Windowsネットワーク上のマシン名とローカルIPアドレスをスキャンするなら「Advanced IP Scanner」が便利

先日から、もう10年以上使用しているルーターの調子が悪くなってしまいました。

しょうがないので、新しいものを購入し、取り替えました。すると、ルーターのIPが変わってしまったせいで、以前のネットワーク設定が使えなくなり、再設定をする羽目になってしまいました。

その再設定時、「今LANネットワーク上には、どんなマシンがどんなIPで登録されているのか?」を知る必要が出てきて、ちょっと調べたら、Advanced IP Scannerを見つけました。

で、ちょっと使ってみたら滅茶苦茶便利なネットワークスキャナだったので紹介です。

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Advanced IP Scannerとは

Advanced IP Scanner - ダウンロード無料のネットワークスキャナー

Advanced IP Scannerは、指定した範囲のIPアドレスをスキャンしてローカルネットワーク上の端末を検出できるLANネットワークスキャナーです。

WiFi接続のような無線接続も含めてローカルネットワークをスキャンすることで以下のような情報を取得することができます。

  • コンピューター名
  • コンピューターの共有フォルダ
  • コンピューター状態
  • ローカルIP
  • 製造社
  • MACアドレス

こんな感じで、情報を取得してくれます。

Advanced IP Scannerのインターフェース

その他にも、検出した端末には、以下のようなことを行うことができます。

  • ping、tracert、telnet、SSHなどのコマンド操作
  • 端末の起動(Wake-On-LANに対応している場合)
  • 遠隔シャットダウン(Windows端末の場合)
  • リモートデスクトップ接続(Windows端末の場合)

その他の機能については、以下のヘルプを参照してください。

参考 Advanced IP Scanner – ヘルプ

Advanced IP Scannerのインストール

インストールは、非常に簡単なのですが、一応説明しておきます。

ダウンロード方法

まずは、Advanced IP Scannerの「無料ダウンロード」ボタンを押してファイルをダウンロードしてください。

Advanced IP Scannerのダウンロード

次に、「最新バージョンをダウンロードする」ボタンを押してください。

Advanced IP Scanner 2.4.2601 をダウンロードする - FileHippo.com

すると、ダウンロードが開始されます(開始されない場合は、以下の画像のダウンロードアイコン部分をクリックしてください)。

Advanced IP Scanner 2.4.2601 をダウンロードする - ダウンロードする - FileHippo.com

ダウンロードを終えると「ipscan24.exe」といったようなファイルがダウンロードされるので、起動してください。

ipscan24.exe

インストール方法

インストーラーを起動すると、日本語環境では「日本語(Japanese)」が選択されていると思うので、日本語で利用する場合は「OK」ボタンを押してください。

Advanced IP Scannerセットアップ時の言語の選択

次に、セットアップウィザードが開始されます。

Advanced IP Scannerセットアップウィザードの開始

インストールして利用する場合は「インストール」を、ポータブルアプリとして利用する場合は「実行」を選択して「次へ」ボタンを押してください。

以下では「インストールアプリ」とした場合の方法を紹介します。

最後に「使用許諾契約者の同意」画面が表示されるので「同意する」を選択して「インストール」ボタンを押してください。

使用許諾契約者の同意

インストール中画面が表示されるので、しばらく待ちます。

Advanced IP Scannerのインストール中

最後にセットアップの完了画面が表示されるので、「完了」ボタンを押してください

Advanced IP Scannerセットアップウィザードの完了

インストールはたったこれだけです。

インストール場所などを変更したい場合は、途中の「高度な設定」チェックボックスを選択してください。

ネットワークをスキャンする方法

Advanced IP Scannerを起動すると、以下のような起動画面が表示されます。

Advanced IP Scannerの初期起動画面

既に最初の起動でスキャン範囲は設定されています。

最初の起動でスキャンする範囲は設定されている

スキャンレンジ(範囲)は、以下のように設定されています。

192.168.11.1 - 192.168.11.254, 192.168.234.1 - 192.168.234.254, 192.168.65.1 - 192.168.65.254

スキャンレンジの入力フォーマットとしては、以下のようになっています。

[スキャン開始IP] - [スキャン終了IP], [スキャン開始IP] - [スキャン終了IP], ...

複数範囲を設定したい場合は、,(カンマ)区切りで入力してください。

「特別な設定が必要」とか、「範囲をどうしていいかわからない」なんてときは、デフォルトの設定のまま、「スキャン」ボタンを押せばOKです。

Advanced IP Scannerでネットワークをスキャン

すると、スキャンが開始されネットワーク上のマシンが表示され始めます。

Advanced IP Scannerでネットワークをスキャン中

全てのスキャンを終えると、ネットワーク上の端末一覧が表示されます。

Advanced IP Scannerでスキャン終了後

その他にも、様々な端末の遠隔操作機能もあるので、詳しくは以下を参照してください。

参考 Advanced IP Scanner – ヘルプ

僕の場合はiRemoconのIP調査に利用

僕の場合は、パソコンから家電操作するリモコンソフトの設定時に必要な、iRemoconのIPアドレスを調べる時に利用しています。

Advanced IP Scanner上でiRemoconがどのように表示されるか

僕の環境では、初期iRemoconは製造社部分に「Wiznet」と表示されます。

iRemocon Wi-Fiでは、「IEEE REGISTRATION AUTHORITY = Please see MAM public listing for more information.」と表示されるようです。

あくまで、僕の環境での表示であって、他の環境になってくるともしかしたら変わるのかもしれません。

iRemoconのそれっぽいIPのみを探すなら、DHCP設定部分からもみることもできます。

DHCPのリース状況※ルーター上の設定では、ヒントとなるものが少ないけど。

まとめ

僕は、以前この手のスキャンソフトは、Angry IP Scannerを利用していました。

けれど、今回使ってみたAdvanced IP Scannerの方が、デフォルトで日本語対応ですし、スキャンレンジも自動で設定してくれますし、他にも機能も豊富で、断然使いやすかったです。

というわけで「ネットワーク上の端末のローカルIPを知りたい」とか「ネットワーク上の端末を表示して遠隔操作したい」なんて場合は、Advanced IP Scannerは、非常に頼りになるツールだと思います。

サイト Advanced IP Scanner

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