レンタルサーバー契約者が死亡後、放置すると基本的にサイトはなくなります。
何故なら、サーバー料金が支払われなくなるから。
なるべくそういうことは避けたいな。
ということで、今回は、mixhostでサイト凍結をなるべく防ぐ方法を紹介します。
mixhostについて詳細はこちら。
目次
本人死亡後サーバーはどうなるか?
基本的に、契約者本人死亡後、何もしないと大抵のサイトは以下の経緯をたどるかと思います。
- 本人死亡
- (クレカ凍結等で)支払いが確認できない
- 一定期間のサイト凍結(この間、支払いがあれば復帰可能)
- 一定期間支払いが確認できない場合はサイトデータの削除(復帰不可能)
とりあえず、いくつかのサーバーに質問してみたのですが、大体はこの経緯をたどります。
もちろん死亡後、親族が存続を申し出れば相続することは可能です。
ただ普通に考えて、本人死亡後に家族が、サーバーの相続まで気が回るかは疑問です。
それどころではないと思うし、相続について伝えておかなければ、まず放置されるのは間違いないかと。サイト運営自体したことがない家族の方が多数派ではないかと。
けれど、mixhostを利用している場合、契約者の死後も勝手に料金を支払える仕組みがあります。
ということで、以下では「例え自分が死んだとしても、mixhostでサイトをできるだけ残す方法」を紹介したいと思います。
mixhostのサーバースペース存続対策
mixhostには、「mixポイント」といって「サーバー支払い料金のチャージ機能」があります。
この「mixポイント」に対して、「死後も存続させたい年数分のサーバー料金」をチャージしておけば、本人死亡後も料金は支払われ続けることになります。結果、サイト凍結からのデータ削除は防げるかと思います。
一応、「サーバーの契約年数が切れそうになったらmixポイントから優先的に支払いが行われるか」をサポートの方に質門してみました。
レンタル期限が来たらmixポイントから支払われるか?
「mixポイント」にポイントを購入してチャージしておくと、アカウントそれぞれに有効期限がきたら、それぞれに対して勝手にポイントから使用料が支払われるということでよろしいでしょうか?
クレジットカードを自動引き落とし登録しているケースも考えて、「mixポイント」から優先的に支払いが引き落とされるかも質問しました。
mixポイントが十分残っているうちは、クレジットカードからは 支払いが行われないという認識で合っていますでしょうか。
これに対するmixhostサポートの回答はこちら。
ご認識の通りとなります。
ご請求が発生した際には、ポイントが優先して充当される仕様となっております。
アカントに有効期限がきたら、「mixポイント」から支払われ、カードよりも優先されるようです。
mixhostのチャージ方法
「mixポイント」をチャージするにはmixhostから「マイページ」にログインします。
メニューの「請求」から「mixポイント」を選択します。
「mixポイント」画面から必要な金額分のポイントをチャージします。
例えば僕の場合、mixhostで現在以下のような契約状況になっています。
なので、それぞれのアカウントの契約切れ後、12年サイトを残そうと思ったら、以下のような計算になるかと思います。
スタンダード:3万1680円(3年契約)×4=12万6720円
プレミアム:6万4080円(3年契約)×4=25万6320円
旧エコノミー:5760円(1年契約しかない)×12=6万9120円
12万6720円+25万6320円+6万9120円=45万2160円
12年間サーバー料金を支払えるポイント=45万2160円
僕の契約状態の場合、12年間レンタルサーバーを自動更新させようと思ったら、45万2160円(+消費税)チャージすればOKです。
mixポイントのチャージ
「mixポイント」は、最大50万ポイントまでチャージすることが可能です(1回あたり30万ポイントまで)。
僕の場合、6年くらいで良いかなと思ったので、だいたい半額の23万円をチャージしてみました。
支払いを済ませると、こんな感じで領収書が発行されます。
mixポイントの残高確認
「mixポイント」の残高を確認するには、「マイページ」の「お知らせ」から確認することができます。
サイトを完璧に残すにはその他の手続きも必要
ただ、サーバースペースを残しただけでは、サイト残りません。
それぞれのサイト状況に合わせて、以下の手続きも行う必要があるかもしれません。
ドメイン料金のチャージ
最も重要なのは、ドメインでしょう。
以下は、ムームードメインの場合の支払い料金チャージ方法です。
その他の、ドメインサービスの場合は、チャージシステムが無い場合もあります。
まずは、「自分の利用しているドメインサービスにチャージシステムがあるか?」を確認後、レンタルサーバーの手続きを行ってください。
レンタルサーバースペースを残せても、ドメインが失効してしまうと無意味なので。
レンタルサーバーの相続
この記事の方法で、死後もある程度サイトを存続させることは可能かと思います。
けれど、ひと区切りついたら必ずサーバーの相続手続きは行っておいた方が良いかと思います。
mixhostの相続手続きはこちら。
その他のサーバーの相続手続きはこちら。
広告・アフィリエイトサービスの相続
もしサイト上で広告を掲載して、収益を得ているならアカウントの相続も必要です。
いくつかのサービスの相続方法はこちら。
故人の場合、契約者の死後に銀行が凍結され「本人死亡」がASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)等が知ることになると、退会手続きが行われてしまう規約となっているサービスもあります。
なので、本人死亡後は、速やかに相続手続きを行う必要があるかもしれません。
けれど、サイトさえ残っていれば.例えASPを退会となっていても、新たにASPと契約して、広告を貼り替えという処置は行えると思います(※誰かがやる気があれば)。
サイトデータ自体は残るので、致命傷は避けられるというやつ。
まとめ
自分のサイトを死後も残したい
と思えば、このようにチャージ機能のあるサービスであれば、ある程度残せるかと思います(一応、相続してもらいたい場合は手続きをしといたほうが無難)。
サイト運営者が死亡してしまうと、これまで書きためたコンテンツは無になってしまいます。加えて、収益を得ている場合は.それも0になってしまいます。
自分が何かの不慮の事故で死んでも家族になるべくサイト(&報酬)残せるようにしたい
という場合は、サイトだけでも残る仕組みにしておいて損はないかと思います。
とりあえず、ドメインとサーバースペースは鉄壁のディフェンスにしておいて損はないかなと。
サイト mixhost
サイト ムームードメイン