僕は、ブログの記事一つに対して、だいたい2時間以上かけて書いています。
時間のかかるものとなると、6時間とか半日かけるものもあります。
もう少し、短い時間で書けるようになれば良いですが、記事を書くのに調べたり、考えたり、推敲したりする時間は重要です。こういうのは、文章を作るというその人の持って生まれた能力もあり、これ以上はなかなか削れるものではありません。
しかし、「文書を作る」以外のことなら、時間を短縮できることは結構あります。
例えば僕は以下のようなことをして、記事作成時間を短縮しています。
- 書きたい記事の仮タイトルだけを貯めておく
- 文章の入力速度を上げる
- 余計なHTML作成に時間を取られない
- よく使用する文字列はテンプレートとして登録
- アイキャッチ画像の探す時間を短縮する
以下では、これらについて詳しく紹介していきたいと思います。ブログを習慣として書いている人には、当たり前の内容も含まれていると思います。
目次
書きたい記事の仮タイトルだけを貯めておく
ブログの記事を書くときに、結構時間を取られるものが「何を書くか悩む」ということだったりします。
記事を書こうと、エディターを開いたはいいが、「何を書こうか…」となり「情報収集のため、ブラウザを開いたら、何だかそのままネットをずるずると見てしまった」みたいなことが僕はしょっちゅうあります。
こういうことを防ぐために、普段はネットを見る時間と、記事を書く時間を分けるのは結構重要じゃないかと思います。
書きたいことを思いつく時は、ネットなどで情報に触れたときが多いと思います。その時に、これは書きたいと思ったらすぐさま、何かにメモると結構貯まります。
僕の場合は、Evernoteのアプリを常時起動しておき、何か思いついたら、どの端末からでもメモできるようにしています。
メモするときも、僕は記事にするときの仮のタイトルをその時に適当に書いてしまいます。このブログを例に挙げるとこんな感じになります。
- パソコンのみでLINEを使用する方法
- パソコンでKindleの電子書籍を読む方法
- どっち?ルンバは男の子?女の子?
- CMで「レバ~プーラス♪」と歌っている人がナイナイ矢部に聞こえるけど実際どうなのか?
記事を1つ丸々書こうと思うと、結構気合いと時間が必要ですが、これだったら1分もあれば書けます。このとき仮にでもタイトルを決めてしまうのは重要で、タイトルが決まってしまえば、ゴール地点が決まったも同然で、この時点であとは記事を書くのみとなっています。ゴールが決まっていれば、それに向かって調べたり、あとは文章を書くだけです。
もちろん、仮のタイトルすら思いつかなかったら、書こうと思う単語をメモするだけでも全然違います。メモしないと、忘れる確率が高いので。
- パソコンでLINE
- パソコンでKindle
- ルンバの性別
- レバープラス
このように貯めておくと、何を書こうか考える時間がかなり減ります。なかにはボツになるものも結構出ます(実際下2つは問い合わせたものもあるがボツ。)が、それを差し引いても、時短効果は高いです。
「それすら面倒くさい!」という場合は、ブログ記事を書いてから、次の日の書く記事のタイトルを決めてから止めるというだけでも結構効果的です。
文章の入力速度を上げる
文章の入力速度上げるには、タイピングを速くするのが最も良いのかもしれませんが、練習が必要なので、それは今回さておきます。
ここでは、ツールを使って入力速度を上げる方法を紹介したいと思います。
推測変換機能は使いたい
とりあえず、文章を入力スピードを上げるなら、日本語入力ソフトの推測変換機能は欲しいです。
これがあることによって、世間一般的に使われている言葉ならば、最初の2~4文字を入力するだけで、済んでしまいます。また、クラウドから最新の辞書を勝手に取り込んでくれるため、流行り始めのキーワードなどもすぐに登録されます。(最新のものではないですが、アニメの「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」というタイトルが、最初の「あの」だけ入力するだけで出たりします。)
僕は、日本語入力ソフトとして、ATOKを使用しています。
お金を出すのが惜しければ、Google日本語入力でも十分すぎるほど威力を発揮します。
推測変換機能があるおかげで最近は自前の辞書に登録することがほとんどなくなりました。
入力が遅い場合は音声入力という手段も
キーボード入力が苦手だという人は、音声入力ソフトを使うのも手段の一つです。
僕はかなりキーボード入力が苦手なので、音声入力ソフトを使っています。このブログの文章の97%はソフトを使って書いています。僕が使用しているソフトはAmiVoiceです。僕はドラゴンスピーチ11という音声入力ソフトも持っているんですが、今はこちらしか使っていません。
日本語ワープロ検定1級では、10分間で700文字(1分間70文字)以上の入力が求められます。しかし、AmiVoiceだと1分に200文字打てると販売ページなどにも書かれています。
AmiVoice SP2は、しゃべるだけで簡単に文字入力できる音声入力ソフトです。 使えば使うほど認識精度が向上し、事前の声の学習は一切不要なので、 いつでも誰でもすぐにご利用いただけます。 音声入力なら、1分間に200文字相当の情報を入力することができます。
音声認識ソフト AmiVoice SP2
僕はかなり使い込んで、音響学習レベルがカンストした(LV:126になった)ので1分に200文字は余裕で入力できていると思います。文章さえ頭の中にできていれば、1000文字入力する”だけ”なら10分もかからないと思います。
ただ、音声入力ソフトにも以下のような弱点があるので注意してください。
- 周囲の環境がうるさいと入力精度が下がる
- 周囲に人がいると恥ずかしくて使いづらい
- たまにあり得ない誤字脱字をやらかす (「サイトを」と入力すると「斎藤」と入力されているとか)
これらを踏まえたうえでも、かなり入力時間の短縮になるのではないかと思います。
以前書いた記事 二大音声認識ソフトを徹底比較「AmiVoice SP2」VS「ドラゴンスピーチ11J」
余計なHTML作成に時間を取られない
ブログの記事の文章を考えるだけでも時間があるのに、HTMLなどに気を取られていては、いつまでたっても記事が書き終わりません。
HTML編集時間はなるべく少なくて済むのが望ましいです。
ブログエディターを使う
そこでやはり必要となってくるのがブログエディターです。ほとんどの方が利用しているとは思いますが。
僕は、WindowsユーザーなのでWindows Live Writerを利用しています。
Live Writerを利用すると、画像の挿入がドラッグ&ドロップだけで出来てしまうので、この機能だけでも使う価値があると僕は思っています。
これに加えて、プラグイン機能も充実しているのでHTMLなどを打つ必要が出てきたときも、プラグインを使用してタグを書くことなく素早く入力できます。
Macのブログエディターだと、MarsEditが多くの人に使われています。
リンク作成にはブラウザの拡張機能
あと、ブログ記事などへリンクするためのアンカータグなどは、いちいち「ハイパーリンク作成」機能などから作成するのも結構面倒です。
そういう時は、ブラウザで見ているページからクリック一発でアンカータグなどを作成できるブラウザ拡張を使用しています。
Google Chrome
Firefox
上記で使用している「画像&はてなつきリンク」なども、上の記事に書いてある方法でクリック一発で作成しています。
よく使用する文字列はテンプレートとして登録
よく使用する、定型文やHTMLタグなどは、ツールなどにあらかじめ登録しておくとのちのち楽になります。
特に、よく利用するアフィリエイトタグなどは、登録しておくと大幅に時間を短縮できます。アフィリエイトタグを作るとなると基本的にはアフィリエイトサービスプロバイダにログインして、広告を探しリンクを作成する必要があるので5分くらいかかります。が、テンプレートとして登録しておくと、10秒で文章に挿入することができます。この差は大きいです。
Live Writerの場合
先程紹介したWindows Live WriterプラグインならDynamic Template、Text Templateなどがお勧めです。
Windowsソフトを使う場合
Windowsのソフトを使う場合は、クリップボード拡張ソフト などがお勧めです。
僕も、ブログを始める遥か前から定型文を入力するのが面倒くさかったので、自分でもStamper2 やStamper+ というクリップボード機能を拡張するためのフリーソフトを作ったぐらいです。
特にStamper2は、もう十数年前に僕が初めて公開用に作ったソフトなんですが、ありがたいことにいまだに企業から「メールサポートのテンプレート登録用ソフトとして従業員に配布したいんだけど無料で良いのか?」等の問い合わせは結構いただきます(もちろん個人・商用にかかわらず無料使用可能)。ですので、テンプレート登録用のソフトとしてそれなりに使えるのではないかと思います。(Stamper+よりStamper2の方が向いていると思う)
しかしなにぶん、古いソフトなので、クリップボード拡張ソフトから、テンプレートが登録できて、自分に合うものを探して、使用するのをお勧めします。
アイキャッチ画像の探す時間を短縮する
ブログなどの冒頭や、章の頭にアイキャッチ画像を挿入している人は、ブログで利用して良い画像を、写真サイトで探すのにも結構時間がかかります。
一つのサイトに、良い画像がなかった場合は、他のサイトで探したりして、なかったらまた他に…とかしているとかなり時間がかかります。僕はそういった場合は、画像検索用のプラグインを利用してGoogleに一括で探させています。
僕が画像を探す主な手順は以下。
- 商用利用可・クレジット表記不要の海外写真サイト、国内写真サイトをプラグインで一括検索する
- 良い写真が見つかったら、その写真をそのまま使用する(クレジット表記を入力する時間短縮)
- 1で良い写真が見つからなかったら、Flickrプラグインで一括検索する
- 3で良い写真が見つからなかったら、Find CCで探す
プラグインを使用して、Googleで一括検索するのは、検索と表示が早いからです。
僕は、いろいろなキーワードで画像を探すんですけど、何度も検索するためFlickrを使っていると、検索も表示も遅いため、かなり時間がかかってしまいます。Googleで一括検索すると、写真サイトを渡り歩く必要もないですし、動作も速いのでちょっとした時間短縮になります。
最後に同じFlickrを検索するFind CCを利用するのは、Googleの表示結果と違って違う写真が上位表示され新たな発見があるからです。
以下は、いろいろな写真検索手順を詳しく書いた記事です。
Google検索プラグイン
写真検索サービス
クレジット表記の時間短縮
クレジット不要のものでも、検索先でライセンスは確認してください。クレジットの表記方法は、以下の記事の手順で行うと少し時間を短縮できます。
まとめ
僕はこんな感じで、時間をかけなくて良いところは、なるべく時間を短縮するようにしています。
このような時短方法を使うことによって、1記事につき10分~20分ぐらいは編集時間を短縮できているのではないかと思います。ちょっとした時間ですが、この余った時間にネットを見たりして、次に書きたいことを見つけたりするので侮れません。