人間、誰しも歳をとるもので、僕の親も60代となりました。
そんな親が、歳を重ねて困るものの1つに「細かな文字が見えにくい」というのがあるようです。
それで先日、親とテレビを見ていたら、ハズキルーペのCMが流れました。
その時、親が「このハズキルーペを使うと細かな字も見やすくなるかな?」とボソッと言うので、「試しに使ってみたら?プレゼントするから」と購入してみることにしました。
その結果、結構モノも良かったようで、書類を読んだり、針仕事をしたりするのに便利に利用しているようです。
以下では、購入したハズキルーペについてレビューしたいと思います。
目次
実際に届いたハズキルーペ
ネットで購入できるか調べてみたら、Amazonからが安かったので早速購入してみました。
それで届いたハズキルーペの箱がこちら。
箱の裏には大きく「MADE IN JAPAN」と書かれています。
ハズキルーペの売りの1つは「日本製」というのが大きくあると思います。というのも、CMなどで結構日本製を強調しているので。
今では、アジア製だったとしても良い製品は沢山あります。けれど、ハズキルーペ購入層(主に高齢者)には「日本製」というのが嬉しいポイントなんだと思います。
ハズキルーペのケース
箱の中には、以下のようなケースと、説明書・保証書が入っていました。
ケースの中には、以下のような感じでハズキルーペが入っています。
ハズキルーペ本体
ハズキルーペだけを取り出すと、こんな感じ。
裏面の眼鏡のツル部分には、「Hazuki」とロゴが結構大きめに入っています。
ハズキルーペのアームを伸ばすとこんな感じ。
斜め。フレーム部分が美しい曲線になっています。
上から見ると、しっかりと頭を抱え込むようなフレーム形状になっています。
一般的な老眼鏡よりは、オシャレ感が高いです。
老眼鏡とルーペの違い
老眼鏡もハズキルーペも、フレームがあって、レンズみたいなものがあって、似たようなメガネに見えます。
けれど、老眼鏡とルーペには用途に違いがあります。
以下で.これらの少しおさらいをしておこうと思います。用途がわかった上で購入した方が間違いがないので。
老眼鏡とは
まず、「老眼」とは歳を重ねることにより、目のピント調節機能が衰えることをいいます。
目のピントが合わないので、小さな文字などがぼやけて見えなくなるわけです。
その「老眼」のために使用する「老眼鏡」は、そのぼやけたピントを合わせるために用いるメガネです。なので老眼鏡は、「単なるピント調節機能を持ったメガネ」なので、「基本的に文字の大きさはそのままで文字をハッキリと見るためのもの」と言えます。
ルーペとは
一方、ハズキルーペ。ルーペは、拡大鏡という意味があります。
ハズキルーペの用途を端的に言うと、「見たいものを大きくするためのメガネ」と言えます。
なので、「裁縫や精密作業で細かな作業を大きく見たい」なんて時に利用すると便利です。
老眼鏡ではないので、ピント調節機能はありません。なので、特に「高齢の方が使用するための物」というわけでもなくて、「(若い人でも高齢者でも)細かな作業を見やすく行うため」に利用されている人も多々おられます。
石坂浩二さんとかは、CMなどでプラモデルを組み立てたりするのに使用されていましたね。
ハズキルーペは老眼鏡と組み合わせても使える
こういった特性があるので、「ハズキルーペ単独」でも、「老眼鏡と組み合わせて」でも利用できるというわけです。
双方組み合わせたときの役割は、「老眼鏡でピントを合わせ、ハズキルーペで拡大して見る」なんて使い方になります。
そのためハズキルーペは、大きさに少し余裕を持ったゆったりとした作りになっています。
ハズキルーペだけでも、文字が大きくなるわけなので、十分見やすくなります。けれど、「老眼が強くてそれでも文字が読みにくい」なんて場合は、2つの能力を掛け合わせて利用できるように作られています。
3種類の倍率があるけど、どれを買えば良いのか?
僕が購入したものは、ハズキルーペでは標準的な1.6倍のものを購入しました。
その他にも、1.85倍。
1.32倍のものがあります。
通常は、一般的な1.6倍を購入しておくのが無難かと思います。
より細かな手元作業を行うのであれば、1.85倍。結構長めの焦点距離がある作業行う場合は、1.32倍を選ぶと良いかと思います。
説明書には、以下のように焦点距離の案内が書かれています。
上記を参考に、それぞれの使用目的に合わせて、「最適な焦点距離」となる倍率の物を選択すればよいかと思います。
ハズキルーペを使ってみた感想
僕はまだ、老眼ではないのですが、ハズキルーペを「細かなものを拡大するルーペメガネ」として試しに使ってみました。
で、実際1.6倍の世界で本などを少し読んでみたんですが、確かに見やすいです。
購入前は、「1.6倍だと大して大きく見えないのでは?」とも思いましたが、全くそんなことは無かったです。
というのも、1.6倍というと「16pxで書かれている一般的なWEBサイトの文字(※)が単純計算で25.6pxで見える」ということになります。
ウェブサイト文字の16pxが25pxになると、相当なものです。
例えば、以下が標準的な16pxの文字です。
吾輩猫である。名前はまだ無い。
どこで生れたかとんと見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。吾輩はここで始めて人間というものを見た。しかもあとで聞くとそれは書生という人間中で一番獰悪な種族であったそうだ。
こちらが25pxの文字です。
吾輩猫である。名前はまだ無い。
どこで生れたかとんと見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。吾輩はここで始めて人間というものを見た。しかもあとで聞くとそれは書生という人間中で一番獰悪な種族であったそうだ。
WEBページと実物の文字は、一概に比較はできません。けれど、文字の1.6倍なると、これだけ大きくなるということはイメージできるかと思います。
実物は、もう少し小さく見えたような気がしますが、それでも十分大きく感じました。
以下は、カメラで焦点がうまく合わせられませんでしたが、それでもそれなりに拡大して見えます。
実際顔にかけて使用すると、もう少し大きく見やすく、焦点が合って表示されます。
僕はまだ、老眼ではないのですが、たまに超絶に細かな文字の説明書とかもあります。そういったときは、こういったルーペメガネを使用して、拡大して読んだ方が読みやすいの間違いないと思います。
細かな作業にも便利
あと、手先を使った細かな作業をするのにも最適です。
というのも、レンズ面が非常に大きく作られているので、視野がとても広いです。フレームなどが邪魔にならないので、広く大きく拡大されます。また、自由に両手を使うことができます。
このハズキルーペを、母は裁縫に利用しているのですが、「かなり作業がしやすくなった」と言っていました。
実際、親が何か細かな作業するときは、ハズキルーペ使っているのを何度か見かけました。なので、「結構便利に使ってもらえているのかな?」と勝手に思っています。
何せ母は、不便だったら使用しないタイプなので。
ただ、僕から見ると便利に使ってくれているように見えます。
まとめ
今回、ハズキルーペを親にプレゼントして、僕から見た限りでは、かなり便利に使えてもらっているようでよかったです。
親にリサーチした分と、僕が実際に使って思った利点をまとめると以下。
- 文字が1.6倍になると結構読みやすくなる
- 視野が大きく全体的に拡大される
- レンズが広いのでフレーム等が視野の邪魔をしない
- あやまって踏んづけても壊れない(耐荷重:90kg、ラージは70kg)
- 老眼鏡と合わせて利用できる(ラージタイプ)
- 保証期間が10年間(※レンズ、鼻パットは2年間)
- 日本製でしっかりとした作り(日本製は高齢の人に喜ばれる)
- 見た目もそれなりにオシャレ
難点というか、注意点をまとめるとこちら。
- 老眼鏡ではないのでピント調節機能はない
- 安い老眼鏡より値段は高い
ハズキルーペは、ルーペなのでピント調節機能はないですが、文字自体が大きくなるので、通常よりは読みやすくなるようです。
また、ピント合わない場合でも、手持ちの老眼鏡と合わせて利用できるので、「クッキリと大きな表示」が実現できるでしょう。
というわけで、「最近親が小さな文字を見づらそうだ」とか「細かな精密作業を拡大して行いたい」なんて場合は、ハズキルーペは良い選択肢になり得ると思います。
とりあえず僕は、親に喜んでもらえたようで良かった。
わいひらさん、こんばんは( ´∀`)
私の両親はもう他界しているので、親孝行してらっしゃるわいひらさんが偉いなぁ、うらやましいなぁって感じました!
商品説明がとても丁寧でわかりやすくて感動します!!
私もそんなみんなの役に立つような文章が書けたらいいのにってすべての記事で思わされます
また更新されるのを楽しみにしています✨