きたる申告日のために!確定申告を自動化して楽する本「MFクラウド確定申告公式ガイド」を購入

MFクラウド確定申告公式ガイド

僕は、確定申告用の帳簿付けは「MFクラウド確定申告」というツールを使っています。

確定申告、面倒くさいです。ただでさえ面倒なのに、2014年の確定申告から、僕のような超零細個人事業主でも、記帳義務と保存義務...

このツールの何が良いかというと、僕のような「収入源がネットメインの零細個人事業主」の場合、取引先がアドセンスとか、アマゾンとか、ASPぐらいしかないので、ずっと無料の範囲内で使えるということです。経費とかといっても、僕の場合、主にサーバー代ぐらいですし。

取引先が増えると(年間50件以上の仕訳が必要になると)、有料に移行する必要はあると思います。ただ、それだけ取引が増えると年会費なんて余裕になるとは思う。

で、このツールを紹介記事を書いているということで、「MFクラウド確定申告公式ガイド」という利用ガイド本を送っていただきました。

それでちょうど、「そろそろ年末の締め」ということで、全く同じ本を購入しようとしていた僕には、渡りに船というタイミングでした。

ただ、僕の場合、怪我による手の後遺症で、本のページがめくりづらいということもあって、結局のところKindle版の電子書籍を購入しました。

MFクラウド確定申告ガイドブックの購入履歴

ということで一応自前でも購入したということで、読んでみて思ったことを、そのまま書きたいと思います。

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MFクラウド確定申告公式ガイドの内容

確定申告を簡単に自動化してラクする本 MFクラウド確定申告公式ガイド2016年版 [Kindle版]

「MFクラウド確定申告公式ガイド」は、主に4つの章に分かれています。

  1. 確定申告の基礎知識
  2. 帳簿付けの基礎知識
  3. MFクラウドで確定申告をする方法
  4. 事例別仕訳方法(事例集)

本の名前に、「MFクラウド確定申告公式ガイド」となっているので、MFクラウド関係の解説メインなのかと思いましたが、前半2つの章(本の半分以上)を使って「確定申告」と「帳簿付け」の基本について書かれています。

ですので、「確定申告って?帳簿って何よ?青色?白色?」という方でも、一応概要がわかるように説明が書かれています。

ツールについての解説書かれているのは第3章のみとなっています。4章は、ちょっとした事例集なので、実質第3章構成になっているともいえます。

以下では、それぞれの章について書きたいと思います。

確定申告の基礎知識

確定申告の基礎

第1章の「ともあれ基礎知識をおさえよう」では、「確定申告とは何か?」「確定申告をする必要がある人」「青色申告と白色申告の違い」「提出書類に関すること」「e-taxの申し込み方法」など基本的なことが、わかりやすく説明されています。

嬉しいのは、図や表、実際の書類の写真などが大きく使われて説明されているところです。

提出書類画像

僕の場合、こういった小難しい本は、図や表や、イラスト、実際の画像を大きくして、説明してもらわないと、読む気すら起きない残念な体質です。ですので、こういった図解がふんだんに用いられた解説書はありがたいです。

あと、今年e-taxでやってみようと思っていたので、e-tax用の準備から、提出方法まで書かれていて、参考になります。

e-taxの申し込み方法

帳簿付けの基礎知識

帳簿付けの基礎知識

第2章の「帳簿付けの基礎知識、これだけは知っておこう」では、会計の基本となる取引の処理方法や、確定申告を行うに当たっての注意点などが図解付きで解説されています。

2014年から、白色申告の場合でも記帳(簡易的なもの)が義務化されました。

とりあえず、白色申告であろうと、青色申告であろうと、記帳が必要で、多少なりとも帳簿付けの知識は必要になります。

第2章は、帳簿付けのために、ガイドブックの中で最も多くのページを割いて説明がされています。ここら辺は、僕のような素人には、かなり難しい部分ではありますが、じっくりと読んで押さえておきたいところだと思います。

特に今後、青色申告をするなら、必要な基礎知識が第2章にまとめられていると思います。

MFクラウドで確定申告をする方法

MFクラウドで確定申告

第3章の「MFクラウドで確定申告をやってみよう」では、MFクラウドでのアカウントの作成方法から、確定申告書類を提出するまで、ステップごとに解説されています。

基本的に「MFクラウド確定申告」は、インターフェース自体からしてわかりやすくなっているので、直感的に操作していれば、ある程度のことなら感覚的にできるようにはなっています。

そんな簡単な操作性に加えて、ガイドブックでは豊富に操作画面のキャプチャーを用いて解説がされています。なので、ステップごとに順を追っていけば、主要な処理は行えると思います。

アカウントを作成する方法のページ

やっぱり、こういったWEBツールの解説は、実際の画面の「注釈付きキャプチャー」があるとないとでは、分かりやすさが段違いです。

事例別仕訳方法(事例集)

    事例別仕訳方法

    最後第4章の「事例別!仕訳方法を案内」は、個人事業主が帳簿付け行うときに、疑問になりやすい点についてまとめられています。

    ここら辺は、「個人の財布から経費を支払ったら?」と「クレジットカードの仕訳処理」あたりを読んで、あとは気になる部分のみを読めばOKかと思います。

    まとめ

    MFクラウド確定申告公式ガイドは、「これからMFクラウドツールを使って確定申告をしようと思っている」という人や、「現在MFクラウドツールを使っているけど、詳しいやり方が知りたい」なんて人には、適したガイドブックになっていると思います。

    ただ「確定申告や、帳簿付けを1から勉強したい」という人には向いていないと思います。

    確かにこのガイドブックは、確定申告と帳簿付けについて端的にまとめられているとは思います。けれど本の性質上、そこまで多くのページを割いて、懇切丁寧に説明されているわけではありません。

    そういった「基本中の基本からしっかりと解説して欲しい」といった場合は、やはりちゃんとした初心者用の解説本を購入した方が良いかと思います。

    というわけで、このガイドブックは、「MFクラウド確定申告ユーザーが、基本的な使い方を見るのには、とてもよくまとめられている本」だと思います。「ツールの基本的な使い方を視覚的に見たい」なんて人にはお勧めです。

    翌年のガイドブックはこちら。

    僕は、確定申告用の帳簿付けは「」というツールを使っています。この会計ソフトの良いところは、仕訳数が年50件までという...

    電子書籍版は、固定レイアウトとなっているので、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できない仕様になっています。読むだけなら、そこまで問題はないと思いますが、電子書籍の検索機能を使いたくて購入しても利用できません。

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