このヒートマップが無料だと!?インストールだけで使えるWPプラグイン「Aurora Heatmap」が凄い

Aurora Heatmap

ヒートマップツールは、サイト運営者であれば是非使いたいツールです。

ヒートマップツールとは、「サイトのどの部分がクリックされたか」とか「どの部分がよく読まれたか」とか「どの部分で訪問者が離脱したか」等を視覚化して分かりやすくしてくれるツールです。

例えば「クリック分析」だとこんな感じ。

ヒートマップ表示例

これにより「どの部分でコンバージョンされたか?」などが分かりやすくなり、サイト分析に非常に重宝します。

だがしかし、一般的なヒートマップツールを使おうとすると、以下のような難点がどうしても目についてしまいます。

無料で使える範囲が狭い…

有料のものを使おうとすると値段が高すぎる…

ヒートマップ分析画面が重すぎる…

そんな中、これらの難点をかなり克服出来る素晴らしいヒートマップツールがあるのを知ってしまいました。

そのツールの名は「Aurora Heatmap(オーロラヒートマップ)」と言います。

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Aurora Heatmapとは

Aurora Heatmapカバー

Aurora Heatmapは、WordPressのプラグインとして動作するヒートマップツールです。

オーロラのように美しい、プラグインだけで完成できるシンプルなWordPressヒートマップ。

僕はこのツールを使ったとたん

このヒートマップツール便利過ぎる!

と感動してしまいました。

その理由となる感動ポイントがこちら。

  • 登録不要(インストールのみ)
  • 使い方が簡単
  • 無料でも十分すぎるくらい使える
  • 有料版にしたとしても安い
  • 分析画面がとにかく軽い

とにかく、今までヒートマップツールに抱いていた不満点を解消するツールに仕上がっていると思います。

以下で、詳しく書きます。

登録不要でインストールするだけで計測開始

まずAurora Heatmapを使って思った「最初の感動ポイント」は、登録の簡単さです。

ほんと、WordPressの管理画面で「Aurora Heatmap」と検索してインストールするだけで設定完了です。

検索したら、インストールして有効化するだけ。

Aurora Heatmapのインストール画面

面倒なアカウント情報の入力や、登録作業が一切必要ありません。

今までこんなに簡単に使い始められる、ヒートマップツールがあっただろうか。

あとは、しばらくクリックデータが貯まるのを待つだけです。

使い方が簡単

使い方も非常に簡単です。

使い方としては、「設定 → Aurora Heatmap」画面を開きます。

WordPressのAurora Heatmap画面を開く

すると、以下のような一覧画面が出てくるので、「パソコン画面のクリック分析をするか」「モバイル画面のクリック分析をするか」を選択します。

Aurora Heatmapの一覧

Aurora Heatmapの一覧ページに、データが多い順に一覧で表示されるので、分析結果を見たいページの「数字」を押せばOKです。

パソコンかモバイルを選択する

「アクセス解析」と同様に「ヒートマップ分析」もある程度データが蓄積される必要があります。一覧が表示されない場合は、プラグインを有効にしたまま、データが貯まるのをお待ちください。

すると、こんな感じでクリックのヒートマップ分析結果が表示されます。

パソコンのヒートマップ結果

どこがクリックされやすいのか、一目瞭然ですね。

もちろん、スマホページ用の分析結果もあります。それがこんな感じ。

スマホのヒートマップ結果

このように、WordPressの管理画面内で、手軽に分析結果が見れて、使い勝手が良いなんてもんじゃないです。

建築物的に言うなれば、サイト運営をする動線内にヒートマップ分析があるといった感じ。

サイトをいじっていて、「そういえばヒートマップはどうだろう…」と思ったときのアクセスのよさはハンパないです。

なんなら、分析ページをブックマークに登録しておけば、クリック一発で分析ページに行けます(※ログインセッションが残っている場合)。

Aurora Heatmap分析ページをブックマークに登録

日本語対応

日本人が手軽に使用するには、日本語対応していることも重要かと思います。そして、当然日本語対応もしています。

Aurora Heatmapは日本語対応している

日本人向けの使いやすさについて言うならば、日本語対応は必須でしょう。

無料プランだけでも凄い

通常のヒートマップツールであれば、無料で使える範囲は非常に限定的です。

例えば、「月間1万PVまで」だったり、「使用できるページ数が○○ページまで」とかだったり、もしくは「1サイトだけ」だったり。

しかしながらAurora Heatmapの場合、WordPressプラグインさえインストールすれば、何サイトにも、何ページでも、何PVでも利用できて、1ヶ月間のデータを閲覧できます。

利用料金 無料(登録不要)
無料利用できる分析 クリック分析のみ
PV数上限 無制限
サイト数上限 無制限
分析ページ上限 無制限
ログインユーザー数上限 無制限(WPの設定次第)
データ保存期間 1ヶ月

無料で利用可能な分析は、「クリック分析」のみとはなります。

しかしながら、ヒートマップ分析で一番活用するのが「クリック分析」なので、これだけでも十分すぎるほどありがたい。

それに加えて「PV数上限が無制限」とか「何サイトでも無料で利用できる」というのが鬼強すぎる。

僕はとりあえず「クリック分析」目当てで全部の運営サイトにインストールしました。

有料版にしたとしても安い

Aurora Heatmapには有料版もあります。

Aurora Heatmapの無料版では、「クリック分析」が使えます。

Aurora Heatmapのクリック分析

有料版では、「熟読箇所(凝視箇所)分析」も使えるようになり、

熟読分析

「離脱箇所分析」も利用できるようになります。

離脱箇所分析

加えて、データ保存期間が6ヶ月になります(※その他にいくつか特典があります)。

Aurora Heatmapのデータ保存期間

それでいて、月々の値段が19.9ドル(110円換算で2,189円)です。年間に換算すると約2万6,000円強。

年間契約だと、199ドル(110円換算で21,189円)です。年間約2万1,000円強。

これ、ヒートマップツールにしては、べらぼうにお安くないですか?

通常、他のヒートマップツールサービスだと、最安プランで大体これくらい価格設定になっています。

サービス A
最少プラン
9,800円/月(5万PVまで)
サービス B
最少プラン
50,000円/月(50万PVまで)
※他解析ツール使用料込
サービス C
最少プラン
14,800円/月(3万PVまで)
※WordPressプラグイン
Aurora Heatmap
スタンダードプラン
2,189円/月(PV制限なし)
※19.9ドル(1ドル=110円換算)

これを見ても、Aurora Heatmapの安さが際立っています。

しかも、作者のR3098さんが日本の方なので、困った時に「メールサポート(※有料版特典)」も日本語で受けることができます。

実際にプラグイン解説ページも日本語で書かれています。

「Aurora Heatmap」は有効化するだけで使用できるWordPressヒートマッププラグインです。PC・モバイル別にユーザー行動を解析します。無料でもPVやページ数制限は一切ありません。

有料版案内ページも当然日本語。

こちらは WordPress プラグイン Aurora Heatmap 有料版 の導入解説ページで...

分析画面がとにかく軽い

僕がAurora Heatmapを使ってみて、地味に嬉しいというよりも、メイン級に嬉しいのが、分析画面の軽快さです。

とにかく、ヒートマップ分析を次から次へとサクサクみることができます(※もちろん一般ページよりも重厚なスクリプトが動いているので多少は重いです)。

何でこんなに軽いんだろう?

と思って考察してみました。

従来のヒートマップ分析は、主にサービスサーバーにデータが一極集中する形で保存されており、利用時もユーザーがそれを閲覧していました。

従来のヒートマップサービス

しかしながら、Aurora Heatmapは分析データが、自前のサーバー上のデータベースに保存されます。

Aurora Heatmapの場合

この場合、サイト混雑による動作遅延が起こりにくいシステムになっていると思います。

実際、サーバーのコントロールパネルから、phpMyAdminを開いてデータベースを見てみると以下のようなAurora Heatmap用のDBテーブルが用意されています。

Aurora Heatmapのデータベーステーブル

その中の「prefix_ahm_events」テーブルを開いてみると、構造はこんな感じ。

「prefix_ahm_events」テーブルの構造

テーブル内を見てみると、x、yといった「クリック座標用」と思われる項目もあり、しっかりと「クリック場所」が保存されているようです。

Aurora Heatmapが保存しているデータ

この、「ヒートマップデータを各々運営サイトのユーザーそれぞれが管理する」ということにAurora Heatmapの強みがあるのだと思います。

こういった仕様にすることよりAurora Heatmapには、以下のような利点があるのかなと。

  • 分析結果を表示するためのサイトを用意する必要がない(コスト減)
  • データ保管用のサーバーを用意する必要がない(コスト減)
  • サーバーへの問い合わせが一極集中せず情報の取り出しが速い(高速化)

これにより、Aurora Heatmap側では必要なコストを抑えられますから、以下のようなことが実際にできているのだと思います。

  • 無料プランの充実
  • 有料プランの価格を抑える
  • 分析画面の高速化

エクセレント。

追記:無料・有料版とも外部サーバーにアクセスしない

あまりにも無料機能が充実し、有料版も格安なため、Twitter上には

データをどこかに送っているとかないの?

というツイートもありました。

そこら辺をクリアにするため、作者のR3098さんに直接以下のように質問してみました。

無料版・有料版とも全てWordPressのデータベース内に計測データが格納されるのでしょうか。

無料版は、WordPress公式レビュアーの審査を通過しているので問題ないと思いますが、有料版でも外部にデータを送ることはないということでよろしいでしょうか?

上記の質問に、R3098さんには、以下のように快く答えていただきました。

そのとおりです。
外部サーバへのアクセスは一切ありません。

いずれにせよ、有料版を入手すれば、プラグインファイルを入手できます。

気になる場合は、ソースコードを見て確認すればよいでしょう(※わからない場合は詳しい人に見てもらっても良い)。

実際にヒートマップ分析を見てみた

実際に、ヒートマップ分析結果を眺めてみました。

管理画面が軽いので、ストレスなくいろいろなページ分析を見ることができるのはやはり強い。

結構いろいろな気づきもありました。

例えば、テーマ配布サイトのCocoonですが、「グローバルナビのダウンロードメニュー」より「アピールエリアのダウンロードボタン」の方が断然クリックされているなとか。

ダウンロードページへの経路

トップページの「通知エリア」は、結構な頻度でクリックされるなとか。

通知エリアは結構クリックされる

トップページの「スキン切替」や「検索」は結構使われているなとか。

トップページのスキン切り換えや検索

スマホから、メニューや検索は結構使われているなとか。

image

目次のクリックされる位置の分析とか。

どんな目次がクリックされているか

テーマサイトで、ダウンロードが目的だけあって、「ダウンロードボタン」はめっちゃ押されとると。しかも「ダウンロード」と書かれているキャプション部分が押されるんだなとか。

ダウンロードボタンのクリック状況

マニュアルページだと、どんな機能をユーザーは調べているのかなど。

どんな内容がクリックされているか

今まで、アクセス解析でコンバージョン設定をすることにより、数値としては出ていたかもしれませんが、クリック分析だけでもこのように視覚化することで、よりわかりやすく分析を行うことができます。

単なる、テーマ配布サイトに導入しただけで結構な気づきがありました。これがアフィリエイトサイトだと、大きな武器になるのは間違いないのではないかと。

例えば、

稼いでいるページ内のどんな部分がコンバージョンされているのか?

などを詳しく分析してみると、他のページ作成でも活かせるのではないかと思います。

まとめ

このAurora Heatmap、無料版だけでもちょっと手放せないツールになりそうです。

上の方でも書きましたが、他のヒートマップツールより、以下の点で優れていると思います。

  • 登録不要でインストールするだけ
  • WordPress管理画面で利用できるのでアクセスしやすい
  • 使い方も超簡単
  • 無料機能だけで十分戦える
  • クリック分析だけならPV無制限
  • 有料版にしたとしても非常に安い
  • 分析画面がとにかく軽いので分析しようという気になる
  • WP公式サイトで配布されている安心感(レビュアー審査を通過している)

難点も書きたいところだけど、このツールの便利さの衝撃が強すぎて、ちょっと今のところ全然追いついてこない。

あえて書くとすれば、無料版では「熟読分析」と「離脱分析」が使えないことぐらいでしょうか(※PV制限がない分、有料版と差別化する必要があるので当然の措置)。

しかしながら「クリック分析がPV無制限で無料(1ヶ月保存)」というだけでもサイト管理者にとっては、劇的にありがたいツールなのではないかと。

とにかく、分析が好きな方は、このヒートマップ分析画面をおかずに、ご飯をバクバク食べられるでしょう。

サイト Aurora Heatmap – WordPress プラグイン | WordPress.org

サイト 公式のAurora Heatmap解説ページ

サイト Aurora Heatmap 有料版

※Cocoonテーマを利用している場合は、「高速化」設定の「JavaScript縮小化」が有効になっていると、ヒートマップのクリック位置が表示されません。分析画面を見るには、「JavaScript縮小化」を無効にする必要があると思います。
※Cocoon 1.9.9より「JavaScript有効化」を無効にせずともヒートマップを表示できるように修正しました。
※AMPが有効化されている場合は、GoogleのAMPキャッシュページがメインに表示されるので、モバイルデータが集まりにくいです。これらは、Aurora Heatmap側の問題ではないので、難点には含めていません。

『このヒートマップが無料だと!?インストールだけで使えるWPプラグイン「Aurora Heatmap」が凄い』へのコメント

  1. 名前:さかきばら 投稿日:2019/09/28(土) 16:47:37 ID:afbc19547

    いつも有益な情報ありがとうございます。

    インストールしたのですが、
    設定でパソコン⇒クリック
    を押しても「項目はみつかりませんでした。」という表示ができてきて、
    ページが表示されません。
    解決法わかりましたら、教えていただけると助かります。

  2. わいひら 名前:わいひら 投稿日:2019/09/28(土) 17:30:50 ID:7b03d9f24

    アクセス解析がデータがたまらないと解析結果が出ないように、ヒートマップ解析もある程度データがたまらないと、表示されません。
    解析可能なデータがたまるのを、しばらく待つしかないかもしれません。
    記事中に案内も付け加えておきます。

  3. 名前:TOSHIO 投稿日:2019/10/18(金) 23:53:27 ID:4e85cd716

    わいひら様

    cocoonに「Aurora Heatmap 有料版」を入れて使ってみたのですが、高速化設定の「HTMLを縮小化する」をオンにすると「パソコン離脱」「パソコン熟読」の機能で503エラーが発生するページがあります。

    サーバはXserverを使っているのですが、Xアクセラレータを「Ver.2」⇒「OFF」に変更したところ、503エラーは出なくなったのですが、かわりに500エラーが出るようになりました。

    すべてのページで発生するわけではなく、アクセス数が多いページで発生するようです。

    「Cocoon 1.9.9より「JavaScript有効化」を無効にせずともヒートマップを表示できるように修正しました。」とのことですが、こちらの修正と関連がありますでしょうか?

    フォーラムに投稿しようかとも思いましたが、プラグインによる不具合は対象外とされているようでしたので、こちらにコメントさせていただきました。

    「HTMLを縮小化する」をオフにすれば、問題ないようですので、この設定で使っていこうと思っています。

  4. わいひら 名前:わいひら 投稿日:2019/10/19(土) 15:55:55 ID:5a82ee487

    フォーラムに投稿してなかったら、サポートの対象外から外れるわけではありません。
    Cocoonの案内にもあったように、プラグインに連動した不具合は、原因調査が難しいので対象外になっています。

    ただ個人的には、書き込まれた不具合は修正とは関係ないと思います。
    先日の修正は、そういった不具合を出すような、複雑な修正ではなく、文字列を変更しただけの軽微な修正なので。処理に関わる部分を変更していません。
    加えて、仮にコードの不具合があるのであれば、全ページで同様の状態になるかと思います。

    書き込まれた内容から推測するには、単にAurora Heatmapが描画に利用するCPU利用時間が、エックスサーバーの制限を超えたからと思われます(データ数が多いほど描画に時間がかかるため)。
    Aurora Heatmap1.2.0以降であれば、描画数を変更できる機能が追加されているので、描画ポイントの数を1000ぐらいにして試してみると良いのではないかと思います。
    https://twitter.com/MrYhira/status/1184077238708293632