会計ソフト「MFクラウド確定申告」を無料で使う方法、条件など

僕は、もうかれこれ5期にわたり「MFクラウド確定申告」を利用しています。

そして、最初の何年かは、無料プランの範囲内で利用させていただきました。

確定申告、面倒くさいです。ただでさえ面倒なのに、2014年の確定申告から、僕のような超零細個人事業主でも、記帳義務と保存義務...

で、この「MFクラウド確定申告」は、無料であるにもかかわらず、ある程度の機能を利用でき、確定申告資料の作成までできてしまいます。

それで、無料プランを利用するのに必要な条件は、とてもシンプルで「1年の仕訳の総数が50件以下であること」です。

ですので、超零細個人事業主だと、取引件数が少ないうちは無料プランで利用できます。

以下では無料で使い続ける条件を少し詳しく説明します。

2018年6月のプラン改定で、「仕訳数:月15件」だった制限が「仕訳数:年50件」になってしまいました。この制限だと、無料のみで利用するのはかなり厳しくなりました。
スポンサーリンク
レクタングル(大)広告

無料プラン利用に向いている方

いくら、「MFクラウド確定申告」が無料で利用できるからといっても、無制限に利用できるわけではありません。

無料プランだけを利用するには、向き不向きがあります。

無料プラン継続利用に向いている方

今回の方法は、以下のような方に向いています。

  • 取引や経費計上が少ない零細個人事業主の方
  • 期間限定や単発の仕事等で取引量が多くない方
  • 取引の証拠として取引情報だけ自動取得させておきたい
    (※領収書も保存しておく必要あり)

先程も書きましたが、「MFクラウド確定申告」を無料で利用し続けるには、「1年の仕訳の総数が50件以下であること」が条件です。

赤字事業であっても確定申告する必要があるので「取引の自動取得だけでもしておきたい」なんて時には重宝するかと。

日本には国民の三大義務の一つとして納税の義務があります。専業でやっている人は、年に48万円を超える利益(所得)がある場合。副...

詳しい条件は、以下を参照してください。

無料プラン フリープランについて

料金表 MFクラウド確定申告のプラン別料金表

短期出店や、同人誌販売等の仕訳の少ないものであれば無料利用できます。

2018年6月のプラン改定で無料で利用する条件は、かなり厳しくなりました。

無料プラン継続利用に向いていない方

なので、以下のような事業主の方には向いていません。

  • 取引相手が多くて多くの仕訳が必要な方
  • 様々なものを多数経費に計上する必要がある方

上記のような方は、必然と仕訳が年50件よりも確実に多くなってしまいます。なので、これらの方は、どうしても有料プランを利用する必要があると思います。

取引が多い場合は、有料登録してしまった方が機能も多く、便利に使えます。

向いていない方でも最大1年は無料で使える方法もある

ただ、無料プラン継続利用に向いていない方でも、使い方で次第では、その期の確定申告をするまで(1年ぐらい)は、無料プランで利用することが可能です。

その方法については後述したいと思います。

無料プランにしがみつくポイント

無料プランを出来る限り継続利用するためのポイントといっても、特に難しいことはありません。

主に、以下の2つのポイントに気をつけて利用すれば、可能な限り無料プランにしがみつくことができます。

  1. 年50件の仕訳で収まるか数える
  2. 年50件の仕訳を超える場合は安い経費計上はしない

以下では、それぞれのポイントについて詳しく説明したいと思います。

何が何でも無料利用したい場合の条件です。

年50件の仕訳で収まるか数える

「MFクラウド確定申告」では、年50件を上限として仕訳を行うことができます。

ですので、全50件の仕訳数内に収まる範囲内であれば、何年でも無料利用することができます。

取引の多い事業主は、有料プランに入る必要があると思います。ただ、ある程度取引が多い場合は、それなりの収入もあると思うので、有料プラン年額9,600円(税別)なんて屁でもないと思います。

ただ、年50件の仕訳を超える場合は以下のようなダイアログが表示されてしまいます。

MFクラウド確定申告の無料仕訳数上限を超えた場合

登録仕訳件数が上限を超えています

より便利にご利用いただけるプランに
変更しませんか?

誤って、年50件を超えてしまい、上記のダイアログが表示されると、有料プランへの移行が必要になります。

ですので、まずは月ごとの仕訳数が年50件以内かどうかを正確に数えます。

MFクラウドの無料プランを利用し続けるには、年50件以内で納める必要があります。

年50件を超えそうな場合は、超える前に仕訳をやめて、次の項目を参照してください。

仕訳数が年あたり50件を超える場合は

「うちの場合は取引数や経費計上が多いので50件を超えるな」なんて場合にも、とりあえず1月に「MFクラウド確定申告」に登録して金融機関登録や、クレジットカード登録さえ行って同様の作業を行っておきます。

そして、確定申告書類を作成する月に有料プランに加入して、余った分の仕訳をまとめて行えば、それまで使用してきた約1年分は、無料のまま会計ソフトを利用できたことになります。

最初から有料プランを利用するつもりの場合で、「1年分の利用料を無料で利用したい」なんて場合は、期首に登録しておいて、金融機関で取引情報や、クレジットカードの明細情報を自動取得させときましょう。

そして、確定申告前の2月あたりに、まとめて行うなんてこともできます。

MFクラウド確定申告でできる限り仕訳をまとめて行いたい人

仕訳を溜め込んでしまうと後から面倒なので、あまりおすすめはしません。ただ、年50件程度であれば、それほど苦でもないでしょう。

必ずしも期首(1月)に登録する必要はありません。「MFクラウド確定申告」の明細自動取得機能は、数ヶ月前まで遡って取得することができるので、後でまとめて行うことができます。

ただ、銀行や、クレジットカード会社によっては、数ヶ月しか取得できないところもあるので、自動取得でなるべく手軽に行いたい場合は、早めの登録をおすすめします。でないと、面倒な手入力をする必要が出てきます。

まとめ

とりあえず、以下の2点に注意していれば、仕訳数の少ない事業主の場合は、「MFクラウド確定申告」を継続して無料利用できます。

  1. 年50件の仕訳で収まるか数える
  2. 年50件の仕訳を超えそうな場合は仕訳をやめて確定申告前にまとめて行う(取引の自動取得だけなら無料でできる)

ちまちま数を気にしながら仕訳するのは、面倒くさいよ!

なんて場合は、サクっと有料プランにしてしまうのも良いかと思います。

というのも、無料プランでは「仕訳ルールの学習機能」と「勘定科目の自動提案機能」が自由に使えないからです。

仕訳ルールの学習機能
登録した仕訳を記憶します。
勘定科目を修正した場合も、修正内容を記憶し、次回以降は同じ条件の明細に正しい勘定科目を提案してくれる機能。
勘定科目の自動提案
取得した明細のテキストを分析して、確定申告ソフトが合致する勘定科目を自動で初期提案してくれる機能。

とりあえず、これらの機能が無制限で使えるだけでも、年額9,600円(税別)を払う価値はあると思います。

ということで、「MFクラウド確定申告」は、無料で使い倒すもよし、有料にして効率化を図るもよし、と思います。

確定申告、面倒くさいです。ただでさえ面倒なのに、2014年の確定申告から、僕のような超零細個人事業主でも、記帳義務と保存義務...

まずはこちらから無料利用してみてください。

サイト MFクラウド確定申告

有料登録しても最初の1ヶ月は無料です。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
レクタングル(大)広告

スポンサーリンク