Windowsエクスプローラーの右クリックメニュー「新規作成」から直接PHP、CSS、HTML、RBファイルなどを作る方法

ちょっと何か書きたいときに、エクスプローラーなどの右クリックメニューからテキストファイルを作成すると、一発で作れて便利です。

ただ、テキスト以外のファイルを作るときはちょっと面倒くさいです。作成できるファイルの種類があまりにも少ない。デフォルトだとテキストとショートカットぐらい、オフィスが入っていればワードとかエクセルとかが登録されているぐらいでしょうか。ですので、例えばWordpressのテーマとかをいじっていて、「新しいPHPファイルを作りたいな」なんて時は、とりあえず「新規作成」からテキストファイル「新しいテキスト ドキュメント.txt」を作成して、それをリネームしてPHPファイル「new.php」にしています。

この手順も、普通にリネーム出来ればいいのですが、Windowsの場合、拡張子が変わると、いちいち以下のような「拡張子の変更を確認するダイアログ」が出てきて、ことさらうざいです。

拡張子の変更ダイアログ

1個ファイルを作るくらいなら全然いいのですが、何個もファイルを作るときは、いちいちこのダイアログがエラー音を轟かせて毎回立ちふさがり、面倒くさいことこの上ない。一応、このダイアログを出さない方法も調べたんですが、どうやらないようで、本当にちょっとしたことなんですが、面倒くさい存在です。

で、このダイアログを出さないようにするには、拡張子を変更しないで済むファイルを直接作るしかないようです。

例えば、Wordpressだったら、右クリック「新規作成」メニューから、「新規PHPファイル.php」「新規CSSファイル.css」みたいなのを直接作ってしまえるようにします。こうすることで、ファイル名部分だけをリネームするだけでいいので、拡張子の変更が起こらず、面倒くさいダイアログが出てきません。

今回はそれらの設定方法を紹介します。

photo by methodshop .com

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告

設定前の準備

今回僕が紹介する方法を行うには、事前に「新規作成」メニューに追加したい拡張子が、何かしらのプログラムに関連付けられている必要があります。

もう既に関連付けが済んでいる場合は、この項目を飛ばしてください。

追加ファイルが何のプログラムにも関連付けられてない場合は、次の方法で関連付けを行います。

Windows Vista、7、8

Yakushima-Tonbo – Windows7での関連付け

Windows XPまで

ファイル・タイプの関連付けを変更する2つの方法 - @IT

「新規作成」メニューの追加方法

メニューの追加方法として、PHPファイルの追加を例に挙げて紹介します。

ソフトを使って手軽に「新規作成」メニューを追加する

僕がいろいろ試してみて、最も簡単だった方法を紹介します。

その方法は、Right Click Enhancerというフリーソフトを使って行います。僕はポータブル版をダウンロードしました。Right Click Enhancer Portableからもダウンロードできます。

Right Click Enhancer Portable

ダウンロード後解凍してソフトを起動すると、このようなフォームが出て機能が一覧表示されます。これらの一覧の中から「New Menu Editor」を選択します。

Right Click Enhancer Portable起動画面

すると以下のような画面が表示されます。緑色のチェックがついている部分は、既に「新規作成」に追加されている拡張子で、赤いバツ印は、未追加のものです。

ニューメニューエディター

今回僕は、自分がよく使うファイルのphp、html、css、rb拡張子のファイルを「新規作成」メニューに追加することにしました。

まずは、phpの追加の仕方を例に挙げて紹介します。

まずは検索ボックスに「php」と入力します。

拡張して検索

すると、PHP拡張子が抽出されるのでそれを選択します。

拡張子の登録

あとは、「青色のチェック(Add)」ボタンを押すと「新規作成」メニューにphpが登録されます。

PHPの登録完了

あとは先程と同様の手順で、html、css、rbも登録してしまいます。

拡張子全てを登録

その他にも、「新規作成」で使用しないファイルは、選択の邪魔になるので、不要なものは拡張子を選択し「バツ印(Remove)」を押して削除してしまってもいいと思います。(後で戻そうと思ったら簡単に戻せます)

いらないものをすべて削除したら、こんな感じになりました。

拡張子の設定完了

この設定のおかげで、エクスプローラーのコンテキストメニューが、このような感じで必要なファイルのみとなりスッキリしました。

Image20140811-170121-2

うまくいかなかった場合、昔ながらのやり方

一応、昔ながらのレジストリを使ったやり方も紹介しておきます。

まずは、Windowsメニューから「ファイル名を指定して実行」を起動し「regedit」と入力しレジストリエディターを起動します。

ファイル名を指定して実行

※これよりレジストリを変更しますので、自己責任でお願いします。編集に自信のない方は、レジストリのバックアップを取るか、最低限復元ポイントを作っておいてください。

こんな感じでレジストリエディターが起動しました。

レジストリエディターの起動直後

これの「HKEY_CLASSES_ROOT」ディレクトリを開きます。

すると、以下のようにずらっとディレクトリが表示されるので「.php」を探します。

レジストリエディターで.phpを探す

見つけることができたら、「.php」を右クリックし「新規→キー」を選択します。

Image20140811-112225-1

新しく作成されるディレクトリに「ShellNew」と入力します。すると以下のようになります。

SellNewが作られる

すると今度は「ShellNew」を右クリックして「新規→文字列値」を選択します。

Image20140811-112918-3

あとは、作成されたものに「NullFile」と入力すればOKです。

NullFile

まとめ

この設定を行ったおかげで、右クリックメニューからファイルを新規作成するときに、テキストファイルをリネームして出るダイアログとエラー音にいらつくこともなくなりました。

ファイルを新規作成するときに、あらかじめ決まった拡張子用のテンプレートがある場合は、登録時にこんな感じでテンプレートも指定できるので、これまた便利です。

テンプレートの登録

右クリックからテンプレートファイルを元に新しいファイルが作られ、すぐさま編集に取り掛かれるようにできます。