先日、ベッド用のマットにメディカルムートンを購入しました。
メディカルムートンの「シープスキン」を買ってベッドに敷いてみた
このムートンが思いのほか良くて、以前は坐骨(ベッドを起こして座ると当たる骨)に軽い床ずれがあったのですが、あれよあれよという間に治ってしまいました。
僕はこれが初めてのムートンで、その体圧分散力にも驚いたのですが、もう一つ驚いたことが。
ムートンといえば、羊の毛皮なので、毛でモアモアで暑そうなイメージがあるのですが、意外と涼しいことです。
なんでも、ムートンのウールには、天然のエアコンともいわれる働きがあり、繊維の表面にあるうろこ状のものが開いたり閉じたりすることで湿気の吸収と放出を行っているそうです。この吸湿性・放散性のおかげで年中乾燥した環境になるため涼しく感じ、とても衛生的なんだそうです。
以前から僕も、ムートンの存在は知っていて人づてに「良い」とは聞いていたんですが、実際に使ってみて初めてその効果を感じました。
で、あまりにもムートンのベッドマットがよかったもので、今度はムートンの枕を買ってみることにしました。
目次
ムートン枕を購入した理由
僕は幼児期に、こんな感じの穴の小さめのドーナツ枕を使用していたせいか、後頭部が少し飛び出しています。(普通の硬い枕を使用していた兄は絶壁。そのせいで親は2人目は頭の形を何とかしようとドーナツ枕にしたら今度は飛び出した。)
そのせいで、ベッドで長く寝ていると飛び出した後頭部が痛くなってしまいます。そんなわけで体圧分散してくれて、しかも夏でも涼しいムートンの枕を購入することにしました。
購入して届いたもの
で、実際に届いたものが以下です。
横から見ると、メッシュになっています。高さをメジャーで測ったら、低いところが7cm、高いところが9cmでした。(ムートンのフワフワ部分含む)
裏面は全体がメッシュになっています。
裏面のアップ。毛がほんとフサフサです。
中身はこんな感じの、少し固めの高反発ウレタン素材です。
チャックから中身のウレタンを取り出して、カバーだけ家で洗濯することもできます。
タグのウールマークです。羊毛はオーストラリア産の日本製です。
使用感
実際に使ってみたところ、さすがムートンだけあって体圧分散力は素晴らしいです。どれだけ寝ても頭の骨が飛び出している部分が痛くなりません。
あと、夏使用していて暑くないかというと、暑くないと思います。さすがに冷たくはありませんけど。やはり天然のエアコンといわれるだけあって、湿気がこもらないので、カラっとした感じです。毛に覆われた動物が夏でも生活できるのはこういうことかといった感じ。
肌に触る感触は、きめの細かい良質の毛布にほおずりしている感覚に似ています。カラッとした毛布に頭を乗せているといった感じでしょうか。毛布の感触が大好きな僕のような人種にはたまらない枕です。
ただ、僕が使ってみて少し合わなかったのは、枕の高さです。販売ページに枕の高さが書いてなかったので、勢いで買ったのですが実際に高さを測ってみると、低いところで7cmありました。
枕の中のウレタンも比較的硬めなので、僕の好みの高さ(5cm)と硬さとは少し違いました。これは、僕が過度に低い枕が好きというのもあるんですけど。普通~高め の高さの枕が好きな人にはちょうど良いと思います。
枕の高さは多少合わなかったものの、中身を入れ替えて使えるので、それほど大きな枕でなければ枕カバーとしても使えます。(ムートンの分だけ枕の高さが高くなります)
僕は、普段使っている高反発素材ブレスエアーを使った枕を中に入れてみたら、ちょうど良い高さになったので、僕は「ムートンカバー+ブレスエアー枕」という個人的には最高の組み合わせで使用しています。
これにより、枕が適度な高さになり、硬さもちょうど良い固さになりました。
ただ、枕の高さと硬さの好みは人それぞれなので結局使ってみないとわからないというのはあります。けれど、「頭の体圧を分散して、床ずれを予防したい」、「今使っている枕は蒸れて困る」なんて悩みのある方、には良い解決策になると思います。あと、「毛布の感触が好き」なんて人にもお勧め。