先日、政府機関や大学のような権威の高いサイトのみから検索結果が出せないか調べたらありました。
なぜ、そのような権威あるサイトから、情報を探すかというと、単純に引用したりする情報元にオーソリティ(権威)があると、それだけ説得力が増すからです。
単純に考えて、「出典:どこの誰が書いたかわからないサイト」とかよりも、「出典:厚生労働省」とか「出典:東京大学」とリンクが貼って引用してあったほうが、読み手にとって信頼度が大きく変わってくる可能性は高いです。
先に紹介した記事では、その方法が書かれているのですが、今回は検索用プラグインを使用して、もう少し手軽に検索できる方法を紹介したいと思います。
photo by MIKI Yoshihito
目次
政府機関と大学のみから検索する方法
photo by Dick Thomas Johnson
政府機関や大学のみから検索する方法は単純です。ただ、ドメインを指定したGoogle検索を利用するだけです。
具体的に書くと、Googleで以下のように検索を行います。
キーワード site:go.jp OR site:ac.jp
Googleのオプション検索のsiteオプションを利用して検索しています。
他にも、.jpドメインならば、以下のドメインを指定して検索したりもできます。
ドメイン | 組織の種類 |
---|---|
go.jp | 日本国の政府機関、各省庁所轄研究所、独立行政法人、特殊法人 |
ac.jp | 大学校、職業訓練校、学校法人 |
co.jp | 株式会社、合同会社、有限会社、合名会社、合資会社、相互会社、特殊会社など |
or.jp | 財団法人、社団法人、医療法人、監査法人、宗教法人、特定非営利活動法人、国連等の公的な国際機関、外国政府の在日公館など |
ed.jp | 保育所、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、専修学校 |
その他、詳しくは以下を参照してください。
検索プラグインを作成
こういった、ドメインを指定した検索は毎回、「キーワード site:go.jp OR site:ac.jp」とGoogle検索しても良いのですが、それでは少し面倒くさいです。
なので、検索用のプラグインを作成して、「公的機関・大学用の検索プラグイン」を作成したいと思います。
プラグインの作成といっても簡単で、Ready2Search:日本語というサービスで、検索クエリを作成すれば良いだけです。
以前、以下のようなCC0画像のみを検索するプラグインを作成したときと同様の仕組みです。
ただ、検索クエリを設定すると言っても、初めて設定する場合はよくわからないと思うので、既にプラグインを作成しておきました。
公的機関・大学用の検索プラグイン
作成したのが、Ready2Search(政府機関・大学検索)です。
登録方法
利用するには、利用ブラウザからReady2Search(政府機関・大学検索)に移動し、「OpenSearch プラグイン 政府機関・大学検索」をクリックしてください。
すると、利用しているブラウザに応じて、以下のようなダイアログが表示されるので、「OK」とか「追加」を選択します。
Chromeの場合
Firefoxの場合
Internet Explorerの場合
利用方法
利用するには、それぞれのブラウザから検索エンジンを選択して検索します。
Chromeの場合
アドレスバーを右クリックした後「検索エンジンの編集」から選択する。
Firefoxの場合
検索ボックスにキーワードを入力後、登録した検索エンジンを選択します。
Internet Explorerの場合
アドレスバーにキーワードを入力して、登録した検索エンジンを選択します。
検索結果
このように、登録しておくことで、例えば以下のような検索結果を得られます。
「STAP」で検索すると、「riken.go.jp(理研)」の検索結果が上位表示されたりします。(※なぜか消されていて、これを書いた時点では、キャッシュからでしか見ることはできないけど)
単に、「肩こり」のことを引用するにしても、医大などから検索結果が表示されたりします。
利用次第では、説得力のある引用元が探せそうです。
まとめ
プラグインから検索を利用することで、ブラウザの検索ボックスから手軽に「政府機関や大学」のみから検索結果を得ることができるようになります。
ただ、権威が高めのサイトから、検索結果を得られるとしても、問題もあります。
政府機関サイトはまだしも、大学サイトの場合、サイトに手を加えられていない学校も多く、以下のようなことも結構あります。
- 内容がかなり薄い
- スタイルシートでデザインされてないものも多く見た目が悪い分、情報が怪しく感じる
結局は、説得力がある引用元を選ぶ場合は、検索結果のページ内容をよく読んで、見た目も良く、説得力がある文章を書いているサイト選ぶのが1番良いのかもしれません。
そうなると、結局のところ「通常のGoogle検索結果」に収束したりして。