最近は日本でも電子書籍販売が盛んになってきています。
そのおかげで電子書籍販売サイトも増えてきていて、僕もいくつか利用しています。しかし出来るならばなるべくAmazon Kindleを使いたいです。
というのも、10年後のサービスを考えたときに、一番残っていそうなのはAmazonだからです(Amazonも10年後どうなるか分りませんが、今あるサービスの中では最も残っていそう)。残念ながら電子書籍は、サービスが終了すると、どこかに引き継がれない限りは本が読めなくなってしまいます。
そのリスクを減らすためのAmazon Kindleというわけなんです。
しかし、日本のAmazon Kindleではパソコンで電子書籍が読めません。僕はパソコンでしか電子書籍を読まないので、これが非常に残念です。米Amazonでは「Kindle for PC」というのがあってパソコンでも読めるというのに…。
仕方がないので、代替手段を探したら日本のAmazonでもAmazon Kindleの電子書籍を読める方法があったのでご紹介。
BlueStacksというAndroidアプリをWindowsで動かすソフトを利用した方法です。
追記:日本のAmazonからも、Kindle for PCが公開されました。パソコンからも自由に読めるようになりました。
photo credit: Pavel P
目次
準備
今回の方法を行うにあたって、必要なものは次のものです。
持ってる場合は、それを使ってもいいですし、必要な場合は新しくアカウントを取得してください。
Googleアカウントは、BlueStacks用に新しくアカウントを作成してもいいかもしれません。
BlueStacksのインストール
BlueStacksからソフトをダウンロードします。今回はWindowsにインストールするのでWindows用のものをダウンロードしてください。
ダウンロードした「BlueStacks-SplitInstaller_native.exe」をインストールします。
「Continue」ボタンを押します。
「Subscribe to Spotlight. One free app daily.」にチェックを入れていると、毎日1本フリーアプリがダウンロードされるので、チェックを外しましょう。ダウンロードされても良い場合はチェックしたままでOKです。
設定が終わったら「Install」ボタンを押してください。
Androidの設定とKindleのインストール
インストールが終わると、BlueStacksが起動し、Androidのアップデートなど待って1~2分ほど放置すると以下のようなAndroid画面が全画面表示されます。
全画面表示は邪魔なので、とりあえず矢印の部分をクリックしてウィンドウ表示にします。
Amazon Kindleアプリのインストールを行います。「Search」をクリックしてください
入力ボックスに「Kindle」と入力しEnterを押して検索してください。Kindleアプリが表示されたら、クリックしてください。
Kindleアプリを利用するための設定
設定がまだ済んでない場合は「One time setup」ボタンが表示されるので「Continue」をクリックしてください。まずは「AppStore」の有効化です。
「Googleアカウントの追加」画面が現れるので、「既存のアカウント」をクリックしてください。
Googleアカウントのメールアドレスと、パスワードを入力し、「ログイン」ボタンをクリックしてください。(追記:@を打ち込むには、”(ダブルクォーテーション)キーを押せばOKです。)
バックアップと復元画面が表示されるので「次へ」をクリックしてください。
次は「App Sync」の有効化です。「Continue」をクリックしてください。
Googleアカウントのメールアドレスとパスワードを入力して「ログイン」ボタン押してください。
「One time setup」が終了しました。「Let’s go」ボタンをクリックしてください。
Google playの利用規約に同意します。
Kindleアプリのインストール
Kindleをインストールします。「Install」ボタンを押してください。ダイアログが出たら「同意する」を押してください。
インストールが終了したら、「開く」を押してください。
Kindleが立ち上がります。
Kindleの使い方
簡単にKindleの使い方を説明します。「読み始める」ボタンをクリックしてください。
するとAmazonのサインイン画面が表示されるので、お使いのアカウントでログインしてください。
Amazonで本の購入
とその前に、まだ読む本がないのでAmazonで購入します。
Androidからも購入できますが、パソコンから購入する方が手っ取り早いのでブラウザでアマゾンを開いて購入します。
購入といっても、今回は最初なのでKindleストアの無料本から無料で仕入れます。
無料漫画なら、「ブラックジャックによろしく」などがお勧めです。原作者が全話無料で公開しておられます。(新ブラ除く)
Kindleアプリ
しばらくしてKindleアプリに戻ると購入した本が表示されています。まだ表示されていない場合は、赤く囲んだ「同期」ボタンを押してください。
読みたい本を選択すると読み始めることができます。
本だとこんな感じに表示されます。
まとめ
BlueStacksは、Androidのエミュレーター環境なので最初重いのかと思いましたが、使ってみるとそんなことはなく、それなりに快適に動きました。
インターフェースも直感的にわかるようにうまく設計されているので、使い方で悩む心配もないと思います。
※BlueStacksは、AMD、ASUS、Mac、Lenovoなどが開発資金を投資したり、プレインストールソフトとして採用したりされているちゃんとしたソフト(AMD, Asus, Mac等に次いでLenovoがBlueStacksを採用)です。しかし、実際にスマホやタブレットからKindleを利用しているわけではないので利用は自己責任でお願いします。
追記:
実際に数週間使ってみた感じでは、まだまだ動作は不安定ですね。
起動したてでは、正常に動作しますが長時間動作させているとアプリが落ちたり、読み込みに時間がかかったりするようになります。
Windowsのネイティブ環境に比べて、まだまだ動作は遅いですし、パソコンでのメインの電子書籍リーダーにするには時期尚早かも。
(2014年3月時点)
注意点
さらに追記:
ベータ版のBlueStacksは無料で使用できましたが、正式版のBlueStacksは、「月額2ドル払う」か「お勧め無料アプリをインストールする」を選択しなければいけないようです。もし、BlueStacksの継続利用を促す画面が出た場合、無料で使用するには、「Install apps」を選択してください。(2014年5月)
[…] ▼参考リンク:Amazon Kindleの電子書籍をWindowsパソコンで読む方法【BlueStacks】 […]