知ってても実用性ゼロのGoogle隠しコマンドコレクション(裏技集)

Googleには、とても便利な「隠し機能」が多数存在します。

例えば、「曲 Mr.Children」のように「曲 アーティスト名」で検索すると、アーティストの楽曲リストが表示される機能などは有名です。

曲 Mr.Children - Google 検索

しかし、Googleにはこのように便利な隠し機能の他に、ユーモアに溢れた隠しコマンドも多数存在しています。

調べてみたら、結構いろいろあって面白かったので紹介です。

photo by Yahoo

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「斜め」で検索するとGoogleが傾く

斜め - Google 検索

斜め – Google 検索

「斜め」や「tilt」、「askew」で検索するとGoogleが傾きます。

「tilt」とは、英語で”傾き・傾斜”という意味。

「askew」で検索しても同様の現象が起きます。意味は、”斜めに、ゆがんで、一方に傾いて”という意味。

「一回転」と検索すると検索結果が1回転する

一回転 - Google 検索

一回転 – Google 検索

「一回転」で検索すると、検索結果がぐるりと1回転します。

英語で「do a barrel roll」と検索してもOK。

「Zerg Rush」と検索すると蟲が検索結果を侵食する

Zerg Rush - Google 検索

Zerg Rush – Google 検索

「Zerg Rush」と入力すると、ミニゲームが開始されます。

「o」の文字が検索結果を食べ始めるので、虫は3回クリックすると倒すこともできます。

Zerg Rush」は、「Starcraft」というゲームから生まれた俗語で、弱いキャラクターを大量に投じて少数の相手を攻撃する手法のことを言うそうです

完全に侵食されると、oの文字がGGとなります。

Zerg Rush GG - Google 検索

日本ではGは、ゴキブリという意味ともとれますが、調べてみるとGGは、”good game”の略のようです。

スーパーマリオのコインボックスが出現

スーパーマリオブラザーズ - Google 検索

スーパーマリオブラザーズ – Google 検索

「スーパーマリオ」「スーパーマリオブラザーズ」などで検索すると、右サイドにコインボックスが表示されます。

スーパーマリオブラザーズのコインボックス

コインボックスをクリックすると、効果音とともにコインも獲得でき、もちろん100枚コインを獲得すると…。

英語で「ユニコーンの角の数」を聞くと答えを教えてくれる

the number of horns on a unicorn - Google 検索

the number of horns on a unicorn – Google 検索

英語で「ユニコーンの角の数」という意味の「the number of horns on a unicorn」と検索すると角の数を教えてくれます。

これはユニコーンの角の数がわからないときに便利!

「生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答え」を教えてくれる

人生、宇宙、すべての答え - Google 検索

人生、宇宙、すべての答え – Google 検索

「人生、宇宙、すべての答え」と検索すると42と表示されます。

「人生、宇宙、すべての答え」というのは、作家「ダグラス・アダムズ」のSF作品『銀河ヒッチハイク・ガイド』に登場するフレーズです。

作中、「生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答え」を問われたスーパーコンピュータ、ディープ・ソートが750万年の計算の末に引き出した答えが「42」です。

生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答え

※英語のフレーズのまま「the answer to life, the universe and everything」と検索しても同様の答えが表示されます。

詳しくはWikiの生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答えに載っています。

英語で「パン屋の1ダース」と問うと教えてくれる

a baker's dozen - Google 検索

a baker’s dozen – Google 検索

「パン屋の1ダース」という意味の「a baker’s dozen」と検索すると、数が13ということを教えてくれます。

この、パン屋の1ダースというのはイギリスが起源だそうです。

イギリスでも、1ダースは当然12です。

ではなぜパン屋の1ダースが13になったのか?それは、13世紀に公布された『パンとビールの基準法』が原因だそうです。

13世紀のイギリスでは、パン屋がパンの重さをごまかして売っているという噂が流れた。

これを受けて、1266年にヘンリー3世が公布した法律『パンとビールの基準法』では、パン屋が販売するパンの重さを誤魔化していた場合に重い罰則が定められた。

個々のパンをまったく同じ重さで焼くことは困難であるし、焼きたてのパンと時間が経ったパンでは水分の蒸発によって重さが変わってしまうことがある。

そこで、罰則を畏れたパン屋が、1ダース(12個)を購入した客に対して、1個おまけをして13個(あるいは2個おまけして14個)で販売し、重さの誤差や、焼き上がってから時間が経って蒸発した水分の重さだけ軽くなることを予防するようになった。

パン屋の1ダース – Wikipedia

ブルームーンについて検索すると…

once in a blue moon - Google 検索

once in a blue moon – Google 検索

「once in a blue moon」と検索すると謎の計算式が表示されます。

ブルームーンを見るのはとても難しいことから英語では「once in a blue moon」という言葉は、「極めて稀なこと」「決してあり得ないこと」といった慣用句として使われます。

で、「once in a blue moon =1.16699016 × 10-8 ヘルツ」と出てくる式の意味は何なのかというと、おそらくブルームーンの現れる周期を表していると思われます。(ヘルツというのは周波数の単位です。)

1.16699016 × 10-8ヘルツというのは、1秒に0.0000000116699016回という意味です。

英WikipediaのBlue moonを見ると以下のような記述があります。

Most years have twelve full moons that occur approximately monthly. In addition to those twelve full lunar cycles, each solar calendar year contains roughly eleven days more than the lunar year of 12 lunations. (満月はおおよそひと月に1回で、1年に12回ほどある。ただし太陰暦の12月周期と比べて、太陽暦の1年は概算で11日ほど多い。

The extra days accumulate, so every two or three years (7 times in the 19-year Metonic cycle), there is an extra full moon. この差分が積み重なるため、2年または3年に1回(19年に7回)満月が多くなる。

引用:Googleで「once in a blue moon」と検索すると面白い数字が出てくる – 頭ん中

19年に7回という数字が出てきますが、先程の数値に19年をかけてやると、≒7という数値が導き出されます。

0.0000000116699016 ×19年 ≒ 7回

once in a blue moon * (19 years) – Google 検索

once in a blue moon x (19 years)

1年にすると0.368回になります。

「再帰」という意味を身をもって体験できる

再帰 - Google 検索

再帰 – Google 検索

再帰とは、日本語では、再び帰るという意味。数学的な意味で言えば、定義の中に定義されるものが含まれていることです。

プログラムなどでは、関数の中で、再び呼び出し元の関数を呼び出す「再帰関数」などに用いられます。再帰関数の定義に失敗すると、無限ループに陥ってしまうことも多々あります。

Googleで、再帰と検索すると「もしかして:再帰」と表示され、クリックすると再び同じものが表示されます。

もしかして再帰

で、またクリックすると再び同じものが表示され…。

無限ループ怖いです。

検索結果でハートを描く

Graph for sqrt(cos(x))cos(300x) sqrt(abs(x))-0.7)(4-xx)^0.01, sqrt(6-x^2), -sqrt(6-x^2) from -4.5 to 4.5 - Google 検索

Graph for sqrt(cos(x))*cos(300x)+sqrt(abs(x))-0.7)*(4-x*x)^0.01, sqrt(6-x^2), -sqrt(6-x^2) from -4.5 to 4.5 – Google 検索

「Graph for sqrt(cos(x))*cos(300x)+sqrt(abs(x))-0.7)*(4-x*x)^0.01, sqrt(6-x^2), -sqrt(6-x^2) from -4.5 to 4.5」と検索すると、計算結果がグラフで表示されハートが描かれます。

好きなあの子にURL送って気持ちを伝えてみましょう。結果は保証しません。

いろいろなGoogle

その他にも、利便性は全くありませんが、いろいろなインターフェースでGoogleを検索することができます。※Google純正のものではないものも含まれています。

Googleが重力崩壊

Google崩壊

Google Gravity

Googleのロゴやツールバー、検索ボックスが重力に捕まります。

パーツをドラッグ&ドロップすることで、放り投げて遊ぶことができます。

もちろん、実際に検索することもできます。

検索もできます

検索をすると、結果も重力に捕まります。

検索結果が上から降ってくる

無重力Google

Google Space

Google Space

先程は、重力に捕まってしまったGoogleが今度は、無重力状態になります。

もちろん検索結果も無重力。

Google Space 検索結果

浮かぶGoogle

Google Underwater Search

Google Underwater Search

先程は、重力に捕まっていましたが、今度は浮力の影響を受けます。

もちろん検索も行います。検索すると、イメージ検索の結果とともに今度は沈み始めます。

Google Underwater Search

3D Google

Google Sphere

Google Sphere

Googleのオブジェクトが、ロゴを中心に球体となって回り始めます。

検索してみると、検索結果とともに回り始めます。

Google Sphere ライオンと検索

レオナルド・ダヴィンチ的Google

Google Mirror - I'm elgooG

Google Mirror – I’m elgooG

Googleがレオナルド・ダヴィンチのメモのように鏡文字で表示されます。

検索結果は、上下すら逆さまになります。

検索結果が上下逆さま

悪堕ちGoogle

Black Google

Black Google

Googleが暗黒面に取り込まれます。

て、これモニターに明るい画面を表示させたくない場合は、ちょっと実用的かも。

大きくなるよ!

EPIC GOOGLE - FOR WHEN YOU FEEL EXCESSIVE!!! Known as EpicGoogle.com and TooBigToUse.com!

EPIC GOOGLE

Googleのロゴやパーツが、どんどんこちらに向かって近づいてきます。

ちっちゃくもなるよ!

Weenie Google - Warning- May make you feel inadequate! Known as WeenieGoogle.com and TooSmallToUse.com!

Weenie Google

今度は逆にどんどん遠ざかっていきます。

ハッカー語表記

Google

Google Hacker

Leetと言われるハッカー語で表記されたGoogle。「Google検索」部分が「Google s3al2ch」になっています。

leet(リート、1337、l33t)は、主に英語圏のパソコン通信や、インターネットの電子掲示板などで使われるラテン文字の表記法である。leet speak(リート・スピーク)とも呼ばれる。 「leet」は、「elite」(エリート)が「eleet」に変化し、さらに語頭の「e」がとれてできた俗語である。日本では「ハッカー語」と呼ばれることがある。

Leet – Wikipedia

宇宙語表記

Google klingon

Google klingon

世界市場の独占を狙うGoogleは、クリンゴン語という宇宙語にも間口を広げています。

※クリンゴン語というのは、スタートレックに登場する宇宙人が使う架空の言語です。

クリンゴン語(クリンゴンご、クリンゴン語では tlhIngan Hol(ラテン文字表記))は、SFテレビドラマ『スタートレック』シリーズに登場する架空の宇宙人、クリンゴン人が使用する架空の言語である。

クリンゴン語 – Wikipedia

まとめ

Googleには、便利な隠し機能も多い中、今回は「全く実用性がないGoogleの隠し機能」を厳選して紹介してみました。

どれも、知らなければ一生使うこともない、知っていたとしても1度使用すればそれで満足してしまう機能ばかりかもしれません。

けれど、Googleはこういった機能も本気でやっている感が感じられます。

例えば今日は「衆議院議員総選挙の投票日」ですがGoogleのロゴはこのようになっています。

衆議院議員総選挙の投票日

たった1日しか表示されないものですが、Googleは何かの記念日や節目に、毎回こういった遊び心を忘れません。パックマン30周年のときには1日表示するためにゲームできるロゴまで作ったなんてこともありました。

世界の検索市場を独占するGoogleの強さの源は、案外こういったところにあるのかもしれません。