郵便書類の個人情報を塗って糊で貼り付けて破棄する「シヤチハタ ケスペタ」を使ってみた

ケスペタの黒色糊が出る部分

ダイレクトメール等に個人情報が書かれているとき、これまでは細かく破って捨てていました。

ただ、「文字が読めないくらいに細かく破る」には、かなり念入りにする必要があります。なので、破るのも面倒になってきて「もっと楽に個人情報を読み取り不可能にできるようなアイテムはないか?」とネットを探してみました。

すると、個人情報部分を黒塗りして、しかも糊付けすることで、文字を読めなくする「シヤチハタ ケスペタ」というの見つけたので早速購入して試してみました。

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シヤチハタ ケスペタとは

ケスペタは、以下のような形状の個人情報保護アイテムです。

シヤチハタ ケスペタ(ピンクカタログ写真)

中には黒色のインク状になった糊のようなものが入っており、封筒の個人情報部分に以下のように塗りつけて見えなくします。

封筒の住所欄に塗る

全部塗るとこんな感じ。

封筒の住所欄を黒塗りにした

個人情報部分を消したら、紙同士を貼り合わせます。黒色部分は糊成分が入っています。

糊で個人情報部分を貼り合わせる

この状態でごみ箱に捨てておくと、そのうち糊が乾きます。乾いた後で、開いて個人情報部分を読もうと思っても、くっついてさらに文字が読めなくなるといった仕様です。

糊がくっついて個人情報部分が読めない

このように、次の2点の効果により、個人情報を守るアイテムです。

  • 黒塗りで文字を読めなくする
  • 糊付けで開いても紙が破れる

そんなわけで「これは簡単かな」と早速購入してみました。

実際に届いたシヤチハタ ケスペタ

で、実際に届いたケスペタがこちら。

シヤチハタ ケスペタ(2本入り)のパッケージ

袋の裏面に使用方法が書かれています。

袋の裏面にケスペタの使用方法が書かれている

中身を取り出すと、こんな形状をしています。

ケスペタ本体

こうやって、立てて収納しておくことも可能なので、場所はとりません。

ケスペタは立てて置いておける

ピンク色の部分はキャップで、以下のように外すことができます。

ケスペタのキャップを外した状態

インク糊が出る部分は、以下のように水糊の塗り口のよう(アラビックヤマト糊状)になっています。

ケスペタの黒色糊が出る部分

最初は、水糊を使うのと同様に内蓋を外す必要があります。

ケスペタの内蓋を外す

内蓋を外して容器を押すと、「黒色のインク糊」が染み出てきます。

ケスペタの容器を押すと黒色のインク糊が染み出てくる

これを今回僕は、Amazonギフト券(印刷タイプ)のギフト券番号を隠すのに試してみることにしました。

Amazonギフト券印刷タイプにケスペタを塗ってみようかと

で、とりあえず全部に塗ってみたんですけど、こんな感じになりました。

Amazonギフト券のギフト券番号に塗ってみた

黒インク糊を塗りつけると、表面からは全く文字を読むことはできなくなります。

その後、紙同士を貼り合わせます。

紙同士を貼り合わせた状態

糊が乾いたあとは、剥がして文字を読もうと思っても、以下のように紙が破れて見ることができません。

黒いインク糊で紙同士がくっついて文字が読めない

ただ、使っていると、ケスペタの難点にも気づきました。

薄い紙だと「黒色のインク糊」を塗りつけても、裏から見ると何とか文字が読めてしまいます。なので、薄い紙ではセキュリティー的観点は全く無意味のような気もします。

裏から文字が透けて見える

なので、利用するには、封筒とか、ハガキとか、厚手の印刷紙に印刷したものでないと意味がないような気がします。

厚手の紙でも、うまく薄く剥がせば文字が読めなくもないです。ですので、完全に個人情報となる文字列を隠したい場合、ケスペタの使用は個人的にはあまりおすすめ出来ないです。

まとめ

今回購入したケスペタの利点と難点はこんな感じでしょうか。

利点

  • 塗って貼り付けるだけなので手軽にできる
  • 塗った部分は”表面”からは見えない
  • 値段が安いのでコストも安い

難点

  • 薄い紙に塗りつけても裏から見ると文字が透けて読める
  • 厚紙で利用しても、うまく剥がせば文字が読めるかも
  • セキュリティー性は高くないと思う
  • 黒いインク糊が手につくと取れにくい
  • 黒インク糊が変なところに付くと汚れる

非常に簡単に、個人情報文字列を隠すことはできるものの、「絶対に見られたくない情報」がある場合は、今回のケスペタを使うべきではないと思います。

あくまで「これまでマジックなどで塗りつぶしていた人が利用する分にはマジックよりは楽」といった程度の個人情報保護アイテムだと思います。

やはり、家庭用だとしても「情報が読み取られたくない」なんて場合は、以下のようにある程度細断レベルの高いシュレッダーを利用した方が良いかと思います。

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