僕は元々寝たきり生活だったんですが、先日大腿骨を骨折してしまい、車椅子にも乗れなくなり「24時間ベッド上生活」になってしまいました。
骨折して手術後のレントゲン写真。
もう、完全にベッド上にいるだけの生活です。
洗髪するにも、ベッド上でヘルパーさんに洗ってもらう必要が出てきました(以前は車椅子に乗って洗髪台で洗ってもらっていた)。
幸い、以前から体調の悪い時用に「ベッド用の洗髪セット」は持っていたので、これらを活用することに。
ただベッド洗髪となると、しっかりと髪の毛をドライヤーでしっかりと乾燥させなければなりません。以前は、ほぼ自然乾燥だったんだけど、乾かさないと枕が濡れるので。
そうなると1つ問題点が。
それは、「ドライヤーでの髪の乾燥」が熱くて怖いということ。
というのも僕のドライヤーは、30年以上前の古いものを利用していたからです。
以前使ってたのはこれ。
このドライヤー、大昔の美容室仕様か何だかでパワーだけは、やたら強力。これでヘルパーさんに頭を乾かしてもらうと、とにかく熱くてしょうがない。
もう、気を抜くと火傷するレベル。
毎日毎日これで乾かしていると、
この熱さ、下手をすると事故を起こすんじゃね?
と思うぐらい火傷するくらい熱い。恐怖。冗談じゃなく。
ヘルパーさんがどうとかではなくて、古いドライヤーが熱くて危険すぎる。
なので、「可能な限り低温の風が出るドライヤーはないものか」と探すことにしました。
で、探し当てて購入したのがこちら。
僕自身、この新しいドライヤーを利用するまでは、
ドライヤーなんて暖かい風が出ればいいんだからどれも同じだろ?
ぐらいに思ってた。だからこそ30年も前の古いドライヤーを利用していました。
しかし最新式のドライヤーを買ってみて、
こんなに違うものなのか…
と感動してしまうぐらい、この高性能ドライヤーは良かった。
ということで、以下では今回購入した高性能のドライヤーについて紹介します。
僕の「人生のベスト買い物」の10本の指には入るくらい、期待を超えてくれた。
目次
ドライヤーの購入条件
今回ドライヤーを購入するにあたって、重要視したのは以下の2点。
- とにかく風が熱すぎないこと(風温度の自動調整機能があるとベスト)
- 強力で速乾性があること(少しでも朝の時間を短縮)
これらの条件に見合うドライヤーを僕なりに調査した限りでは、シャープのドレープフロードライヤーの値段が一番お手頃だったので購入しました。
購入したシャープヘアドライヤー
で、早速注文し届いたドライヤーがこちら。
箱を開けるとこんな感じ。
中に入っているのは、たった2点。
こちらの本体と、
こちらのアタッチメントだけ。
基本的に本体しか使用しないので、これだけだったら
どれをどう使ったらいいんだ?
と迷うことはまずないでしょう。パーツ数の少なさは正義。
ドライヤーの注意書きはこんな感じです。
Bluetooth対応というのは、アプリを用いて温度調節を自分好みに変更できるようになっています。
ただ、よほどこだわりがない場合は、アプリを用いて設定する必要はないように思います。
ドライヤーの能力
ドライヤー本体は、こんな感じで打ち出の小槌型の形状になっています。
この本体の特徴がこちら。
2つの送風口で速乾性アップ
このシャープのドライヤーが珍しいのは、以下のように送風口が左右に2つあることです。
なぜこのような形状になっているかというと、以下のように2方向から風を送ることで
風に強弱を付けることで乾燥を速める効果があります。
美容室で、美容師が「ドライヤーを2つ手に持って風の強弱をつけながら髪の毛を乾かす技」を使われたことはないでしょうか。
あのテクニックが正にこれ。「ドレープフロー」というのですが、このシャープのドライヤーはあの美容師の技を再現しています。
このドレープフローで乾燥時間が25%削減されることにより、髪の毛のダメージを減らす効果も加わってきます。
乾燥時間も減らせて、髪へのダメージも減らせる一石二鳥の機能。いい。
大風力を取り込む吸風口
裏面の吸風口は、以下のようになっており、髪を乾かすための風をしっかりと取り込める構造になっています。
後部に吸気口が付いているので、髪の毛を巻き込みにくい構造にもなっています。
風が熱くなりすぎない
あと、とにかく髪の毛が熱くなりにくいのもこのドライヤーの特徴です。
電源をオンしただけのデフォルトの風で、30年前のドライヤーと比べたら、格段に温度が下がっています。
そりゃ、近づければ熱いですが、古いドライヤーと違って大火傷するような恐怖感はないです。
加えて、モード変更をポチッとすれば、ドライヤーの距離によって温度を自動調整してくれます。
以下のように、髪の毛とドライヤーの距離に応じて、
「温風(HOT) ←→ 50℃の地肌向き温風(SCALP) ←→ 冷風(COLD)」と切り替わって、髪を熱から守ります。
詳しくはこちらの動画にもあります。
とにかく、「髪の毛をいたわる」という機能が満載なので、本当に髪に優しい。
後述しますが、実際に使ってみると、乾燥の仕上がりが全然違います。
実際に使ってみた感想
実際に使った感想としては、本当によかった。
良い意味で僕の「ドライヤー概念」を変えてくれる逸品でした。
以下では、このドライヤーの利点と難点も含めて詳しく説明します。
ドレープフロードライヤーの利点
このドライヤーの大きな利点はこちらの3つ。
- 風が熱くない(やさしい温度)
- とにかく髪の毛が痛まず絡まらなくなる
- 美容師のテクニック(ドレープフロー)を再現した風で髪の毛が早く乾く
「たった3つだけ」と思われるかもしれませんが、この利点だけでこのドライヤーを買う意味は十分あります。
風が熱くない
とにかく風が火傷するほどの熱さにはならないんですよ。
僕の場合、ヘルパーさんに髪の毛を乾かしてもらっているのですが、ヘルパーさんは美容師ではありません。
そうすると、昔のドライヤーでは、たまに熱風が集中して髪の毛がアッツアツの状態になることもあります。
耳に風が集中すれば、それもかなり熱い。
自分の頭ではなく、他人の頭を乾かすのは難しいので、こればっかりはしょうがない。
しかしながら、今回購入したドライヤーでは、最強の温風で乾かしても「身の危険を感じる熱さ」は感じなくなりました。
とにかく、そこまで熱くない風でもよく乾くんです。もう感心するしかない。
加えて、「センシティブモード」という「距離に応じてドライヤーから出る風の温度が変わる機能」もあります。
センシティブモードを併用すれば、「ドライヤーは熱くて怖い」という感覚は、もう過去のものになるかと思います。
とにかく髪の毛が痛まない
またこのドライヤーは、髪の毛が本当に傷みにくい。
これは、前述した「ドライヤーの風が熱くない」とも関係しています。
ドライヤーで髪の毛が痛む原因として、「高温の風で髪の毛を乾かすことにより髪のタンパク質が変異するから」というのがあるかと思います。
今回購入した、ドレープフロードライヤーは、とにかく髪の毛を低温で早く乾燥させることに特化しています。
髪の毛が高温に長時間さらされない分、髪の毛が痛まないというロジックです。
プラズマクラスターで髪を保護
シャープ曰く、これに加えてプラズマクラスターの保護効果もあるとのこと。
低温で髪の毛を乾かすのに加えて、プラズマクラスターの効果により潤いが増加。
さらにキューティクルの引き締め効果があるんだとか。
これにより、髪の毛が本当にしっとりしてツヤのある髪の毛になります。
髪の毛が濡れていないのにもかかわらず、まるで濡れているような「しっとり感」がある。
僕自身、プラズマクラスターとかは「エセ科学」とか思っていて、正直あまり信じていない側の人間です。
けれど、この髪の毛のしっとり感や、ツヤがプラズマクラスターのおかげというのであれば、認めざるを得ない。
それほどこのドライヤーを使うのと使わないのとでは、違いが出ます。
髪の毛が痛まないので絡みにくくなった
僕は基本的に寝たきり生活をしています。なので、常に後頭部が枕に接しています。
なので常時、髪の毛が枕にゴリゴリ押しつけられることにより、後頭部の髪の毛がバリバリに絡まってしまっています。
「後頭部の髪の毛が、すね毛をこねたアリンコ状態」とでも言いましょうか、とにかくゴワゴワに、これまでは絡まっていました。
しかしながら、今回購入したドライヤーを利用しているうちに、劇的に絡まりが改善されました。
以前の絡まり状態を100としたら、5~10程度の絡まりに減ったというか。
これは購入前、全く予想していない効果でした。
髪の毛の絡まりが少なくなると、朝のブラッシング時間が劇的に減るんですよ。
絡まり状態100でブラッシングした場合、5分~10分かけても絡まりは取れませんでした。とにかく絡まれば絡まるほど髪の毛同士が強固に結びつき解除が難しいんですよ。
けれど、今回のドライヤーを使った後だと、1~2分程度のブラッシングで絡まりは解消しました。髪の毛の絡まり度合いが弱ければ弱いほど解除は簡単になります。
これには、毎日髪の毛を乾かしてくださっていたヘルパーさんが一番驚いていました。ヘルパーセンターでも「全然仕上がりが違う!!」と結構話題になったくらい。
髪の毛の強固な絡まりについては、僕が寝たきりだからというのもあるかと思います。
とはいえ、
私は髪の毛が絡まりやすい…。
なんて困っている人には、最適解なドライヤーになるんじゃないかと思います。
髪の毛の乾きが早い
朝シャンプーなどをする人は、髪の毛を乾燥する時間を少しでも短くしたいのではないでしょうか。
このドライヤーは結構強力で、風を出したまま床にドライヤーを置くと、その風の勢いで動いていってしまうほど風力が強いです。
それに加えて、2つの送風口から風を出すドレープフロー(美容師の乾燥テクニックを再現した機能)のおかげで、乾くのも早い。
前述しましたが、この乾燥時間の短縮が「髪の毛の痛み」を減らす役割も果たしています。
髪の毛の乾燥時間も減り、髪の毛の絡まりが減ることでブラッシングの時間も減る。
朝とにかく時間がない
という方には、このダブルの時間短縮効果は非常にありがたいのではなかろうか。
ドレープフロードライヤーの難点
今回購入したシャープのドライヤーの難点を書くならば、これしかない。
- 値段が高い
この1点に尽きる。これ以外、他に難点らしい難点は思いつかなかった。
僕自身、このドライヤーを使用する前は、
ドライヤーなんて温風が出るだけの家電なんだから、どれを使っても同じでしょ?
と思っていた人間です。
なので、安いものなら2000円で購入できるドライヤーを、2万円以上出して購入するのは、なかなかに勇気がいりました。
でも、自動温度調整機能があるめぼしいドライヤーは、これぐらいしかなかったので、エイヤと購入した次第。
その勇気を持った自分を僕は褒めてあげたい。
ドライヤーで、こんなに髪質が変わるということを知ることができたので。
まとめ
今回、高級ドライヤーを使ってしまったことで、もう次回からは安物のドライヤーは使えなくなると思います。
多少値段が高くても、この便利さを知ってしまったら、もう戻れない。
一見、単純家電のドライヤーでも、こんなイノベーションが起きていたとは思いませんでした。ほんと。
やっぱ使ってみないとわからないですね。
今回購入したドライヤーは、間違いなく今年一番の買い物になると思います。それくらい衝撃的な体験でした。
今回購入した機種。やっぱり人気はピンク色っぽいです。
僕はちょっと値段が安かったので、白色を購入しました。
こんにちは!Simplicity→Cocoonでお世話になっています、スーと申します。
骨折の記事には驚きましたが、なんと、古いドライヤーが、うちでも2か月前まで使っていたドライヤーと同じ!!笑
スイッチの部分が怪しくて、騙し騙し使っていましたが、音が大きい上に重かったんですよね(^^;
まだ使えるけれど、家族にも不評だったので、意を決して?、別のドライヤーに変更したところ、小さくて軽いのに、風量も問題なしで、早く交換すれば良かったと思いました。
わいひらさんが購入された高級ドライヤーも参考にさせていただきます☆
同じドライヤーに思わず反応してしまった、というコメントでした(^^ヾ