今月の初めに、IE6でのサイト閲覧者をサーバー側で弾くように設定しました。
というのも、いまどき、IE6で訪問してくる閲覧者は、ほとんどというかほぼすべて中国からのスパムだったからです。
詳しい経緯は以下に書いてあります。
今回は、Internet Explorer6を弾くようになってから1ヶ月たち、それなりの効果が出たので、その後の結果を書きたいと思います。
photo by Jeffrey
目次
IE6を弾く意味
その前に、「何故IE6を弾くのか?」について簡単に説明します。
WassUp解析プラグインなどを使用していると、以下のような感じで、Internet Explorer6を利用してくる訪問者のほとんどが中国からのスパムでした。
中国以外からのIE6ユーザーは、皆無と言っていいほどいなかったので、サーバーの.htaccess設定でIE6を弾くように設定しました。
IE6をはじく方法
IE6をはじくには、サーバーのpublic_htmlなどにある.htaccessファイルを開いて以下のコードを、コピペで追記するだけです。(Apacheサーバーのみ)
.htaccessの設定に失敗すると、サイトが全く表示されなくなる恐れもあります。編集前に必ずバックアップを取って、何か不具合があった場合は元に戻してください。.htaccessに元から何か書き込んである場合は、消さずに必ず追記してください。
######### #スパム対策 ######### order deny,allow #Internet Explorer1~6のアクセスを拒否 SetEnvIf User-Agent "MSIE [123456]\.[0-9]" spam deny from env=spam
正確には、IE1~6を弾いています。詳しい解説は以下を参照してください。
中国産コメントスパムをコピペだけでほぼシャットアウトできる対策方法
IE6を弾いて1ヶ月のスパム減少結果
で、上記のコピペだけで行えるスパム対策を行って1ヶ月が経過しました。
その結果、設定未実装の先月よりも、約44%スパムを減少させることができました。
(Akismetでのコメントスパムブロック数の推移)
先月のスパムコメント数が、10324。今月は、5787(今日の午後の分は含まれていないけど)になりました。
今月の、サイトへのアクセス数は、先月と比較して微増なので、アクセスが減少したからスパムが減ったわけでもありません。
WassUpで直近3ヶ月の「スパムと思われる訪問者」の推移を見てみると、対策を行った今月の初めから激減しています。
WassUpでの直近1ヶ月では、こんな感じ。
最近少し増えてきているのは、ちょっと気になるところです。
まとめ
スパムコメント44%減というのは、画期的といえるほどの効果ではないかもしれません。
ただ、スパムがサーバーにかけていた負荷を44%ぐらいは軽減できたかと思うと、悪い数字ではないと思います。
今回紹介した方法で、アクセス解析上で明らかに中国からのスパムはほぼ皆無になりました(国籍不明では来てるけど)。とりあえずコピペ一発でできるほど簡単な割には、効果的なスパム対策なのではないかと思います。
ブランド物への詐欺サイトへ誘導する中国のコメントスパムに悩んでいる場合は、一度試してみてください。やめようと思えばすぐ元に戻せますし。