、シン・レンタルサーバーの方は使用ディスクに通常のSSDではなく、ディスク高速化のNVMe SSDが採用され、さらなる高速化が図られています。

加えてシン・レンタルサーバーには、設定による更なる高速化機能も付いています。

もちろん、カラフルボックスにも高速化施策は行われているのですが、トータル的にシン・レンタルサーバーの方が魅力的に感じました。

サイト シン・レンタルサーバー

シン・レンタルサーバーでサイト運営を開始する方法はこちら。

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カラフルボックスの強み

シン・レンタルサーバーと比較して、カラフルボックスの方が優れていると思う点はこちら。

  • 割安プランがある
  • リージョン(データの場所)を選択可能
  • プランの変更がフレキシブルに可能(急なトラフィックの増減にも対応できる)
  • チャージ払いが可能(ドメイン・サーバー失効しにくい仕様)
  • 東京と大阪にデータをバックアップ(災害によるデータロスもしにくい)

割安プランがある

カラフルボックスには、シン・レンタルサーバーの最安プランより安い料金でサイト運用開始できるプランがあります(BOX1プラン)。

少しでも初期コストを抑えたい場合は、カラフルボックスが選択肢になるでしょう。

ただ、BOX1プランでサイトを始める場合は、独自ドメインは無料にならないので、ドメインコストも考えるとシン・レンタルサーバーのベーシックプランとそう変わらないような気がします。※BOX2プラン以降では独自ドメインがひとつ無料になります。

カラフルボックスの最安プランで始めたとしても、後からプラン変更も手軽に行えます。

柔軟な設定変更が可能

シン・レンタルサーバーになくてカラフルボックスにある機能といえば、プランのアップグレード・ダウングレードが即座に反映される機能でしょう。

これがあると、サイトの記事がバズってアクセスが増えた時も即座に対応できます。そしてアクセス去った後でも即座にダウングレードできます(しかも返金対応)。

加えてカラフルボックスの場合は、リージョン(サーバーデータの保存場所)を東京と大阪から選択可能です。一般的にサイトのメインターゲットからリージョンが近い方がサイト速度は向上します。

とはいえ東京と大阪を選択できたからといって距離は近いので差は微々たるものです。とはいえ僕が知る限りこの「リージョン選択」ができるのはカラフルボックスしかないです。

サイト カラフルボックス

カラフルボックスでサイト運営を開始する方法はこちら。

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まとめ

「で、どちらのサーバーが良いの?」ということに一言で答えるならば、以下のようなことが言えるかと思います。

個人的に特に理由がないのであればシン・レンタルサーバーを選んでおけば間違いないかと思います。

シン・レンタルサーバーのトータルバランスがちょっと良すぎます。

とはいえ、いずれにせよ双方とも良いサーバーではあるのは間違いないので、個人サイトであれば、どちらを選んでも問題なく運営できると思います。

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