Google Analyticsは、無料ながら高機能なアクセス解析ツールです。
ただ、高機能ゆえにサイト運営を始めたばかりの人は、「どのレポートを見たら良いのかわからない」とか「見たいレポートが何処にあるのかわからない」なんて事になります。僕も何年も使用しているのに、いまだに「あれ?あのレポート何処にあるんだっけ?」となります。
ですので前回は、サイト運営初心者が取っつきやすい分析レポートについてまとめてみました。
これにより、「どのレポートを見たら良いのかわからない」ということには、ある程度対応できるとは思います。
けれど、「レポートの場所は?」というと、Analyticsインターフェースの構造上、項目が多すぎるので「目的のレポートの場所が分かりにくい」という問題はまだ残っています。
↑の項目の下にさらにサブ項目があって最初は迷いに迷います。
ただ、そういった時のためにAnalyticsには、ショートカット機能というものがあります。
このショートカット機能に「普段よく利用するの分析レポートを登録しておく」ということをしておけば、いつでも手軽にレポートにアクセスできるようになります。
この機能を利用すると、毎度毎度レポートの場所を探す必要はなくなり、スムーズにレポート間を行き来できます。
というわけで以下では、「Analyticsで分析レポートをショートカットに登録する方法」について説明したいと思います。
目次
ショートカットの登録方法
ショートカットの登録は非常に簡単です。
リアルタイムサマリーをショートカットに登録
以下では、「リアルタイムサマリー」レポートをショートカットに登録するのを例に紹介したいと思います。
まずは、ショートカットに登録したい分析レポートを開きます。
今回は、「リアルタイムサマリー」レポートを開きます。
あとは、レポート画面右上にある「ショートカットを作成」リンクをクリックします。
すると以下のような「ショートカットの追加」ダイアログが表示されます。
「このショートカットの名前を入力してください」と書かれた入力欄に、何のレポートかすぐ分かるような名前をつけて「OK」ボタンをクリックしてください。
すると、「ショートカット」メニュー内に、サブメニューとして登録したショートカットが表示されます。
これで、次回からは、ショートカットから手軽に分析レポートにアクセスできます。
ユーザーサマリーをショートカットに登録
ユーザーサマリー(アクセス数の推移)などは、登録方法が少し違うので、こちらも登録方法を一例として紹介したいと思います。
まずはショートカットに登録したい分析レポートを開きます(今回はユーザーサマリー)。
デフォルトだとユーザーサマリーは、「セッション」数が表示されます。
アクセス数の推移を見るときは、PV数を見たい方も多いと思います。なので、PV数を表示するには、ドロップダウンリストから「ページビュー数」を選択します。
すると以下のように、「ページビュー数(PV数)」表示されるようになりました。
この状態で、分析ページ上部にある「ショートカット」メニューをクリックします。
すると「ショートカットの追加」ダイアログが表示されるので、「ショートカット名」を入力して「OK」ボタンを押してください。
すると、Analyticsメニューの「ショートカット」項目の配下に、今回登録したショートカットが追加されました。
このように、今回はPV数の推移を表示したように、自分の好みの表示状態で次からはレポートにアクセスできます。毎度毎度、設定を変更する必要はありません。
まとめ
こんな感じで、以前紹介した分析レポートなどを登録していけば、毎回レポートの場所を探し回ったり、毎回表示設定を変更したりする手間が省けます。
Google Analyticsは、項目数が多すぎて、もう何年もAnalyticsを利用している僕でも、結構迷子になってしまいます。そういったAnalytics迷子を防いで、分析に要する時間を多少でも効率化したい場合には、ショートカット登録は有効です。
というわけで「何度使ってもレポートの場所がわからなくなる」とか「見たいレポートに設定するのが毎回面倒くさい」なんて場合は、ショートカット機能が便利です。