僕は、PCにソフトをインストールするとき、できればポータブル版を使うようにしています。
というのも、ポータブル版は、フォルダを削除してしまえば、綺麗にアンインストールできるし、設定が内包されているのでフォルダごとコピーしてしまえば、別環境への移行も簡単だからです。
そんな使い勝手の良いポータブル版が、多数置いてあるPortableAppsというサイトがあります。
以前から、このページはポータブル版アプリを探すときに、よく検索で出てくるので、いろいろなポータブル版アプリがあるのは知ってはいました。ただ最近、このPortableAppsに、それらの多数のアプリを一括してインストールできる機能があるのを知りました。
今回は、そのPortableAppsから設定用のアプリをダウンロードして、ポータブル版の主要なアプリを一括でインストールする方法が便利だったので紹介したいと思います。
photo by Andy Melton
目次
PortableAppsとは
PortableAppsは、数ある有名アプリのポータブル版があるサイトです。
Portable App Directoryには、300以上の無料で使えるアプリのポータブル版が掲載されています。ブラウザとかなら、Chrome、Iron、Firefox、Operaなどもあります。
そしてPortableAppsには、それら300以上のアプリを一気にインストールすることができるソフトが配布されています。
有名なソフト、便利なソフトも多数あるので、それらを一括でインストールできるのは、パソコンのセットアップ時の手間を少し減らせるのではないかと思います。
利用できる環境は、各種Windows、Mac、Linuxとなっているようです。
以下は、Windows版の例です
PortableAppsアプリの一括インストール方法
ポータブル版アプリを一括インストールするには、まずPortableAppsに移動し「Download – Now Free」ボタンを押します。
以下の画面になったら、SourceForgeの「Download Now」ボタンをもう一度押します。
すると、「PortableApps.com_Platform_Setup_xx.x.x.paf.exe」といった感じのファイルがダウンロードされます。
インストール
ダウンロードしたファイルを実行すると、以下のようなダイアログが表示され、日本語を選ぶと(日本語環境ならデフォルト)日本語の説明でインストールができます。
インストールできるファイルは、有名ソフトが多いので日本語で使えるものも多いです。(外国語表記だけしかないソフトもあります。)
あとは、普通にインストールします。
途中、インストールフォルダは好きな場所を選択してください。インストール先フォルダに全てのポータブルアプリが格納されます。
インストールが完了したら、PortableApps.com Platformを実行してください。
インストールするアプリを選択
PortableApps.com Platformを実行すると、以下のような「Portable App Directory」ダイアログが表示されます。
そこで、インストールしたいアプリを選択することができます。選択したら「次へ」ボタンを押してください。
これは、一部ですが、インストールできるアプリが多数あります。こういったアプリの中から、
必要なアプリをチェックで選びます。
僕が、現在Windowsで利用しているソフトだけでもこれだけあります。
- XAMPP :開発環境
- GIMP Portable :画像編集
- Inkscape Portable :ベクトル画像編集
- IrfanView Portable :画像閲覧
- FileZilla Portable :FTP
- Google Chrome Portable :ブラウザ
- Mozilla Firefox, Portable Edition :ブラウザ
- Opera, Portable Edition :ブラウザ
- PuTTY Portable :ターミナルエミュレータ
- Skype Portable :インターネット通話
- WinSCP Portable :SFTP
- AIMP Portable :音楽プレイヤー
- Media Player Classic – Home Cinema (MPC-HC) Portable :動画プレイヤー
- PDF-XChange Viewer Portable :高機能PDFビューワー
- Sumatra PDF Portable :軽量PDFビューワー
- 7-Zip Portable :解凍・圧縮
- Console Portable :タブコンソール
- CrystalDiskInfo Portable :ハードディスクチェック
- CrystalDiskMark Portable:ベンチマーク
これらの配布サイトを、検索で探しながらダウンロードしてインストールするとなると、非常に面倒くさいので、一括でできるのはかなり手間が省けます。
アプリを多くインストールすれば、多少ダウンロードなどに時間はかかりますが一気にインストールすることができます。
インストールが完了すると以下のように表示されます。
アプリを手軽に起動
インストール後、アプリを手軽に起動するには、PortableAppsインストールフォルダ内の「Start.exe」ファイルを起動します。(インストール後はデフォルトで起動します)
起動すると、PortableAppsでインストールしたポータブルアプリ一覧パネルが表示されます。
この操作パネルを用いて、インストールしたアプリを検索したり、起動したりできるようになります。
もちろん、この統合パネルを利用せず、通常のランチャなどにアプリを登録して起動してもOKです。
まとめ
このような感じで、PortableAppsは、パソコンを新規購入した時、セットアップ作業の時間を結構短縮できるのではないかと思います。
セットアップ後も、ポータブル版なので、環境移行が容易ですし、USBメモリに持ち歩いて利用できます。不要になったら、フォルダを削除するだけでアンインストールができます。
とりあえず、「パソコンのセットアップ時、アプリ集めが面倒くさい」なんて思ったことがある方は、Portable App Directoryを覗いてみて、普段利用しているアプリが10個以上あるようなら、次のPCセットアップ時には、利用を検討しても良いかもしれません。
とても参考になります ! !