冬に入ってからというもの、朝起きると喉が痛くて痛くてたまりません。
それを解決すべく、先日、加湿フィルターを利用して自然気化させる加湿器をいくつかお試しで購入しました。
その時に、最も水の蒸発が多くて(入れた水の減りが激しくて)有能だったのは、以下のミクニのミスティーガーデンでした。これのおかげで、朝の喉の痛みはかなり改善しました。
この、ミスティーガーデンは、500mlの水を溜めておくことができるのですが、24時間後には、その水分のほとんどが蒸発するくらいの加湿能力はあります。
ただ、僕の部屋は13畳あり、さすがに24時間で500mlでは少し物足りないので、同じミクニのネイチャーフォレストも追加購入することにしました。
目次
実際に届いたネイチャーフォレスト
それで、実際に届いた加湿器が以下のネイチャーフォレストです。
この、ネイチャーフォレストの特徴として以下のようなものが挙げられます。
- 電気が一切不要で安全・安心
- 抗菌・防カビの加湿フィルターを使用
- 容器に水を注ぐだけで手軽に利用できる
- 加湿量(自然蒸発量)はコップ1杯の約30倍以上
- 日本製
要は、加湿フィルターが容器の水を吸って、それが自然蒸発することによって部屋の中の湿度をある程度一定に保つ、自然気化式加湿器です。
で、箱を開けてみると、中に入っていたのはこれだけです。
左から、以下のようになっています。
- 加湿フィルター(コップ1杯の30倍の蒸発量)
- 水を入れるための容器(7分目で500cc入る)
- 鳥のプレート(飾り)
あとは、これを組み立てるだけです。
ネイチャーフォレストの組み立て方
この、ネイチャーフォレストの組み立て方は、非常に簡単で、しかも箱の裏に分かりやすく図柄入りで使い方も載っています。
とりあえず、容器に加湿フィルターを立てます。
あとは、鳥を模した青色のプレートを真ん中に差し込むだけです。
これで完成です。めちゃくちゃ簡単。
あとは、水差しなどで水を7分目くらいまで入れればOKです。
容器に水を入れると、以下のようになりますが、加湿フィルターの色は、水を吸ってもほとんど変色しません。
フィルタを手で触ってみると、濡れているというより、ひんやりと冷たいといった感じです。蒸発されやすいようにシートに薄く水が吸い込まれているといった感じでしょうか。
確かに、シートがビショビショになっているよりは、薄く水を保持していた方が、蒸発量は多いでしょう。このシートが、「コップ1杯の自然蒸発量の30倍以上」の加湿力の肝になっているようです。
ネイチャーフォレストの大きさ
ちなみに、このネイチャーフォレストをティッシュペーパーの箱と比べてみると以下のようになります。
サイズで言えば、底面が21×21cm。高さが20cmとなっています。
僕の部屋で言えば、出窓の出っ張り部分に置いておくと、ちょうど良いサイズです。
ネイチャーフォレストを使ってみた感想
この、ネイチャーフォレストを約1ヶ月間ぐらい使ってみました。
でその結果、結構加湿能力はあると思います。そりゃ、電気でガンガン加湿する加湿器にはかないませんが。
ただ、僕の部屋は以前、何も加湿していない状態で35~40%前半の湿度だったんですが、これらの加湿フィルター式加湿器を使用するようになってから、安定して45%~50%前半ぐらいは出るようになりました。
個人的に、こういった自然気化式のものは、加湿能力が弱いと思っていたのですが、適切に利用すれば、思いのほか能力を発揮してくれます。
ネイチャーフォレストの利点
ここしばらく、ネイチャフォレストを使ってみて、思った利点は以下です。
- 組み立てがとても簡単で子供やお年寄りでもできそう
- 使い方も水を注ぐだけと簡単(スイッチやモード等使い方を覚える必要はない)
- 毎日水を注いで適切に配置すれば部屋の湿度50%くらいは保てる
- 電気を使用しないので電気代がかからない
- 電気が不要なのでコードがないので様々なところに置くことができる
- スチーム式加湿器のようにお湯にするわけではないので安心・安全
- 水を無理やり水蒸気にしないので電気式と比較して結露しにくい
- 噴霧式加湿器のように無理やり水を飛ばすわけではないので菌が繁殖した水を撒き散らすことはない
- 噴霧式・ハイブリッド式のようにフィルターをこまめに掃除する必要がない
- 自然気化式なので無理やり水を撒き散らすことはないがフィルターにはちゃんと抗菌・防カビ加工がしてある
- フィルターの交換はワンシーズンに1回ぐらいで良い
僕は以前、スチーム式の加湿器を利用していたのですが、コードがあるので床に置いていました。それで、そのうちルンバを購入したんですが、ルンバと加湿器が毎回衝突して、コードをいつも外してしまうので、かなり困っていました。
けれど、自然気化式のフィルター型加湿器だと、机の上や出窓、棚の上にも置くことができるので、ルンバと喧嘩することなく共存できています。
ネイチャーフォレストの難点
反面、自然気化式のフィルター型加湿器だと、以下のような難点もあるので注意してください。
- 電気を利用した加湿器よりは当然加湿能力が低い
- 急激に湿度を上げるのは困難(加湿に時間がかかる)
- 電気代コストはかからないがフィルター交換コストはかかる(3~6ヶ月毎)
- 大きな部屋に小さなフィルタ型加湿器1つだとあまり効果はない
- 大きな部屋の場合は、部屋の大きさに合わせて何個か置く必要がある
自然気化式のフィルター型加湿器は、名前の通り「自然に乾く」作用を利用した加湿器です。
なので、電気を利用したスチーム加湿器のように、どんどん熱でお湯を沸かして水蒸気を発生させるといったことはできません。スチーム加湿器だと、どんどん水蒸気を発生させて、1時間くらいで下手したら70%ぐらいの湿度に持っていくことができるかもしれません。
けれど、ネイチャーフォレストのような自然気化式加湿器の場合は、何時間も放置しておいて、ようやく湿度が50%になるかといった感じです。
まとめ
このネイチャーフォレストを含め、ミクニの「自然気化式加湿シート型加湿器」を何個か使用するようになってからというもの、部屋の湿度が常に45%~55%ぐらいに保たれるようになりました。
おかげで、今年の冬は朝の喉の痛みで不快に目が覚めていたのですが、利用以降は今のところは全く喉が痛くなっていません。
正直購入前は、こういった自然気化式の加湿器は「ほとんど意味がなくて気休め程度なのかな」と思っていたのですが、全くそんなことはなく、僕の部屋ではかなり有効に働いてくれています。
ちなみに、厚生労働省のページではインフルエンザ予防のために加湿器を使って湿度を50%~60%に保つことが推奨されています。
適度な湿度の保持
空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つことも効果的です。
これらな、ミクニの自然気化式加湿器を利用することで、こういった適切な環境は十分に構築できると思います。
そんなわけで「冬になると唇がカサカサしてひび割れる」とか「朝は毎日喉が痛くて目が覚める」とか「電気不要で安全な加湿器を利用したい」なんて場合は、今回のネイチャーフォレストを含め、「自然気化式加湿シート型加湿器」は、かなりおすすめです。
交換用の加湿フィルターはこちら。
僕は以下の水差しも購入しました。
ミッフィータイプのものはこちら。
僕が、部屋でその他に使用しているミクニの加湿器はこちら。