クリエイティブ・コモンズゼロ(以下CC0)や、パブリックドメインライセンス(以下PD)の写真は、とても扱いが楽です。
というのも、CC0にしろPDにしろ、簡単に言うと「著作権を放棄した作品」だからです。ですので、商用に使おうが、加工しまくろうが自由です。利用するにしても、クレジット表記も必要ありません。
そんな手軽なCC0なんですが、ふと「CC0やPDの写真をもっと簡単に探せるWordpressプラグインは無いのだろうか?」と思いました。FlickrなんかはFlickr – Pick a Pictureとか便利なプラグインがありますし、CC0のものもないかなと。
で、公式のプラグインサイトで検索したら「Pixabay Images」というプラグインを見つけたので紹介です。
目次
Pixabay Imagesプラグインとは
Pixabay Imagesプラグインとは、Pixabayという無料写真サイトのサービスを利用したプラグインです。
Pixabayは、29万以上の無料写真、ベクター素材、イラストなどを自由に扱える超高画質なパブリックドメイン画像のリポジトリ(倉庫、貯蔵庫)です。
Pixabayのトップに以下のように記載されている通り、このサイトの写真はすべてCC0、PDライセンスで、好きなように利用することができます。
Pixabayの画像はデジタル媒体であっても印刷媒体であっても、また商用であっても、いかなる帰属表示もなくお使いいただけます。
ですので、プラグインの検索の検索から表示される写真についても、ライセンスのことは考える必要がありません。
Pixabay Imagesの設定方法
Pixabay Imagesの設定方法を紹介します。
インストール
Pixabay Imagesプラグインのインストール方法は、通常のプラグインと同様のインストール方法です。
「プラグイン→新規追加」から「Pixabay Images」と検索を行いインストールを行います。
設定画面
インストール後、設定は「設定→Pixabay Images」から行います。
設定項目はこんな感じです。
- 言語(Language):使用言語。使ってみた感じでは、言語によって検索結果に差はない模様。
- 画像表示数(Images Per Page):検索結果の表示数。
- 画像タイプ(Image Types):画像の種類の設定。(全て、写真、イラストの三択)
- 画像の向き(Orientation):画像の向きの設定(全て、横型、縦型の三択)
- 画像の属性(Attribution):クレジット表記の有無
- ボタン(Button):投稿画面に「Pixabay」ボタンを表示するか
この中の、「画像の向き」の設定は、横長設定にしても検索画面で反映されないので、もしかしたら不具合なのかもしれません。(Horizontalの綴りも間違ってるし)
画像のクレジット表記は、CC0やPD画像には必要ないので外してしまっても良いかもしれません。
もちろんクレジット表記するのも自由です。表記した場合は、以下のようなキャプションとして挿入されます。
Pixabay Imagesの使用方法
Pixabay Imagesの使用は投稿画面から行います。
投稿画面に移動すると、「メディアを追加」ボタンの横に以下のような「Pixabay」ボタンが表示されていると思います。
画像は、エディターの編集箇所にカーソルを置いた状態で、「Pixabay」ボタンを押すと検索画面が表示されます。
入力ボックスに、キーワードを入力して「Search」ボタンを押します。日本語でも検索できますが、英語で検索した方が多くヒットします。英語が苦手な場合は、WeblioやGoogle 翻訳などを利用してみてください。
例えば、楽しい写真を探したくて「fun」と検索すると以下のような検索結果が表示されます。
中から好きな写真を選択します。
するとサイズの選択ダイアログが表示されるので、好きなサイズを選択します。
あとは個々の写真設定の変更箇所があれば編集してください。設定を終えたら、「投稿に挿入」ボタンを押すとエディターに挿入されます。
写真も、こちらのサーバー内に保存されるので、万が一サービスが終了したとしても写真が消える心配もないです。
まとめ
Pixabayには、29万の写真とイラストが保管されています。
これだけあるので、検索しても結構いろいろな画像が出てきます。
ただ、当然ながら50万以上の写真のあるFlickrとまではいきません。けれどPixabayは、Flickrとはまた趣の違った写真も出てきます。
ですので、Flickr – Pick a Pictureのようなアイキャッチ探しプラグインの第2候補となれるぐらいの力は十分あると思います。
ライセンスで「これは表示のみ」「これは加工しちゃダメ」「これは商用サイトはダメ」なんてことを気にすることもないですし。