WEB制作などをしていて動作確認をするのに、現在開いているページを他ブラウザで開きたいときがあると思います。
そんな時は、大抵以下のような手順になるかと思います。
- 現在のURLをアドレスバーからコピー
- 他ブラウザを開く
- 他ブラウザのアドレスバーにURLをペーストして開く
簡単といえば簡単なんですが、この3手順が地味に面倒くさいです。
Firefoxを使っている場合は、Open Withアドオンを利用することでこの手順を以下の1手順に簡略化することができます。
- Open Withメニューからブラウザ選択する
ただ、Firefox QuantumになってからOpen Withアドオンの初期設定は少し面倒になりました。
以下では、その初期設定方法の紹介です。
目次
主な手順
Open Withアドオンを利用するには、以下の手順が必要です。
- Open With設定画面を開く
- Pythonをインストール
- Open WithインストールPythonファイルの取得
- コマンドプロンプトでインストールファイルの実行
- インストールのテストをする
- 使用ブラウザのリストアップ
プログラミング言語をインストールする必要があったり、またコマンドプロンプト操作をする必要があったりして、ちょっとハードルが高いです。
ただ、1つ1つ手順を追ってやっていれば、できるかと思います。
Open With設定画面を開く
まずは、Firefoxオプションから「アドオン」を開いてください。
アドオン一覧の中からOpen Withの「設定」ボタンを押してください。
すると以下のようなOpen Withオプション画面が表示されます。
基本的には、ここで書かれている設定通りに作業を進めれば、Open Withアドオンを利用することができます。
ただ、手順としては少しややこしいので、以下で詳しく説明します。
Pythonをインストール
次に、Pythonのダウンロードページを開いてください。
ダウンロードボタンを押して、ファイルをダウンロードしてください。
すると「python-3.X.X.exe」といったようなファイルがダウンロードされるので、実行してください。
インストールは、「Add Python 3.6 to PATH」にチェックを入れて「Install Now」を押してください。
インストールが終了したら、ダイアログを閉じてパソコンを再起動してください。
Open WithインストールPythonファイルの取得
次にOpen With設定をインストールするためのopen_with_windows.pyファイルをダウンロードします。
ファイルのダウンロードは、設定画面の「ダウンロードするにはここをクリック」をクリックしてファイルを保存してください。
open_with_windows.pyというファイルがダウンロードされます。
ダウンロード先は、「C:\Users\あなたのユーザー名」にしておけば楽かと思います。
コマンドプロンプトでインストールファイルの実行
次に、コマンドプロンプトを開きます。
コマンドプロンプトを開くには、まずWindowsボタンを右クリックします。
右クリックメニューから「ファイル名を指定して実行」を選択します。
名前に「cmd」と入力して、「OK」ボタンを押してください。
すると以下のようなコマンド画面が表示されるので、open_with_windows.pyファイルが置いてある場所に、cdコマンドで移動します。
コマンドプロンプトデフォルトだと「C:\Users\あなたのユーザー名」のパスが表示されるので、この状態で「open_with_windows.py install」とコマンドを入力します。
すると、以下のような画面になります。
インストールのテストをする
次に、Open With設定がインストールされたかテストを行います。
「Open Withオプション」画面から「Installのテスト」ボタンを押してください。
インストールに問題がなければ以下のようなメッセージが表示されます。
使用ブラウザのリストアップ
最後に、利用できるブラウザのリストアップを行います。
「Open Withオプション」の「ブラウザを探す」ボタンを押してください。
すると、PC内がスキャンされ使用可能なブラウザがリストアップされます。
Open Withアドオンの利用
アドオンを利用するには、Open Withツールボタンをクリックしてください。
ブラウザがメニューとして表示されるので、URLを開きたいブラウザで選択します。
Edgeを選択した場合は、以下のようにクリック一発で、現在Firefoxで開いているページがEdge上で表示されます。
まとめ
以前のOpen Withアドオンは、インストールするだけで、こういった細かな設定は不要でした。
けれど、Firefox Quantumで利用するには、Pythonとopen_with_windows.pyファイルの利用は必須です。
この初期設定は、ちょっとというか、かなり面倒くさいです。
しかしながら、Open Withが利用できるのと利用できないのでは、WEB制作をする際、ブラウザ間の動作確認のしやすさが全然違うので、面倒ながらも最初に設定しておけば、後々の捗り具合が違ってきます。
Windows10 Enterprise x64 を最新状態にしてpython-3.7.1インストール後に再起動すると
ネットワークが使用できなくなったので再度OSインストールしてこの操作をしてみたが、pythonインストール後に再起動すると同様にネットワークが使えなくなったのでpython自体にバグが有ると思われます。OSを自分でインストール出来ない方はしばらく触らない方が良いと思われます。