当記事は、以下のような方向けの内容です。
初めて確定申告をするんだけど会計ソフトは何がいんだろう?
会計ソフトはいろいろありすぎて選べない…。
初心者にでも使いやすい会計ソフトを選びたいけどわからん…。
結論を先に書いてしまうと、上記のような方には「MFクラウド確定申告」一択だと思います。
僕自身、ズブの素人から確定申告を始めました。
なので、当初はすべてのめぼしい会計ソフトを使って使用感を試してみました。
その結果、「マネーフォワードが最もバランスも良くコスパも優れている」という結論に至りました。
その後、11年以上マネーフォワードを利用していますが、その結論は間違っていなかったことを実感しています。
この記事では「何故会計ソフトはマネーフォワードだと間違いないのか」ということについて、なるべく分かりやすく説明できればと思います。
目次
会計初心者にオススメな会計ソフトはマネーフォワードクラウド一択
はじめての確定申告で個人事業主が、「会計ソフトはどれにしよう…」と悩んでいる場合は、マネーフォワードクラウドを選んでおけば間違いないです。
マネーフォワードを使うメリットとしてはこちら。
- 最初は無料で使える
- 金額が安くて使いやすい
- WEB上に情報が多い
以下で詳しく説明します。
最初は無料で使える
まず、マネーフォワードクラウドであれば、最初は無料プランから始められます。
主要な会計ソフトといえば、以下の4つが挙げられるでしょう。
この中で、無料プランがあるのはマネーフォワードしかありません(※機能制限はあるけど)。
参考 フリープランについて
freeeは無料体験期間のみ
freeeの場合は、基本的に無料なのは最初の30日間だけです。
30日間を超えると有料プラン契約を促されます。
弥生会計オンラインは1年無料はあるが…
「弥生オンライン」の白色申告版は、白色申告であれば永続無料で利用できます。
けれど、税制的に有利な青色申告をする必要がある場合は、青色申告版を利用する必要があります。
青色申告版は、1年間は無料で使用できるという特典はあります。これはかなりお得な特典ではあります。
けれど「弥生会計オンライン」はクラウド会計ソフトとしては、後発組で正直使い勝手がよくありません。これがちょっと致命的。
提携している金融系サービスも少ないです。
使い勝手もあわせて考えると、ちょっと「弥生会計オンライン」の選択は無いです。
弥生会計パッケージ版はプロ向け
「弥生会計パッケージ版」は、まずはソフトを購入する必要があります。
この初期投資が結構痛い。また、どちらかというとプロ向けの会計ソフトなので、初心者が使うにはかなりハードルが高いです。
安価に利用できる「青色申告版」は、無料体験版もありますが、こちらもfreeeと同様、試用期間は30日のみとなっています。
マネーフォワードクラウドは無料プランがある
マネーフォワードの場合は、「仕訳(取引の帳簿付け)が年間50件を超えるまでは何ヶ月たっても無料」で利用することが可能です。
これが、僕のような超零細個人事業主から始めた者にとっては、非常にありがたかった。
とりあえず、仕訳が年間50件を超えるまでは何ヶ月でも無料利用できるので、ゆっくりと時間をかけて使用感を確認することが可能です。
同人誌販売等の取引数が限られた事業であれば、年間50件で収めることも可能でしょう。
仮に、50件を超えて有料プランにするにしても、最初の30日間は利用料が無料になるという二段構えの無料体系になっています。
マネーフォワードクラウドの無料体験に関する詳細はこちら。
参考 フリープランについて
使いやすさについて
マネーフォワードの場合、「無料で利用できるフリープラン」があるだけでもありがたいのですが、有料プランだったとしても月額800円(税別)です
もちろん経費として計上できます。
そして初心者でもプロでも使いやすい仕様になっています。
freeeは初心者には使いやすいけど、慣れてくると使いづらい
freeeは、初心者にも使いやすい特殊なインターフェースをしています。
けれど、慣れてくると使いづらく感じてしまいます。今後、税理士に依頼しようとすると、その特殊なインターフェースのせいで嫌な顔される確率も高くなります。
というのも先日、会社設立の相談を税理士にしていた場合、「クラウドならマネーフォワードはいいんです。freeeは使いづらい。会計の考え方が違うようで…」と「freee利用は勘弁して欲しい」みたいなことを言っておられました。今回4つの会計ソフトすべてを使ったことがある税理士の方がです。
実際、freeeの場合複式簿記形式ではないので、自分がネットで調べたことを反映させようと思っても「どのようにして良いかわからない」というのがあるんですよね。
そういった意味では、初心者に使いやすいいたーフェイスが仇となって、慣れてくるとちょっと使いづらい部分があります。
弥生会計オンラインは単に使いづらい
弥生会計オンライン(青色申告)の値段は年間8,000円と安いです。ただマネーフォワードや、freeeと比べてもかなり後発のクラウド会計ソフトになります。
なので、まだまだ機能が追いついていないというか。取引の自動取得関係はまだまだ使いづらいです(大分良くなったけど)。
弥生会計オンラインを税理士さんが使う分には問題ないと思います。これは、弥生会計パッケージ版を使っておられる税理士さんが、オンラインも対応できるように移行する人が多いからです。
しかし先日お会いした税理士さんの話を聴く限りでは「後発なのでまだまだ使いづらい(デスクトップ版に慣れているので全然使いやすい)」と言っておられました。
弥生会計パッケージ版はどちらかというとプロ向け
弥生会計のパッケージは4万円前後します。
青色申告版でも1万円強します。
多くの会社等で会計ソフトとして利用されています。けれどどちらかというとエキスパート向けのソフトです。
なので税理士のようなプロが使うには申し分の無いパッケージソフトなんだと思います。実際、これが税理士受けが一番良いかと思います(※特に年配の方)。
しかし「確定申告が初めて」という人が使うには、かなりハードルが高いです。
安さと使いやすさで考慮すると
このように、「料金の安さ」と「使いやすさ」を鑑みた場合、結局のところマネーフォワードクラウドしか選択肢に残りませんでした。
WEB上に情報が多い
あと、マネーフォワードクラウドはクラウド会計ソフトとしてはかなり先発組になります。
なのでWEB上の情報は多いです。
加えて、マネーフォワードの場合、複式簿記形式でも記帳することが出来るので、「会計に関するネット上の情報」を、そのまま反映させることが出来る仕様になっています。
これの意味は大きい。
なので何かわからないことがあったら、ネットで調べれば、大抵のことはマネーフォワードに適用させて記入出来るかと思います。
というわけで僕の調査の結果としては、マネーフォワードクラウドがイチオシです。
「無料プラン」から始めることができて、有料にしたとしても「30日間の無料体験期間」があります。まずは試しに利用してみましょう。
→ マネーフォワードクラウド確定申告(無料プランから利用可能)
素人でも簡単マネーフォワードクラウドの始め方
無料登録が済んだら試しに使ってみましょう。
基本的に「取引を自動取得」させてから「仕訳作業を行う」という2ステップで、どんどん操作を行っていけばいいだけです。
自分でノートやエクセルに帳簿を記入していくよりは、明らかに簡単という事が分かるかと思います。
白色申告をする場合
個人事業を始めたての場合、まずは白色申告からされる方も多いかと思います。
また、「サラリーマンの副業」の場合も、白色申告で行う必要が出てくるかと思います。
以下では、僕が初めて確定申告(白色申告)をした時の手順をまとめてあります。
白色申告の仕方はこちら。
青色申告をする場合
個人事業も本格的になってくると、税制上の優遇がある青色申告をした方がお得です。
また、マネーフォワードクラウドを利用している場合は、「白色申告」も「青色申告」も手間はほとんど変わらないため、青色申告するのがベストかと思います。
以下では、僕が個人事業主になって青色申告をした手順をまとめてあります。
青色申告の仕方はこちら。
取引情報を無料で取得させるだけでもOK
ちなみに、赤字の業者であっても帳簿付けの義務はあります。
それは、「事業自体が赤字である」という証拠を残しておく必要があるからです。
実際、赤字事業(同時販売)でありながら、帳簿を残してなかったばっかりに、ガッツリ税金を搾り取られたケースもあります(利益0なのに)。
マネーフォワードクラウドは、この帳簿付けの元となる取引情報を自動で取得することが可能です。また、取引情報の自動取得だけなら、永続無料で利用できます。
まとめ
このように、マネーフォワードクラウドを選択しておけば、まず間違いないと思います。
自分で利用するもよし、事業が拡大して税理士に任せるときもよし。
トータルして、最もバランスが優れたクラウド会計ソフトは、マネーフォワードクラウドです。
無料プラン登録はこちら。
