ブログ運営をしていると、何かと便利なのがクリエイティブ・コモンズ(CC)写真です。
CC0写真であれば、「いかなる権利も保有しない」という宣言がされた写真なので、自由に使うことができます。
その他のCC写真であっても、ライセンスに書かれている条件(クレジット表示とか改変禁止とか商用利用禁止とか)に従えば、ある程度自由に無料でブログなどに写真を利用することができます。
そんなありがたいCC写真を手軽に検索できる「Mediachain Attribution Engine」という写真検索エンジンが便利だったので紹介です。
目次
Mediachain Attribution Engineとは
Mediachain Attribution Engineは、約30ものクリエイティブ・コモンズ写真サイト内の写真1億2000万枚以上を一括検索できる、CC写真検索エンジンです。
また、検索結果には、機械学習結果が反映されており、機械が良いと判断した写真から順に表示されます。
検索結果ではCC0が優先される
例えば、女性(Women)で検索すると以下のような検索結果が表示されます。
以下ように、縦長の写真か、横長の写真かがわかりやすく表示されるというのも地味に重要です。アイキャッチなどは横長の写真の方が使い勝手が良いので。
検索結果は、基本的に権利などをほとんど気にする必要がないCC0写真から表示されます。
このように「CC0」と表記された写真は、「あらゆる権利を放棄した写真」なのでクレジット表記などを気にする必要もなく、 自由に利用することができます。
通常のCC写真利用の場合は、画像などをクリックして開きます。
すると、以下のような個別ページが表示されるので、下の方にあるタグを利用すれば、CCの制約に反しない写真利用をすることができます。
コピーしたタグを貼り付けると、以下のように表示されます。
Women Fashion Trends by Theliving Press via Attribution Engine. Licensed under CC BY.
似たような写真をCC写真の中から探せる
あとこの「Mediachain Attribution Engine」で特徴的な機能といえば、写真をアップすれば似たような写真を探せる機能でしょう。
例えば、以前以下のような「菜の花畑」の写真を利用したとしましょう。
で、「同じような写真をまた使いたいなぁ」と思った時には、検索ボックスのカメラアイコンをクリックして画像をアップロードします。
すると、似たような写真をいくつも提案してくれます。
例えば、菜の花畑の中に人が立っている写真がよければ、以下のような写真をアップすれば
以下のような結果を得ることができます。
もし、この中から「菜の花畑でカップルがキャッキャウフフしている写真」が気に入れば、個別ページを開いて「Find similar images」ボタンを押せば、似たような写真を再び再検索することもできます。
その他にも、こんな人影の写真で検索した場合は、
こんな感じで、似たような写真が検索結果に表示されます。
個人的には、かなり良い精度だと思います(検索する画像にもよるけど)。
この機能を有効利用するとしたら例えば、ブログに利用したい写真が権利的に問題のある写真だったとします。
ただ、構図的に似たような写真が使えれば良いというのであれば、その写真を「Mediachain Attribution Engine」で画像検索し、似たような写真を探して権利的に問題ない写真を利用するという使い方ができると思います。
まとめ
「Mediachain Attribution Engine」は、こんな感じで、高画質CC写真を手軽に探せるようになっています。
ただ、CC写真を検索するツールは他にもいろいろあります。
こういった、写真探しツールと比較して、「Mediachain Attribution Engine」の優れている点といえば、やはり似たような写真を探す機能でしょう。
こういった機能は、他では見掛けた事がありません。
もちろん、Google画像検索でも、画像をアップすれば似たような画像を探すことはできます。ただ、Google画像検索の場合は、検索結果にCC写真(制約を守れば自由に利用できる写真)以外も表示されてしまいます(オプションでCC写真のみに絞り込むことはできるけど)。
けれど、「Mediachain Attribution Engine」の場合は、「似たようなCC写真のみ」が表示されることがある程度保証されています。
これだと「以前使用したアイキャッチと似たようなCC写真を探して使いたいな」と思ったときに、非常に効率的に、無料利用可能な似たような写真を探すことができます。
その他にも、「この権利写真と似たような構図の、CC写真を探してフリーで使いたいな」なんてときにも、結構便利だと思います。
サイト Mediachain Attribution Engine