体調不良で何も食べたくないときは、経口補水液にいつも助けられます。
僕はこれまで、経口補水液は、大塚製薬のOS-1を何度も購入して飲んできました。
OS-1は、体調不良時に飲むと、それはもう天から与えられし神の雫がごとく、体に染み渡り、無性に美味しく感じます。そして体調回復の手助けをしてくれます。
ただ、OS-1にも1つの弱点が。それは、結構良い値段がすることです。24本入りでも、1本あたり160円ぐらいします。
で、ある日、OS-1を切らしたので、また購入しようとネットショップを見ていたら、「日本薬剤の経口補水液」というのを見つけました。
この、「日本薬剤の経口補水液」は、1本あたりの値段が、110円とジュース並みで約3割ほど安いです。なので「同じ効果があるなら値段の安い方を試してみて良いかも」と思い、早速購入してみました。
目次
実際に届いたもの
で、ネット注文をして、実際に届いたものが以下になります。
中には、以下のように500mlペットボトルが24本入っています。
1本だけ取り出してみると、パッケージはこんな感じです。
大塚製薬のOS-1とのパッケージの違いはこんな感じです。
OS-1と日本薬剤経口補水液の成分分析
せっかくなので、2つの成分を比較してみます。
OS-1(左)と、日本薬剤経口補水液(右)の「100mlあたりの成分分析表」は以下になります。
OS-1 | 日本薬剤 | |
---|---|---|
エネルギー | 10kcal | 10kcal |
タンパク質 | 0g | 0g |
脂質 | 0g | 0g |
炭水化物 | 2.5g | 2.5g |
ナトリウム | 115mg | 100mg |
塩分相当量 | 0.292g | 0.254g |
ブドウ糖 | 1.8g | – |
カリウム | 78mg | 80mg |
塩素 | 177mg | – |
マグネシウム | 2.4mg | 2.6mg |
リン | 6.2mg | 6.1mg |
※日本薬剤の食塩相当量は自前で計算。
OS-1も、日本薬剤も、100mlあたりのエネルギー、タンパク質、脂質、炭水化物は全く同じです。
大きな違いといえば、ナトリウム(塩分)が日本薬剤の方が、約13%ほど少ないです。
ブドウ糖、塩素については、日本薬剤の方には書いてありませんでした。その他は、それほど大きな違いはないかと思います。
ちなみに、OS-1の成分は以下。
日本薬剤の経口補水液の成分は以下になります。
実際に飲んでみた感想
実際に「日本薬剤の経口補水液」を飲んでみました。
飲んだ瞬間、まず最初に「味が薄い!」と感じました。
先程の、「100mlあたりの成分分析表」の値からもわかるように、日本薬剤の方が13%ほど少ないので塩分控え目といった感じです。
例えるなら、大塚製薬のOS-1がポカリスエットだとしたら、日本薬剤の経口補水液は、アクエリアスに似たあっさりとした味になっています。
その「日本薬剤の経口補水液」を、味に例えるなら、「OS-1より薄味というか塩分控え目で、飲み口は薄味のスポーツドリンク、最後にスイカの風味がフワッっと鼻に上がってくる」といった感じの味です。
僕は、家に来たりする人に日本薬剤の方を飲んでもらったのですが、「スイカ風味」を「あーわかる!」という方が結構おられました。
で、僕も、一番最初に「日本薬剤の経口補水液」を飲んだ限りでは、「値段が安いならこれもありかな」と思っていました。
けれど、何度も何度も飲むうちに、OS-1の味が無性に恋しくなってきました。で結局OS-1を飲んでしまったら、結局、日本薬剤のものは何だか物足りなくて、体調不良時でも、あまり進んでは飲まなくなってしまいました。
まとめ
最初は本当、日本薬剤経口補水液の方もスポーツドリンクのようで、「悪くはないかな」といった感じでした。
けれども、何度も何度も飲むうちに、結構すぐに飽きがきてしまいました。
例えるなら、「カップヌードルなら日清の無印」、「ポテトチップスならカルビーの塩味」、「柿の種なら亀田のプレーン味」が、たまに食べたくなります。これらと同様に、大塚製薬のOS-1には、「人を惹きつける王道の味」感が僕にはあると思います。
体調不良時に、何度も何度も飲むには、結局OS-1になってしまうような気がします。最初は、物珍しさで普通に美味しく飲めてしまいますが、何度も何度も飲んでも飽きのこない定番の味を出すというのは、やはり難しいのでしょう。
僕としては、やはり多少値段が高くてもOS-1を購入すると思います。
というわけで、日本薬剤の経口補水液を、あまり推奨してない感じにはなってしまいましたが、経口補水液としての能力は、そこまでOS-1と変わりはないと思います。
ですので「熱中症対策用の値段の安い経口補水液が欲しい」とか「ポカリスエットよりはアクエリアス派だ」なんて人には、おすすめかもしれません。