最近、このブログにも中国からのスパムが増えてきました。
中国からと思われるスパムはこんなやつ。(URLは適当)
ルイヴィトン 財布|ルイヴィトン 新作|ルイヴィトン
http://wwwv.vuitton-hoge/
プラダ バッグ
http://www.prada-hoge/
こんな感じで、メールフォームや、コメント欄から投稿してきて、サイト管理者と訪問者にリンク先から詐欺商品を購入させようとしたり、品物を送らなかったりという寸法のスパムです。
photo by Chris Phan
目次
煩わしいスパム
こういうのに、引っ掛かる人はほとんどいないとは思うんだけど、サイト管理者としてはスパムは煩わしい存在です。コメントのスパムを放置しておくとGoogleのAdSenseポリシー違反になったりもしますし。
ブロガーなら知っておきたいAdSenseポリシーNGになるコンテンツまとめ
最近では、当ブログの問い合わせフォームからもスパムが増えたので以下の対策をしたばかりです。
Contact Form 7 に追加すればスパムが届かなくなる魔法の1行 | 毎日興味津々
コメント欄については、Wordpressプラグイン「Akismet」を入れているので大体を遮断してくれてはいるものの、そのブロック数は月を追うごとに増えてきました。
まだまだ、月に4000強と大したことはないかもしれませんが、今月はこのままでいくと5300くらいになる勢いです。(すべてが中国からではありません)そしてこれがさらに増えるようになると、サイトに負荷もかなりかかってくるでしょう。
LINEが中国から接続不可となったニュース
そんな時にYahoo!ニュースで、中国でLINE接続不可、検閲システム「金盾」によって遮断か=中国メディアというニュースを見ました。
中国ではLINEに接続できなくなったことについて、ネット上ではさまざまな意見があがっている。記事は、「中国でLINEのドメインそのものが遮断対象になった」との推測があることを紹介。また、日本で不正ログインによる詐欺事件が発生した際、詐欺対策としてLINEユーザーの間で中国の検閲ワード「天安門事件」という言葉を相手に送れば良いとの情報が広がったことが遮断につながったのではないかとの見解を示した。
なんか、LINEを使った詐欺対策として、詐欺を働いているユーザーに「天安門事件」という言葉を返すという対策が広がったせいで、LINEが中国から接続不可となったという憶測もあるそうです。
ということで、このブログも、「天安門事件」というタイトルの入った記事を書いたので、約半月ぐらいはトップページに「天安門事件」と表示されることになります。なので、もしかしたら中国のグレートウォールこと「金盾」が弾いてくれて少しは、スパムも減るかもしれません。ちょっとどうなるか今後の動向を見守りたいと思います。
その他の対策
あとは、これは効果があるかわからないのですが、Wordpressなら必ず呼び出されるfooter.phpとstyle.cssにコメントとして、以下のコメントを挿入しておきました。
こんな感じ。
footer.phpに以下を挿入。
<!-- 六四天安门事件 1989/6/4 -->
style.cssに以下を挿入。
/* 六四天安门事件 1989/6/4 */
本来ならば、全ページに表示されるようにしたら効果的なんでしょうけど、サイトと全く関係ないキーワードですし、SEO的にもよろしくないと思うので、さすがに表示させたくありません。
では、「HTMLやCSSのコメントならばSEO的に問題ないのか?」と思われるかもしれませんが、海外情報SEOブログによるとGoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏が、以下のように発言されています。
(はっきり言ってしまえばかなり小さいが)ページのサイズは別として、JavaScriptやHTMLのなかのコメントはGoogleのサイトの見方にまったく影響しない。Googleは完全に無視する。必要に応じて自由にコメントを入れて構わない。
コメント入れたことで、ページサイズが大きくなるという点では影響はあるかもしれない(一行ならほとんど考えなくて良いレベル)けど、コメントに書いてあることに関しては、Googleは完全に無視するそうです。ジョン・ミューラー氏は、HTMLとJavaScriptにしか言及していませんが、HTMLコメントは無視してCSSコメントは考慮するなんてことはないと思うので、CSSでもおそらく大丈夫だと思います。
まとめ
HTMLやCSSのコメントにキーワード入れたのが、どれほど効果があるかわかりません。
けれど中国の金盾が、そういったところを見逃していると、中国の活動家がコメント欄やスタイルシートファイル内で情報交換が自由にできることになるので、全く監視していないことはないと思っています。
これらが、どれほどの効果を上げるかはわかりませんが、今月のスパム数がどのように変化するかを注視して見守りたいと思います。
※中国からの訪問者が多いサイトでは、訪問者が減る可能性があるかもしれないので、そういったサイトはご注意ください。
追記(2014/8/31)
この対処法の結果が出ました。