Firefox Quantumで開いているページを他のブラウザで手軽に開けるようにする「Open With」アドオンの設定方法

WEB制作などをしていて動作確認をするのに、現在開いているページを他ブラウザで開きたいときがあると思います。

そんな時は、大抵以下のような手順になるかと思います。

  1. 現在のURLをアドレスバーからコピー
  2. 他ブラウザを開く
  3. 他ブラウザのアドレスバーにURLをペーストして開く

簡単といえば簡単なんですが、この3手順が地味に面倒くさいです。

Firefoxを使っている場合は、Open Withアドオンを利用することでこの手順を以下の1手順に簡略化することができます。

  1. Open Withメニューからブラウザ選択する

ただ、Firefox QuantumになってからOpen Withアドオンの初期設定は少し面倒になりました。

以下では、その初期設定方法の紹介です。

Windowsでの設定方法です。
スポンサーリンク
レクタングル(大)広告

主な手順

Open Withアドオンを利用するには、以下の手順が必要です。

  1. Open With設定画面を開く
  2. Pythonをインストール
  3. Open WithインストールPythonファイルの取得
  4. コマンドプロンプトでインストールファイルの実行
  5. インストールのテストをする
  6. 使用ブラウザのリストアップ

プログラミング言語をインストールする必要があったり、またコマンドプロンプト操作をする必要があったりして、ちょっとハードルが高いです。

ただ、1つ1つ手順を追ってやっていれば、できるかと思います。

Open With設定画面を開く

まずは、Firefoxオプションから「アドオン」を開いてください。

アドオン一覧の中からOpen Withの「設定」ボタンを押してください。

Open Withの設定ボタンを押す

すると以下のようなOpen Withオプション画面が表示されます。

Open Withオプション画面

基本的には、ここで書かれている設定通りに作業を進めれば、Open Withアドオンを利用することができます。

ただ、手順としては少しややこしいので、以下で詳しく説明します。

Pythonをインストール

次に、Pythonのダウンロードページを開いてください。

ダウンロードボタンを押して、ファイルをダウンロードしてください。

Pythonのダウンロードボタンを押すすると「python-3.X.X.exe」といったようなファイルがダウンロードされるので、実行してください。

python-3.6.5.exe

インストールは、「Add Python 3.6 to PATH」にチェックを入れて「Install Now」を押してください。

Pythonのインストール

インストールフォルダを変更したい場合は、「Custumize installation」からインストールパスを設定してください。

インストールが終了したら、ダイアログを閉じてパソコンを再起動してください。

Pythonインストールの終了

Pythonのファイルパスを有効にするには再起動が必要です。

Open WithインストールPythonファイルの取得

次にOpen With設定をインストールするためのopen_with_windows.pyファイルをダウンロードします。

ファイルのダウンロードは、設定画面の「ダウンロードするにはここをクリック」をクリックしてファイルを保存してください。

ダウンロードするにはここをクリック(Open With)

open_with_windows.pyというファイルがダウンロードされます。

open_with_windows.py

ダウンロード先は、「C:\Users\あなたのユーザー名」にしておけば楽かと思います。

open_with_windows.pyは、ずっとその場所に置いておく必要があります。

コマンドプロンプトでインストールファイルの実行

次に、コマンドプロンプトを開きます。

コマンドプロンプトを開くには、まずWindowsボタンを右クリックします。

Windows10ボタン

右クリックメニューから「ファイル名を指定して実行」を選択します。

Windowsボタンからファイル名を指定して実行を選択

名前に「cmd」と入力して、「OK」ボタンを押してください。

cmdを開く

すると以下のようなコマンド画面が表示されるので、open_with_windows.pyファイルが置いてある場所に、cdコマンドで移動します。

コマンドプロンプトデフォルトだと「C:\Users\あなたのユーザー名」のパスが表示されるので、この状態で「open_with_windows.py install」とコマンドを入力します。

Open WithインストールPythonファイルを実行

上記コマンドでうまくいかない場合は、「python C:\Users\あなたのユーザー名\open_with_windows.py install」とというコマンドで入力してみてください。

すると、以下のような画面になります。

Open With設定実行ファイルコマンド実行後

コマンドを実行しても、特にメッセージは表示されません。うまくいかなかったときは、エラーメッセージが表示されます。

インストールのテストをする

次に、Open With設定がインストールされたかテストを行います。

「Open Withオプション」画面から「Installのテスト」ボタンを押してください。

Open Withのテストボタンを押す

インストールに問題がなければ以下のようなメッセージが表示されます。

Open Withテスト結果

使用ブラウザのリストアップ

最後に、利用できるブラウザのリストアップを行います。

「Open Withオプション」の「ブラウザを探す」ボタンを押してください。

Open With使用ブラウザのリストアップ

すると、PC内がスキャンされ使用可能なブラウザがリストアップされます。

Open With利用可能ブラウザのリストアップ

リストアップされない場合は「ブラウザの追加」ボタンから、登録したいブラウザのパスを入力してください。

Open Withアドオンの利用

アドオンを利用するには、Open Withツールボタンをクリックしてください。

ブラウザがメニューとして表示されるので、URLを開きたいブラウザで選択します。

URLを開きたいブラウザーを選択する

Edgeを選択した場合は、以下のようにクリック一発で、現在Firefoxで開いているページがEdge上で表示されます。

Edgeで現在のURLを開く

まとめ

以前のOpen Withアドオンは、インストールするだけで、こういった細かな設定は不要でした。

けれど、Firefox Quantumで利用するには、Pythonとopen_with_windows.pyファイルの利用は必須です。

この初期設定は、ちょっとというか、かなり面倒くさいです。

しかしながら、Open Withが利用できるのと利用できないのでは、WEB制作をする際、ブラウザ間の動作確認のしやすさが全然違うので、面倒ながらも最初に設定しておけば、後々の捗り具合が違ってきます。

サイト Open With – Firefox 向けアドオン

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
レクタングル(大)広告

スポンサーリンク

『Firefox Quantumで開いているページを他のブラウザで手軽に開けるようにする「Open With」アドオンの設定方法』へのコメント

  1. 名前:アイカワ 投稿日:2018/11/27(火) 09:05:45 ID:3203514f3

    Windows10 Enterprise x64 を最新状態にしてpython-3.7.1インストール後に再起動すると
    ネットワークが使用できなくなったので再度OSインストールしてこの操作をしてみたが、pythonインストール後に再起動すると同様にネットワークが使えなくなったのでpython自体にバグが有ると思われます。OSを自分でインストール出来ない方はしばらく触らない方が良いと思われます。

  2. アバター画像 名前:わいひら 投稿日:2018/11/27(火) 22:40:16 ID:b7b6a3b66

    3.7.1の不具合なんですかね。
    僕がインストールした3.6.5はそんなことはなかったんですけど。

  3. 名前:Hida 投稿日:2020/10/16(金) 09:22:20 ID:538879f15

    Pythonを使った事が無いのですがファイルを”C:\”に保存して
    >c:\open_with_windows.py install
    では動かず
    >python c:\open_with_windows.py install
    で上手くいきました。

  4. アバター画像 名前:わいひら 投稿日:2020/12/27(日) 17:53:14 ID:2623db2e1

    教えていただきありがとうございます。
    記事中にコマンドを追加しておきました。