僕は先日、開業届けを提出したばかりの、従業員が僕1人しかいない超零細個人事業主です。
開業したての、いわゆるフリーランスで、経理や確定申告などについては、全くといっていいほど右も左もわからないところから始めています。
正直、自分の仕事だけでいっぱいいっぱいの状態なので、初めての確定申告(当時は白色申告)の時は、本当に
確定申告って収入を国に申告するんだろうけど、何をすればいいの?
というレベルでした。
なので当時は、「高いソフトを購入して使えなかったらもったいないので、とりあえず無料ソフトから」と考えて「個人事業主 確定申告 無料」と検索して、でてきたツールを片っ端から使ってみました。
その結果、「MFクラウドがサービスとして、頭1つ突き抜けて良くないか?」ということになり、現在も使用しています。
MFクラウドは、「実際に使ってみれば直感的に使い方はわかるツール」だとは思います。
けれど、実際に使ったことがない方は
確定申告ツールってどんなことをするんだろう?
と思われている方もおられると思います。
ですので以下では、そんな「クラウド会計ソフトを使いたいけど、どんなことから始めて良いかわからない」という方向けに、導入の手引き的に「MFクラウドの使い方」を紹介したいと思います。
目次
主な手順
MFクラウドを用いて記帳を行っていく上で必要となる手順は、以下のたった4手順です。
- MFクラウドに登録
- 事業所登録をする
- 口座を登録しデータを連携する
- 自動仕訳機能で仕訳を行う
MFクラウドは元々、優れたインターフェースで直感的に使えるようなデザインになっています。
その上、登録から利用まで最小限の労力で終えることができる作りになっています。ですので、初心者の方でも気楽に使い始めることができると思います(何せ自分も超初心者だったので)。
MFクラウドに登録
MFクラウドを利用するには、無料ユーザー登録は必須です。
登録をするにはまず、MFクラウド の「今すぐ使ってみる」ボタンをクリックします。
メールアドレス入力欄が表示されるので、入力しメール認証とパスワード設定を行ってください。
すると、以下のような登録画面が表示されるので、個人事業主(フリーランス)の場合は「個人事業主」にチェックを入れアカウント情報を入力してください。
ちなみに、法人の場合は「法人」にチェックを入れ、会社名や担当者名も入力する必要があります。
登録は、たったこれだけの入力ですぐに使い始めることができます。
個人事業主用の「MFクラウド確定申告」は、取引数が少なく有料登録しなければ基本無料で利用することが可能です。僕の場合は、超零細事業主だったので無料で3年以上も利用させていただきました。
取引数が多かったとしても、最初の30日間は無料で利用することも可能です。もちろん、「合わないな」と思えば無料のまま解除することも可能です。
参考 フリープランについて
法人用の「MFクラウド会計 」の場合は、最低でも月額2,980円必要ですが、1ヶ月間無料で全機能を試すことができます。こちらも当然、合わなければ手軽に解約することが可能です。
参考 MFクラウド会計の料金表
事業所登録をする
登録が完了し、ログインを終えると以下のような画面が表示されます。
この時点で、まず最初にやるべきことが一番目立つところに出ています。
そう、まずは事業所の情報登録です。「自分が営んでいる事業」に関する情報を入力します。
事業所情報を入力するには「入力する」ボタンをクリックしてください。
もしくは、メニューの「各種設定→事業所」を選択して事業所情報を入力してください。
事業所入力画面は以下のようになっており、必須な入力項目はたったこれだけです。
- 事業所名:屋号もしくは個人名を記入。僕は個人事業主と記入している。
- 申告区分(提出書類):不動産所得がある場合を除けばデフォルトの「一般」でOK。
- 申告区分:青色申告か白色申告かを選択。青色申告する場合は税務署に届け出が必要。
- 業種区分(複数選択可能):ここで選択した業種によって各機能が使いやすくにカスタマイズされます。
- 都道府県:事業所(もしくは自宅)がある都道府県を入力します。デフォルトで登録時の入力値が反映されている。
- 会計期間:会計期間を入力します。個人事業主の場合はデフォルトの「1/1 ~ 12/31」で固定となります。
- 課税形式:前々年度の課税売上高が1,000万円以下の場合には原則として免税事業者になります。事業を始めたばかりの場合は当然デフォルトの「免税事業者」になります。
デフォルト状態で、大多数のユーザーに最適化される設定になっています。
ですので、ほとんどの人は「事業所名」、「申告区分(青色 or 白色)」だけを設定するだけで十分かと思います。
口座を登録しデータを連携する
事業所情報を入力したら、メイン画面に「データ連携」を促す案内が表示されます。
データ連携を行うには、「データを連携する」ボタンを押してください。
もしくは、メインメニューの「データ連携 → 新規登録」を選択します。
すると、以下のような「データ連携」画面が表示されます。
データ連携を行うには、上部の入力ボックスに「連携したい金融機関・サービス」の名前を入力します。
銀行との連携
例えば、僕が今メインで利用している銀行は、「住信SBIネット銀行」なのですが、試しに「SBI」と入力すると以下のように表示されます。
あとは、利用中のサービスを選択します。
例えば「住信SBIネット銀行」と連携する場合は、以下のように、SBIサイトに移動が促されます。
その後、SBI公式サイト上でログインし認証が行われ、連携を行うことができます。
このように、銀行との連携を簡単に行えるようになっています。
クレジットカードとの連携
取引に用いるクレジットカードも同様に登録することができます。
例えば楽天カードの場合は、「ユーザーID」と「パスワード」を入力すると連携できます。
カード登録をすることで、カードで購入した「取引履歴」から手軽に仕訳ができるようになります。
サービスとの連携
銀行やクレジットカード以外にも、ショッピングサイト、アフィリエイトサイトなど各種サービスと連携出来るようになっています。
僕は、「事業を行う上で必要な備品」をAmazonから購入しています。
なので、「Amazonとの取引履歴」の中からボタン数クリックで帳簿がつけられる「MFクラウド」は非常に重宝しています。
Amazonも、「メールアドレス」と「パスワード」を入力するだけで、簡単に取引情報を取得できるようになります。
その他にも、電子マネー、アフィリエイトサイト、各種通販サイト、クラウドソーシングサイトなど、様々なサービスとの取引情報を自動で取得して、記帳できるような仕組みになっています。
僕は主要な通販サイトは全て登録して、仕訳の手間を大幅に削減させてもらっています。
自動仕訳機能で仕訳を行う
連携さえしてしまえば、あとは個々の情報を見ながら仕訳するだけです。
連携を終えると、メイン画面に自動仕訳利用を促す案内が表示されます。
仕訳を行うには、「自動仕訳を試す」ボタンをクリックしてください。
もしくはメインメニューの「自動で仕訳 → 連携サービスから入力」を選択してください。
自動仕訳画面は以下のようになっています。
あとは一覧の中から、取引を選んで仕訳を行います。
仕訳例
以下ではちょっとした仕訳の例を紹介します。
売上の仕訳
例えば、Googleからの広告収入を勘定科目で「売上」として仕訳を行うには以下のように行います。
単に、一覧の中から「売上高」という勘定科目を選択して「登録」ボタンを押すだけです。
経費の仕訳
経費の仕訳も、基本的に同じです。
勘定科目の選択ボックスから項目を選択して「登録」ボタンを押すだけで個々の仕訳をすることができます。
仕訳はこんな感じで、簡略化されるので、かなりの経理の手間が省けます。
まとめ
こんな感じで、日々自動取得される取引をコツコツと仕訳していけば、確定申告時に必要な情報が、いつの間にか整っているといった感じです。
僕の場合は、「確定申告関係のことはすべてMFクラウドに任せることで、本業に集中して取り組む」といったことを実現できています。
それだけでも十分は助かっているんですが、僕の事業はまだ取引が少ない零細個人事業なので、完全無料で使えていることがありがたすぎます(※)。
というわけで「経理的なものはツールに任せて仕事に専念したい」とか「無料から使うことができる仕訳ツールで良いものはないか?」なんて場合は、MFクラウドはお勧めです。
無料登録はこちら。
サイト MFクラウド確定申告
![](https://image.moshimo.com/af-img/0253/000000011367.gif)
とてもわかりやすい良記事を有難うございます。
私もこちらの記事を読んでMFクラウドを使う事にしました。
テーマもSimplicityを使用させて頂いており、これからもわいひらさんの記事を参考に勉強させて頂きます。
有難うございました。