僕は、Wordpressのローカル環境構築に「Instant WordPress」を使用しています。
Instant WordPressは、省ける設定はとことん省いたWordpress環境構築ソフトです。
ただ、Wordpressの環境構築なら、Bitnamiも便利ということは、前々から知っていたのですが、今回ちょっと使ってみたのを機に、インストール手順を残しておきたいと思います。
とりあえず、想像していたよりはかなり簡単でした。
photo by Mykl Roventine
目次
ローカル環境構築の主な手順
WindowsにWordpressローカル環境を構築するには、主に以下の手順が必要です。(Macや、Linuxでも利用できます。)
- Bitnamiのダウンロード
- Bitnamiのインストール
- Bitnamiの初期設定
上記の手順で、Bitnamiを利用した、Wordpressローカル環境を作成することができます。
ダウンロード
まずは、Bitnamiに移動し、環境にあったファイルのダウンロードボタンからダウンロードしてください。
今回は、Windowsを使用しましたが、OS X版や、Linux版もあります。
ダウンロードボタンを押すと、以下のようなダイアログが表示されます。ただ単にダウンロードしたい場合は「No thanks, just take me to the download」をクリックすればダウンロードが開始されます。
ダウンロードが完了すると、Windowsの場合「bitnami-wordpress-x.x.x-x-windows-installer.exe」というファイルが作成されます。
インストール
ダウンロードしたファイルを実行すると、インストールが開始されます。
まず最初に、言語選択画面が表示されますが、日本語の選択肢はないので、とりあえずEnglishを選択して「OK」ボタンを押します。
次に、「アンチウイルスソフトが起動していたら、インストールが遅いかもよ。続きはWEBで…、インストールしますか?」という趣旨のメッセージが出るので、「Yes」ボタンを押します。
インストーラーが立ち上がるので、「Next」ボタンを押します。
インストールするコンポーネントを選択する画面が表示されます。phpMyAdminをインストールするかの選択ができますが、特別な理由もない限り、インストールしておいた方が良いと思います。(phpMyAdminは、簡単に言うとMySQLというデータベース内を、GUIで見たり操作したりできるツールです。)
次は、インストール場所の選択です。特に理由もない場合は、そのままでいいと思います。
場所を指定すると、Wordpressアカウントの設定画面が表示されます。
ここら辺は、Instant WordPressの仕様に合わせて、以下のような入力でOKではないかと思います。
- Your real name:変更なし
- Email Address:変更なし
- Login:admin
- Password: password
ローカルのテスト環境なので、セキュリティーとかは関係なしに、簡単な設定にしておいた方が楽だと思います。
アカウント設定を終えたら、ブログ名の変更画面が表示されます。ブログ名を変更する場合は変更してください。
次に、SMTP設定が表示されますが、テスト環境にメール通知の設定は必要ないと思うので、「Next」を押して次へ進みます。
BitNami Clowd Hosting画面が表示されます。「Learn more about BitNami Cloud Hosting」のチェックを外します。(※Bitnamiのクラウドホスティングについて、もっと知りたい場合は、チェックを入れたままでもいいかもしれません。)
すると、Bitnamiインストール設定完了の画面が表示されるので「Next」を押してください。
すると、インストールが開始されます。
Windowsの場合、インストール中Apache(サーバーソフト)についてのファイヤウォール警告が出るかもしれませんが、「アクセスを許可する」ボタンを押してください。
Bitnamiのインストールが完了します。
Bitnamiの初期設定
Bitnamiを起動すると、以下のような画面が表示されます。
ボタンがいくつか並んでいますが、Wordpressインストールディレクトリに行くには、「Go To Application」ボタンをクリックします。
すると、ブラウザが開き「http://localhost/」に以下のような画面が表示されます。
この画面が表示されれば、インストールは成功しています。
WordPressのインストールディレクトリを開くには、「Access Bitnami WordPress Stack」リンクをクリックします。
すると、「http://localhost/wordpress/」が開かれ、以下のようにWordpressが表示されます。
ブラウザのアドレスバーに「http://localhost/wordpress/」と入力してもOKです。
ログイン
ログインは、「http://localhost/wordpress/wp-login.php」から行います。
サイドバーの「Log in」メニューから行ってもOKです。
ログイン画面が表示されるので、Bitnamiのインストール時に設定したログインユーザー名とパスワードでログインします。
ログインが成功すると、ダッシュボード画面が表示されます。
日本語化する
WordPressのインストールには成功したようですが、インターフェースは英語のままです。
これを、日本語にするには、以下の設定が必要です。
まずは、管理画面から「Settings(設定)→General(一般設定)」を選択します。
すると、「General Settings」画面が表示され、いくつか設定項目が表示されますが一番下の「Site Language」項目に「日本語」を選択し「Save Changes」ボタンを押して保存します。
すると、以下のようにWordpressが日本語で表示されます。
アップデート
あとは、更新画面を表示して、Wordpressのアップデートがある場合は、新しいバージョンを適用しておいた方が良いかもしれません。
まとめ
Bitnamiは、Instant WordPress程とまではいきませんが、かなり簡単にWordpressのローカル環境を構築できます。
Instant WordPressとの主な違いは、Bitnamiは、デフォルトでよく利用されるプラグインがバンドルされています。
デフォルトでインストールされているプラグインは以下。
- Akismet
- All-in-One WP Migration
- All In One SEO Pack
- Contact Form 7
- Google Analytics for WordPress
- Google XML Sitemaps
- Hello Dolly
- Jetpack by WordPress.com
- Simple Tags
- WP-Mail-SMTP
- WPtouch Mobile Plugin
これらの、プラグインをよく利用する場合は、その分インストールの手間は少し楽になります。
Instant WordPressにしろ、Bitnamiにしろ、その他の手段にしろ、ローカルにテスト環境があると思い切って失敗ができます。
とりあえず、使ったことがないプラグインの実行にしろ、テーマのカスタマイズにしろ、とりあえずまずローカルでやるのに越したことはないと思います。
インスタントワードプレスの記事の時にはお世話になりました。
お陰様で楽にローカル環境が作れるようになりました。
今回、他の人にもススメられる簡単なローカル環境を作ろうとBitnamiとなったのですが、日本語化するのにどうしたらよいか調べてたら、わいひらさんのサイトでした。
本当に痒いところに手が届く素晴らしいサイトですね^^