ページスクロールの進捗具合を、プログレスバーを用いて表現できるjQueryプラグイン「Scrolline.js」をWordpress上で使ってみました。
ちょっとした記述で、かなり手軽に設置できるプラグインだったので紹介です。
目次
Scrolline.jsとは
Scrolline.jsは、ページの上下左右に手軽にスクロール位置を表示するプログレスバーを表示するためのjQueryプラグインです。
jQueryと、Scrolline.jsスクリプトを呼び出して、短いコードを書くだけで手軽に「ページスクロールの進捗状況を表示するプログレスバー」を設置することができます。
当サイトでも、既にScrolline.jsプラグインを利用して、ページ上部にプログレスバーを表示しています。
公式のデモページは以下になります。
Scrolline.jsの使い方
使い方が簡単なScrolline.jsではありますが、一応Wordpress上での使い方を説明しておきます。
主な手順
基本的にダウンロード&ファイル設置後は、短いコードで実装することができます。
- Scrolline.jsのダウンロード
- スクリプトファイルの設置
- 呼び出し・実行コードを書く
基本的に、コードを書くところは、コピペ一発でできるかと思います。
以下では、Wordpressの子テーマに実装するものとして説明します。
Scrolline.jsのダウンロード
まずは、anthonyly/Scrolline.jsから、ZIPファイルをダウンロードします。
スクリプトファイルの設置
ファイルをダウンロードして解凍したら、中にある「jquery.scrolline.js」ファイルを取り出して、子テーマ内の以下の場所に設置します。
- js/jquery.scrolline.js
jsフォルダがない場合は作成してください。
呼び出し・実行コードを書く
あとは、以下のコードを</body>タグ手前に
<!-- scrolline.jsを読み込む前にjQueryを呼び出す --> <!-- <script src="https://code.jquery.com/jquery-2.1.4.min.js"></script> --> <script src="<?php echo get_stylesheet_directory_uri(); ?>/js/jquery.scrolline.js"></script> <script> jQuery.scrolline(); </script>
子テーマ内の「js/jquery.scrolline.js」を呼び出してあとは、以下の簡単な実行コードを書くだけです。
jQuery.scrolline();
すると、デフォルトでは、ページ上部に細めのプログレスバーが表示されます。
ページを一番下までスクロールすると、プログレスバーが最後まで進捗します。
実行コードの利用例
その他の、実行コードの書き方などを以下に紹介しておきます。
<script> jQuery.scrolline({ reverse : true, //プログレスバーの進む方向を逆にする position : 'bottom', //バーを表示する位置 backColor : '#2980b9', //背面色 frontColor : '#f1c40f', //前面色 weight : 12 //プログレスバーの高さ }); </script>
例えば、上記のように書くと以下のようにページ下部にプログレスバーが表示されます。
以下のように書いたとすると、右側に太めのバーを出すことができます。
<script> jQuery.scrolline({ position : 'right', //バーを右側に表示 direction : 'vertical', //バーを縦型にする weight : 30, //プログレスバーの幅 scrollEnd : function() {//最後までスクロールした後の動作 alert('End of scroll!'); } }); </script>
scrollEndオプションを利用することで、スクロールが終了したら、動作するコードを書くことができます。
まとめ
このように、Scrolline.jsプラグインを利用すると、手軽に「スクロール状況を表示するプログレスバー」を設置することができます。
ただ、ブラウザにあるスクロールバーは、基本的にスクロール状態を表示するためのプログレスバーみたいなものです。ですのでWordpressサイトで利用したとしても、あまり意味がないと言えばないかもしれません。
ただ、サイト初見の人だと、「おっ!手が込んでるな」くらいには思ってもらえるかもしれません。