Firefox Portableは、USBメモリで持ち歩いて使えるように作られているFirefoxブラウザです。
USBメモリで持ち歩けるということは、フォルダ内に全ての設定が保存されるので、新しいパソコン環境などに移行したい時でも、フォルダをそのままコピー&ペーストすることで設定まで移行できます。これによりFirefox自体の設定、アドオンのインストール、アドオンの設定などのもろもろの面倒くさい設定をしなくて済みます。
僕なんかは、その面倒くさい設定をしなくて良いためだけにポータブル版のFirefoxを使っています。
ただ、ポータブル版は問題点として、デフォルトのブラウザに設定できません。今回は、そのデフォルトのブラウザにできないポータブル版をデフォルトのブラウザにする設定方法です。
ポータブル版のFirefoxは、Firefox Portable以外にも、Pale Moon Portable、Waterfox Portableなどありますが、今回への方法はそんなFirefox亜種ポータブル版ブラウザでも使用できます。
photo by Garrett LeSage
目次
ポータブル版はデフォルトのブラウザにできない
インストール版のFirefoxだと、初期起動時に既定のブラウザにするかダイアログで問われるので「はい」を押せばデフォルトのブラウザになります。
初期起動時に設定しなかった場合でも、「ツール→オプション→既定のブラウザ→Firefoxを既定のブラウザに設定する」から設定を変更することができます。
しかし、ポータブル版では「既定のブラウザに設定する」ボタンを押してもデフォルトのブラウザには設定できません。
今回は、ポータブル版をデフォルトのブラウザに無理やりする方法です。
Firefox Portable版をデフォルトのブラウザにする方法
デフォルトのブラウザにするには、レジストリをいじったり、いろいろな方法があります。しかし今回は、僕がやって一番簡単だったSetBrowserExというソフトを使って設定する方法を紹介します。
めちゃくちゃ簡単な方法なので、わずか2手順でできます
1.SetBrowserExのインストール
SetBrowserExをダウンロードします。
zipファイルを解凍して、任意の場所(お好きな場所)に保存します。
2.SetBrowserExを設定
SetBrowserEx.exeを起動すると次のような設定画面が表示されるので「Other」選択後、「ブラウザのファイルパス」にFirefox Portable版の実行ファイルパス(firefox.exeのパス)を入力し、「適用」ボタンを押してください。
これだけで、設定は完了です。
まとめ
レジストリなどで設定すると、かなり面倒くさいデフォルトブラウザの設定も、SetBrowserExというソフトを使えば、とても簡単に設定することができます。
もともと、持ち運びできるために作られたポータブル版ですので、デフォルトブラウザに設定するものではないのかもしれません。しかし僕のように、設定の面倒くささからポータブル版を使用しているなんて人にはお勧めの設定方法です。
とても有益な情報でした。
ただ、ご説明されているやり方は少し間違っていて、「ポータブル版ではなくデスクトップ版として起動してしまう」設定になっています。その設定の場合、プロフィールが通常のFirefoxと同様にUsers/username/AppData/Local/Mozillaの中に出来てしまうので、使えることは使えますがPortable版である意味がありません。持ち運んだ時には設定やアドオンがごっそりなくなった状態で持ち運ぶことになります。正しいやり方は、SetBrowserExのブラウザ選択のところで一番最後の「Other」を選び、ファイルパスは「C:/FirefoxPortable/FirefoxPortable.exe」とします。これだと、FirefoxPortableの中にプロフィールも全て入っている状態になるので普段の環境そのままで持ち運びやバックアップが可能になります。お試しください。