MFクラウド確定申告で障害者控除金額を設定する方法

僕は、確定申告をするのに会計ソフトのMFクラウド確定申告を利用しています。

確定申告、面倒くさいです。ただでさえ面倒なのに、2014年の確定申告から、僕のような超零細個人事業主でも、記帳義務と保存義務...

MFクラウド確定申告を使うのは、僕のような零細個人事業主の場合、取引相手も少ないので、ずっと無料で利用できているからです。(月間の仕分けが15件を超える場合は有料登録する必要があります。)

で、僕は一応「障害者一級」にカテゴライズされているので、確定申告をするときに、障害者控除を受けることができます。

けれど、Googleで検索しても、「MFクラウド確定申告で障害者控除登録の仕方」が見当たりませんでした。ですので、MFクラウド確定申告のサポートから、以下のように問い合わせてみました。

MFクラウド確定申告で、特別障害者控除(40万円)の登録をしたいのですが、どのように登録すればよいでしょうか?

そしたら、無料ユーザーの僕に対しても、もの凄く丁寧な解説メールが届きました。その方法について紹介したいと思います。

photo by Ze’ev Barkan

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MFクラウド確定申告で障害者控除を設定する方法

MFクラウド確定申告で、障害者控除を設定するには、まずログインして、「決算・申告書」をクリックして「確定申告書」メニューを開きます。

確定申告書メニューを開く

「確定申告書」ページで「所得から差し引かれる金額」タブをクリックします。

所得から差し引かれる金額

すると、「勤労学生、障害者控除」設定項目があると思うので、控除金額を入力します。

勤労学生、障害者控除項目

上記の設定項目部分の以下の部分を設定します。

  • 「障害者控除 氏名(第二表)」:名前の入力
  • 「第一表(19)~(20) : 勤労学生、障害者控除」:控除金額の入力

設定が完了したら、「設定を保存する」ボタンを押してください。

MFクラウド確定申告の設定を保存するボタン

障害者控除と特別障害者控除の金額

障害者控除は、主に以下の2つに分けられます。

  1. 障害者控除:一般的な障害者控除(控除額27万円)
  2. 特別障害者控除:重度の障害がある場合(控除額40万円)

ちなみに、MFクラウド確定申告の「勤労学生、障害者控除」の入力欄にマウスカーソルを置くと以下のように非常にわかりやすいヒントが出るので、特に難しいこともないかと思います。

マウスオーバーでヒントが表示

障害者控除

「障害者控除」は、納税者自身や控除対象配偶者や扶養親族が所得税法上の障害者に当てはまる場合に所得税控除を27万円を受けることができます。

詳しくは以下を参照してください。

参考 No.1160 障害者控除|所得税|国税庁

特別障害者控除

「特別障害者控除」は「障害者控除」が当てはまる人の中でも、以下の条件に合う人は、所得税控除40万円を受けることができます。

  1. 身体障害者手帳に「身体上の障害の程度」が1級または2級と記載されている
  2. 精神障害者保健福祉手帳に障害者等級が1級と記載されている
  3. 重度の知的障害と判定された人
  4. いつも病床にて複雑な介護を受けなければならない人

僕は、身体者障害者手帳に1級と記載されているので、特別障害者控除を受けることができます。

設定反映の確認

最後に、障害者控除の設定が反映されたかを確認します。

まずは、「決算・申告書」をクリックして「確定申告書」メニューを開きます。

確定申告書メニューを開く

次に「申告書印刷」ボタンを押して出てきたメニューの中から「確定申告書B」を選択してください。

確定申告書Bを開く

PDFファイルが表示されるので、「所得から差し引かれる金額」の「勤労学生、障害者控除」項目に金額が反映されているかを確認します。

確定申告書Bに設定が反映されているか

僕の場合は、特別障害者控除なので40万円で合っています。

基礎控除と合わせると、78万円になり、結構な控除額です。

まとめ

特別障害者控除で、40万円が控除されると、支払う税金が数万円少なくなったりするので、障害者控除対象者は、記入してあるか、必ずチェックする必要があるかと思います。

それにしても、MFクラウド確定申告は、しがない無料ユーザーの僕にも、かなり丁寧な文面のメールで、とてもわかりやすく教えていただけました。

個人的に、これまでサポートが丁寧でしっかりしているサービスで、ハズレなサービスだったことはありません。というのも、サポートは、企業にとっても「最も運営するのが面倒くさい部署」であると思うからです。

そういった面倒くさい部署を適切に運営できるということは、全体の運営能力も高いと思っています。

というか、何かに困ってサポートに連絡した時に、丁寧に教えてもらえると、もの凄く嬉しいですよね。逆に、ぞんざいに扱われると「なんだよ!このサービス」となります。

単に、そういった単純なことなのかもしれません。

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