メインカラム部分に、アドセンス広告を載せているブログなどを拝見していると、広告の配置は主に以下の2つに分類されます。
- 広告を左寄せにしている
- 広告を中央ぞろえにしている
僕は、これまでずっと左寄せにしていました。
で先月、ふと「どちらが効果が高いんだろう?」と感じたもので、11月はメインカラム部分の広告を中央ぞろえにして1ヶ月間効果を計ってみました。
そして1ヶ月間(30日分)のデータが揃ったので、どちらの効果が高かったのか結果を書きたいと思います。
photo by Neeta Lind
目次
アドセンスの配置の変化
結果の前に、10月と11月では以下のようにアドセンス配置が変化しました。
赤色が以前の配置、青色が中央ぞろえにした配置です。
パソコンの表示では、H2見出し手前の本文中広告のみが「中央ぞろえ」になる形になります。
記事下のダブルレクタングルは、中央ぞろえにしても広告ラベルが中心になったくらいしか変化はありません。(余分なスペースがないので)
モバイルの場合
モバイル画面では、次のようになります。
幅の広いモバイル画面(タブレットなど)では、メインカラムの広告が全て中央に表示されます。
ただ、よくある画面幅が320pxの端末では、広告とマージンの幅がピッタリになるようになっているので、左寄せとほとんど変わらない表示になります。(ラベルは中央に表示される)
中央ぞろえの設定
設定は、Simplicityのテーマカスタマイザーの広告設定で、「広告を中央表示」にしただけです。
ここら辺の設定は手軽です。
このような状態で、左寄せで30日、中央ぞろえで30日、効果を比較してみました。
効果の比較結果
アドセンスのレポートにある以下の項目を比較してみました。
- ページビュー
- クリック数
- ページのCTR(クリック率)
- CPC(1クリックあたりの収益額)
- ページのRPM(表示1000回あたりの見積もり収益額)
- 見積もり収益額(全体の収益)
で、結果は以下のようになりました。
増減率(%) | |
---|---|
ページビュー | +19.01 |
クリック数 | +12.92 |
ページのCTR | -6.10 |
CPC | +12.77 |
ページのRPM | +5.97 |
見積もり収益額 | +26.07 |
ページビューが増えたので、クリック数と収益も上がっています。
ただPVの増減に影響されない数値として肝心なのは、以下の3つの指標です。
- ページのCTR(クリック率)
- CPC(1クリックあたりの収益額)
- ページのRPM(表示1000回あたりの見積もり収益額)
これらの指標を見ると、広告を中央ぞろえにした期間は、クリック率は約6%下がっています。
ただ、CPC(1クリックあたりの収益額)が約13%も上がっています。
で、効果を測るために最も適した指標RPM(表示1000回あたりの見積もり収益額)は、約6%アップしました。
ですので、「広告を左寄せにしていた10月」より「広告を中央揃えにしていた11月」の方が約6%パフォーマンスが上がったと言えるかもしれません。
ただこの結果、正直自分でも掴みかねています。
僕の予想では、収益が増えるとしたら「広告を中央ぞろえにしたことにより、ちょっとした違和感から読者の目に広告がとまり、CTRが上昇して、CPCがそのままでも収益が上がる」なんてことを考えていました。
ですので、こういった結果になると思っていませんでした。
まとめ
それにしても、アドセンスを中央ぞろえにしたからといってCPC(1クリックあたりの収益額)が上がる要因でもないような気もします。
クリック率は6%も下がっているので、もし次の期間CPCが以前と同等、もしくは下がるようなことがあれば、パフォーマンスは大きく落ちます。
今回は、たまたまCPCが高かったので、パフォーマンスが上がっただけかもしれません。
とりあえず、今月は「左寄せ」で効果を測ってみることにします。