ブログを書く上で、注釈ソフトのScreenpressoが便利すぎます。
画像注釈ソフトとしては、Skichなどの使い勝手の良いソフトもありますが、Screenpressoの方が豊かな表現ができます。
その上、注釈して編集した画像ファイルなどは、ワークスペースに全て保存されいつでも再利用できます。
有料版を購入すれば、保存された注釈画像を再び再編集できたりなんかして、僕は重宝という言葉では足りないくらいに有効利用しています。
ただ、僕の場合複数のパソコンを利用して、様々な作業をしたりしています。
そうすると、「パソコンA」と「パソコンB」それぞれでScreenpressoを使って注釈画像作っていたりすると、ワークスペース内の画像が全然違ったものになってしまいます。
「あー、あの使おうと思った注釈画像はもう1個のパソコンの方にあったか…。」なんてことも稀にあります。複数PCで利用すると、そういったところが不便といえば不便です。そこで、そんな不満を何とか解消できる方法を考えてみました。
というわけで今回は、「Screenpressoのワークスペースフォルダを同期して、複数PCで自由に注釈画像を利用できるようにする方法」を紹介したいと思います。
この設定を行うと、外出用のパソコンで外で作成した注釈画像を、自宅のパソコンで手軽に召喚したりなんてことができるようになります。
目次
ワークスペースを同期する主な手順
以下は、Screenpressoのワークスペースを同期する主な手順です。
- Dropboxへの登録&アプリのインストール
- ScreenpressoのワークスペースをDropboxフォルダに移動する
- Screenpressoのワークスペースフォルダ設定を移動先に変更する
- その他のパソコンも同様に設定する
今回は、Dropboxを利用した、Windowsでの例になります。
ファイルパスなどをMac環境に合わせれば、iOSでも同様のことが行えると思います。
Dropboxへの登録&アプリのインストール
今回の方法は、Dropboxというファイルストックサービスを使って行います。
既に、Dropboxアカウントを持っており、アプリがインストールしてある場合は、この項目を飛ばしてください。
Dropboxへの登録
まず、Dropboxに登録していない場合は、Dropboxに登録する必要があります。
Dropboxアプリのインストール
登録後は、Windows 版 Dropboxをダウンロードしてインストールする必要があります。
インストーラ起動後は、自動的にインストールが始まります。
インストール後は、アカウント情報を利用してアプリにログインしてください。
インストールが完了すると以下のような画面が表示されます。「Dropboxフォルダを開く」ボタンをクリックすると、デフォルトのフォルダが開かれます。
通常フォルダ位置は、デフォルト状態でOKです。(※変更しようと思えば後から変更できます)
WindowsVista、7や、8.1、10とかだとデフォルトのフォルダ位置は以下になります。
C:\Users\ユーザー名\Dropbox
以下では、この「デフォルト位置のDropboxフォルダ」を例とした設定方法の説明になります。
ワークスペースをDropboxフォルダに移動する
この記事を読んでいる方の場合、Screenpressoは既に利用されている方が多いと思うので、インストール方法は割愛します。
Screenpressoをデフォルト状態のままインストールすると、ワークスペースフォルダの場所は以下の場所になります。
C:\Users\ユーザー名\Pictures\Screenpresso
このScreenpressoフォルダをコピーして、Dropbox共有フォルダ配下に移動します。
Dropbox共有フォルダのデフォルトの場所は、以下になります。
C:\Users\ユーザー名\Dropbox
このDropboxフォルダの下にScreenpressoフォルダを以下のように配置します。
C:\Users\ユーザー名\Dropbox\Screenpresso
これで、Screenpressoのワークスペースフォルダー内の注釈画像などがDropbox上に共有保存されるようになります。
既存のワークスペースフォルダは、設定がうまく完了するまで、削除しないことをおすすめします。
ワークスペースフォルダを移動先に変更する
上の項目で、ワークスペースのフォルダを移動してしまったので、ワークスペースフォルダの場所も移動先に設定をし直します。
まずは、Screenpresso開いてフォームの左上にある「スパナマーク(設定)」をクリックします。
「Screenpresso設定」ダイアログが表示されるので、以下のように変更します。
変更前
C:\Users\ユーザー名\Pictures\Screenpresso↓
変更後
C:\Users\ユーザー名\Dropbox\Screenpresso
設定が終了したら、「OK」ボタンを押します。
この設定を行うことで、キャプチャしたり、ワークスペース内で注釈画像を作成したりしたものがDropboxによって、クラウドで保存されるようになります。
その他のパソコンも同様に設定する
上記までで1台のパソコンの同期設定は終わりました。
あとは、同期したいパソコンの数だけ、同様の設定を行ってください。
簡単に手順を書くと以下のようになります。
- Dropboxアプリが入っていない場合はインストール
- ScreenpressoのワークスペースフォルダをDropboxフォルダにする
このように設定することで、これらの設定を行ったパソコンからは、常に同じワークスペースが表示され、違うパソコンで編集した注釈画像も、手軽に呼び出せるようになります。
まとめ
これらの設定を行ったおかげで、「この記事用に作成した注釈画像は、もう1個のパソコンで作ったんだった…;面倒くさいけどパソコンを起動して取り出さなきゃ…。」といったことがなくなりました。
普段、Dropboxを利用している人であれば、ワークスペースフォルダの場所移動して、フォルダ場所を設定するだけの簡単な作業なので、それほど難しくはないと思います。
「複数台パソコンを持っていて、どのパソコンからもScreenpressoを頻繁に使っている」なんて場合には、それなりに重宝する設定かと思います。