暗い写真って、何だかちょっと残念ですよね。
本来なら綺麗に写真を撮ればいいだけの話なんですが、こちとらプロではないので、なかなかそういうわけにもいかず、後から写真を見て気づくことも多いです。
そこで今回は、そういった暗い画像を手軽に明るく補正する方法を紹介します。
この方法の対象者は以下。
- Photoshopとか高くて持っていない
- GIMPとかのフリーソフトを入れるのも面倒くさい
- 修正するための設定値を細かくいじるのが面倒くさい
- 漫画喫茶など出先のパソコンで取り急ぎ補正したい
なんて人のための方法です。普通ならば、Photoshopの「シャドウ・ハイライト機能」とかGIMPなどを使って修正すればいいんでしょうが、「使い方がよくわからん」なんて人のためのソフトなしで簡単に修正する方法です。
この方法なら、画像ソフトを使ったことがない人でも簡単にできると思います。
目次
暗い写真を明るく補正する方法
今回写真を補正するために使うのは、Pixlr Photo editor onlineです。Pixlrとは、アカウント登録などを行わなくてもすぐ始められるお手軽な画像編集サービスです。
補正対象の写真はこれです。
まずはPIXLR Photo editor onlineを開いてください。
STEP1 対象の画像を開く
まずは、「コンピューターから画像を開く」を選択して目的の画像選択してください。
するとこのように画像が読み込まれます。
STEP2 トーンカーブの設定
メニューから「調整」→「トーンカーブ」を選択し、「プリセット」から「Flash Full」を選択してください。
トーンカーブとは、手軽に明度、色調、コントラストなどを補正できる強力な機能ですが、使い方が難しいので出来合いの調整を使います。トーンカーブで修正後の写真はこんな感じになります。
STEP3 自動レベル補正
メニューから「調整」→「自動レベル」を選択してください。
写真を元画像と比較すると以下のように見やすい写真になりました。
自動レベル補正とは、このようなことをしています。
画像のチャンネルごとにもっとも暗いピクセルともっとも明るいピクセルを探し、それぞれを0と255に割り当てるという作業をします。これによって、階調をフルに使うことができ、コントラストを向上させ、画像をクッキリさせることができます。
今回の補正で以下のように写真が明るくなりました。
これらのわずか3ステップで、暗めだった写真が、明るく見やすい写真に補正することができました。
一歩前進した補正
今回は、簡略化のため出来合いの設定を使用しましたが、写真ごとに適切な調整をするには、トーンカーブの仕組みを理解して利用するのが良いでしょう。
以下にトーンカーブについて解説してあるページを紹介しておきます。
参考 よく分からずにトーンカーブを使っている人に。 (今さらだけど、トーンカーブって凄いよね?)|Web Design KOJIKA17
参考 Photoshop 色調補正ゼミナール | 「トーンカーブ」で自由自在に色調補正① | Shuffle by COMMERCIAL PHOTO
参考 トーンカーブについて [画像処理テクニック-トーンカーブ] : 現像ドットコム
画面の一部分な暗い所を補正したいという場合は、「覆い焼きツール」を使用しても良いでしょう。
写真の暗い部分を、ブラシでなぞるようにして使います。(※PixlrではPhotoshopのように綺麗にできないかもしれません)
最後に
今回は、「手軽にできること」に重きを置いた写真の補正方法を書きました。
上に紹介した方法で、修正前よりは明るく補正された写真を手軽に手に入れることができます。
ただ、クオリティーを求めるなら、トーンカーブの機能などを理解して使うのにはかなわないので、上に紹介したリンク先から使い方を学んでみるのをお勧めします。