
ConoHa WINGサービスが開始されてから7年が経ちました。
その間、機能のアップデートも何度かあったことで現在、非常に素晴らしいレンタルサーバになったかと思います。
具体的に「サービス開始当初」から良くなった特徴的な変更はこちら。
- 「WINGパック」プランの新設により料金が分かりやすくなった
- バックアップの復元が無料になった(DB・ファイルとも)
- サーバーの引っ越しの有料丸投げオプションができた(しかも安い)
ConoHa WINGはサービス開始当初から「速いサーバー」ではあったものの、以下の懸念点がありました。
- 料金の分かりづらさ(月毎ではなく時間毎だった:※良い面もある)
- バックアップの復元が申し込み制で有料だった(自前での復元体制は重要)
- 引っ越しは無料ツールでできたが基本的にエラーは自前で対応
その後のアップデートにより「個人的な懸念点」はすべて払拭され、使いやすいサーバになったと思います。
個人的にはバックアップ・復元の無料化が大きい。そのくらい、何かあったときに「手軽に元に戻せる体制」というのはほんと重要。特にサイトを始めたばかりの方には。
ここまでの仕様変更を見る限り、サーバー自体がこういった「利用者の需要」を汲み取り、実装できる体制になっているんだと思います。
さて、これだけサービスが良くなると、新サイトにConoHa WINGの利用も視野に入ってきます。
目次
個人的に気になる死後のアカウントの取り扱い
ただ、サーバーを利用する前に、このようなこと思う方は少数派とは思うのですが、僕が気になるのは
自分が死んだらサーバーはどうなるんだろう?
ということです。
一般的に、サーバーへの登録は「クレジットカードで自動支払い」となっている人も多いかと思います。
そんな場合は、本人が死亡したら、クレジットカードも凍結になるわけで。
カードが凍結されると、サーバにも利用料金が支払われず、サイトも存続不能になるかと思います。
「そんなことがあった場合、どうなるんだろう??」ということで、ConoHa WING
に質問してみました。
その他のサーバーの対応についてはこちら。
サーバーにした質問

僕が問い合わせた内容はこちら。
- 申し込んだサーバー登録者が死亡した場合サイトはどうなるか?
- クレジットカードの支払い不備でサイトが凍結した時救済措置はあるか?
- 申込者本人死亡時に家族がサーバアカウントを相続することは可能か?
- 相続できる場合は、どういった手続きが必要か?
- 個人から法人への名義変更は可能か?
- 法人への名義変更が可能な場合は、どういった手続きが必要か?
我ながら、正直面倒くさい質問だとは思います。
しかしながらこの質問をConoHa WINGの方に投げかけたところ、快く回答を頂いたので詳しく書いてみたいと思います。
ConoHa WINGからの回答

以下では、個別にサーバーからの回答を記述します。
文中に出てくる回答文は了承を得た上で引用させていただいています。
申し込んだサーバー登録者が死亡した場合サイトはどうなるか?
回答がこちら。
登録者の死亡等はサーバー契約には関係がないため、サイトは継続して表示されます。
単に死亡しただけでは、サイトはそのまま利用出来るようです。
確かに銀行や証券会社、カード会社とは違って、サーバーに死亡通知が行くわけでもないですしね。
ただし、クレジットカード等による支払いが滞ったときは、また挙動が変わってくるので以降を参照してください。
クレジットカードの支払い不備でサイトが凍結した時救済措置はあるか?
回答がこちら。
こちらについてはWINGパックと通常申込(時間課金)でそれぞれ復旧猶予期間が違いますのでそれぞれのパターンを記載させていただきます。
また、チャージ払いとクレジットカード払いの場合でそれぞれサーバー停止時期に違いがあるため その点に関しても記載しておりますので、ご参考にしてください。
ConoHa WINGには「WINGパック」と「通常パック」という2つのプランがあります。
このプランによって対応は変わってくるようです。
それぞれのプランによる対応の違いはこちら。
WINGパック(月額制)
「WINGパック(月額制)」のアカウント停止タイミングと復旧猶予期間はこちら。
●支払不備でのアカウント停止のタイミング
・更新料金の入金が契約満了日までに確認できなかった場合に停止
(こちらはチャージ払い・クレジットカード払いに関わらず同様です。)
●停止後の復旧猶予期間は15日間
・15日以降にはサービス削除となるため、復旧は不可能となります。
WINGパックの場合、クレジットカード等の支払いが滞り、入金が契約満了日までに支払われなかった時点で、アカウントが停止されます。
その後、ユーザーが「支払われていなかった」ということに気づいて、復旧を試みた場合、15日間の猶予期間はあるようです。
ただし15日以降は、サービス削除により復旧自体ができなくなるということなので、ご注意ください。
こちらに関しては以下のサポートページにも詳しく書いてあるのでご確認ください。
通常パック(時間制)
「通常パック(時間制)」のアカウント停止タイミングと復旧猶予期間はこちら。
●支払不備でのアカウント停止のタイミング
・チャージ払い→前日までの利用分が反映され残高不足となった時点で停止
・クレジットカード払い→月初の決済で失敗して当月20日までに入金が確認できなかった場合21日に停止
●停止後の復旧猶予期間は6日間
・6日以降にはサービス削除となるため、復旧は不可能となります。
こちらは、クレジットカード等の「支払いが確認されなかった翌日」に停止となるようです。
その後、ユーザーが「支払われていなかった」ということに気づいて、復旧を試みた場合、6日間の猶予期間はあるようです。
「WINGパック」と違って「通常パック」は、猶予期間が6日と短いので注意が必要です。
こちらのプランでも、猶予期間が過ぎた場合、データは削除されます。
詳細はこちら。
申込者本人死亡時に家族がサーバアカウントを相続することは可能か?
こちらの問いに対しては、次項目でまとめて書きます。
相続できる場合は、どういった手続きが必要か?
ConoHa WING会員が死亡した場合の対応。
お客様がお亡くなりになった場合、当該お客様は当然に会員資格を喪失されることになります。
したがいまして、相続人の方が当該お客様のアカウントを引き継ぐことはできません。
ConoHa WINGの場合、ユーザーが死亡した時点で会員資格喪失となるようです。
ということで、家族間であってもアカウントは引き継げず、相続はできないようです。
個人から法人への名義変更は可能か?
こちらの問いに対しては、次項目でまとめて書きます。
法人への名義変更が可能な場合は、どういった手続きが必要か?
個人から法人へのアカウント承継についての回答。
個人と法人は、たとえ当該個人が当該法人の代表者であったとしても、法律上は別の権利主体と扱われます。
したがいまして、この問題は名義変更ではなく、アカウント承継の問題といえます。
アカウントの承継は、規約11条に違反しますので、できないです。
基本的に個人・法人いずれでもアカウントの継承はできないようです。
アカウントの継承は、ConoHa WING規約の11条に準ずるものになります。
第11条 (権利譲渡等の禁止)
本規約等に別に定める場合を除き、会員は、会員資格並びに本規約等に基づき会員が当社に対して有する権利及び義務の全部又は一部を、第三者に譲渡、貸与、使用、承継させ、又は担保に供するほか、一切の処分をしてはならないものとします。
規約 ConoHa会員規約
2020年5月9日時点では、アカウントの移譲は認められていないようです。
既に法人を持っている場合は、法人名義で登録しておいた方が無難かと思います。
今後変更の可能性も
ただ今回問い合わせたことにより、現状では「融通の利かない状態」が多少の議論になったのかは分からないですが、以下のような回答もいただきました。
上記は法務に確認をした結果となりますが、現在このままの規約ですと競合他社と比較してあまり融通が利かないような状態となっていますので、現在規約の変更・更新を考えております。
また、規約等が変更となりましたらお知らせさせていただきます。
ConoHa WING自体、ユーザーの利便性が上がるように、サーバー機能を的確にアップデートしています。
従って、こちらの法務的な部分も「ユーザーの利益を反映したものになるのでは」と個人的には思っています。
今後、何か規約に変更がありましたら、こちらについては加筆・修正を加えます。
他社のアカウント相続について、詳しくはこちら。
まとめ
ConoHa WINGに関しては、現状「アカウント相続」に関しては、基本的にできない規約となっているようです。
しかしながら、今後規約の変更も検討されているとのことでしたので、サーバーの利便性が向上したのと同様に「利用者の利益」に準じた法務アップデートがあるのではと思っています。
サイト ConoHa WING

