当記事はInstant WordPress v4.3.1時点のものです。僕が確認した時点のv5.3以降では、インターフェースが新しくなり、以下のインストール手順は異なるものになってしまったのでご了承ください。
新しいInstant WordPressの利用方法は、InstantWPのインストール方法と使い方を参照してください。
今回は、Windowsに、これ以上無いくらいに簡単にWordpressローカル環境を構築する方法の紹介です。
僕は2台のWindowsパソコンを持っています。そのうち1台は、Bitnami for XAMPPを使ってローカル環境を構築しました。これが結構めんどくさかった。Bitnamiを使った方法もあるのですが、Instant WordPressを使用すれば、それよりもさらに手順を短縮できます。
僕は2台目のパソコンは、Instant WordPressでローカル環境構築したんですが、5分とかからずに作ることができました。なんてったって、インストールして起動するだけなんですから。
photo by Titanas
目次
Instant WordPressを設定する手順
Instant WordPressで、Wordpressローカル環境を構築する手順は以下です。
- Instant WordPressからダウンロードしてインストール
- Instant WordPressの起動
マジでこれだけです。これでローカル環境でWordpressが起動します。簡単すぎます。
あと、やることといったら、Instant WordPressにバンドルされているWordpressのバージョンが古いので管理画面から更新してやるくらいでしょうか。
以下で手順を詳しく説明します。
Instant WordPressをダウンロードしてインストール
まずは、Instant WordPressに行って、ファイルをダウンロードします。
最新版のファイル「InstantWP_x.x.x.exe」をダウンロードします。
インストーラーを起動すると、次のようなフォームが表示されるので、インストール場所を選択します。
僕はとりあえず「C:\」にインストールしました。インストール場所どこでもいいと思います。USBメモリにインストールすれば、自宅や仕事場などで使えるポータブルな開発環境が作れます。
インストールが完了すると、インストール先に以下のようなフォルダが作成されます。
これを開くと、次のようなファイル構成になっています。
Instant WordPressの起動
インストールフォルダの中の「InstantWP.exe」を起動すると次のようにソフトが立ち上がります。
これの「Wordpress Admin」を起動するとWordpressのログイン画面が表示されます。
これにログインするには以下のユーザーネームとパスワードを使用します。
- Username:admin
- Password:password
- Language:日本語(ja)
なんと最初から、ユーザーネームとパスワードが設定されています。
パブリックなWordpressなら絶対にNGですが、ローカルの開発環境ですから、パスワードとかはこんな感じで十分です。いちいち設定しなくていいのがありがたいです。
Ver.4.3.1まではログイン画面で言語が選択できましたが、Ver.4.4.2から言語選択方法が変わりました。詳しくは以下を参照してください。
後の手順はほとんど同じです。
アカウント情報を入力してログインすると、すぐにWordpressが使い始められます。
その他の設定など
ただ、Instant WordPressにバンドルされているWordpressのバージョンは、僕がインストールした時点では3.6とちょっと古いものでした。管理画面も、古いデザインになっています。
これは、新しくしといたほうがいいかもしれません。

それでも、現時点のWordpress最新バージョンではないですが、バージョンアップされているというだけでも嬉しいです。
WordPressの更新
とはいっても方法は簡単で、メニューにある「更新」をクリックして、
「今すぐ更新」ボタンを押せばOKです。
これでWordpressのバージョンが更新されました。
Instant WordPressのその他の設定
Instant WordPress起動画面は、以下のようになっていて、よく利用するところに手軽にアクセスできるようになっています。
簡単に説明すると、以下のようになります。
- WordPress Frontpage:Wordpress TOPページをブラウザで開きます。
- WordPress Admin:Wordpressのログイン画面がブラウザで表示されます。
- Plugins Folder:プラグインのフォルダがファイラー(エクスプローラーなど)で開きます。
- Themes Folder:テーマフォルダがファイラーで開きます。
- MySQL Admin:phpMyAdminのログイン画面がブラウザで表示されます。
phpMyAdminにログインするには、次のように入力すればOKです。
- ユーザー名:root
- パスワード:(入力しない)
まとめ
Instant WordPressを利用すれば、早い人ならば1分でWindowsにWordpressローカル環境を構築できると思います。
あまりにも簡単すぎて、これまでXAMPPとかで一生懸命していて、ちょっと損した気分になりました。
追記:お手軽アップロード環境も構築する方法は以下。
こんな便利なものがあったなんて・・・。
XAMPPでのWordpress構築は面倒ですからね。
ちなみに「wordpress ローカル環境」で、Google検索結果が1位でしたよ。