僕は、頚椎損傷C4-5です。
詳しくはプロフィールに書いてありまが、握力が0なので物を掴んで持つということができません。
先日、Panasonic ドルツ・ジェットウォッシャーの記事を書いたら、どうやって使っているのか、メールで質問いただいたので今回は、それについて書きたいと思います。
結論から言うと、自助具にウォッシャーの持ち手をはめ込んで使っています。
以下で詳しく説明します。
目次
使っている自助具(装具)
僕が使っている自助具は2タイプあります。「ベッドに寝ている時用」と「車椅子に乗っている時用」です。
ベッド用自助具
病院で入院中、革製の自助具を紹介してもらったのですが、一つ1万8000円もしたので布とフェルトで自作したもの。汗対策として、なるべく面積が小さくなるように作られています。
赤いのは、編み棒のキャップで、パソコンのキーボードを打つのに使っています。
これの矢印部分に、フォークや歯ブラシなどを差し込んで使用します。緑色がついているのは、鉛筆なども差し込むため塗料がついたものです。差し込むポケットは、耐久性の強いスエードで作ってあります。
こんなふうにはめて使用します。
車椅子用自助具
こちらは車椅子用のもの。車椅子を漕ぐのにも使用するので、手が傷つかないよう全体を覆うような形になっており、手のひら側には滑りどめのゴムがついています。
こんなふうにはめて使用します。
これを作るのは比較的簡単で、「Daiya A・リストガード」の左右を購入して、「車いす用グローブ専用滑り止め用パーツ」のゴムを貼り付けて使用しています。
Daiya 症状に合わせて段階的に使用できるサポーター |
Daiya 症状に合わせて段階的に使用できるサポーター |
Daiya 車椅子専用に配合したゴムを使用 |
僕が、もっと状態の良い頚椎損傷だったら普通の車椅子用グローブでもよかったと思います。ただ僕の場合、握力もなく自分で手首が動かせずプラプラなので、手首固定用のアルミが入っているものを使用しています。(おもいっきり車椅子を漕ぐ人が使用するには、作りが弱く向いてないと思います)
詳しくは、こちらに書いてあります。
参考 手首をアルミステーでしっかり固定してくれるサポーター「A・リストガード」
参考 車椅子グローブの「DAIYA ZERO ロングタイプ」を購入
これにも、はめ込み用のポケットをつけました。
使用対象側の設定
ドルツ・ジェットウォッシャー
自助具用、針金インターフェースの作製方法です。
Panasonic ドルツ・ジェットウォッシャーの場合は、持ち手に針金とカブレステープで以下のように作製します。
針金を適当に曲げて、カブレステープで貼り付けます。カブレステープは、マスキングテープのように剥がしてもベタベタしないので、このような工作に重宝します。
針金は、赤線のように入っています。
これを先程の、自助具のポケットに引っかけて使います。
電動歯ブラシ
僕の使用している電動歯ブラシ音波振動トゥースウェーブだと、こんな感じになります。
赤線は、テープ下の針金を表したものです。電池入れ替えの邪魔にならないように、電池ケースは避けてテープを貼りました。
上に紹介した自助具と組み合わせて、このように持って使用します。
こうすることで握力がなくても、ある程度重たいものが持てるようになります。
スイッチのオン/オフや、ドルツ・ジェットウォッシャーなどの水量調節は、訪問看護婦さんやヘルパーさんにお願いしています。
自助具は人それぞれなので、全く参考にならないかもしれませんが、僕の場合は、このようにして使っています。
車椅子を漕ぐのには ビニボツその他の作業用軍手の指の所を切って使うのもアリと思います。