昨日、Twitterが行っている、心遣いの方法を読みました。
これを見て、「へぇ、そんな使い方ができるんだ」と思ったとともに、何か他に使えないかと考えてみました。
目次
Twitter上で短縮URLをコピーすると
例えば、以下のツイートがあったとします。
デバイスの画面サイズ表 Device Metrics – Google Design https://t.co/49KstofOLi
— わいひら@寝ログ (@MrYhira) 2015, 6月 24
Twitter上で、短縮URLを以下のようにコピーして、
エディターなどに貼り付けると、以下のようになると思いきや、
デバイスの画面サイズ表 Device Metrics - Google Design google.com/design/tool/de…
(※見やすいように改行は、こちらで入れました)
ちゃんと、全てのURLがコピーされます。
デバイスの画面サイズ表 Device Metrics - Google Design…Design resources and inspiration from Google — including the Material Design system, Google Fonts, and emerging concepts.
(※見やすいように改行は、こちらで入れました)
これは、どうなっているのかと、ソースを見てみると以下のようになっています。(※URL部分抜粋のみ)
<a href=""> <span class="invisible">https://www.</span> <span class="js-display-url">google.com/design/tool/de</span> <span class="invisible">vices/</span> <span class="tco-ellipsis">…</span> </a>
ツイート上に見えているURL部分は、「js-display-url」というクラスで、見えていない部分は、「invisible」というクラスで囲まれています。
このインビジブルクラスのスタイル部分を見てみると、以下のように設定されています。
.invisible { font-size: 0; line-height: 0; }
invisibleクラスの文字の大きさをゼロにして、行の高さもゼロにすることで、閲覧者からは見えないようにしているだけみたいです。
このスタイルを適用させた状態で、実際にブラウザで表示させると以下のようになるようです。
デバイスの画面サイズ表
Device Metrics – Google Design
Twitterのツイートの中にこんな心遣いが隠されていたんですね。
コピペ対策として使えるは使える
で、ブログで何か使えないかなと考えたら、コピペの転載対策に使えそうかなと思いました。
例えば、こんな感じにタグを書くことで
<span class="invisible">見せないテキスト</span>見せるテキスト
以下のように、コピーしてペーストしたら、全く違ったものになるとか。
今週は以下のDVDを見ました。
- ローマの休肝日
- オペラ座の怪我人
- 痛風と共に去りぬ
- 男はつらいわよ
- 静かなる壁ドン
読んだ本はこれだけ。
- 老人と海苔
- 下こゝろ
- 鳥人間失格
- 吾輩は猫耳である
- はしょれメロス
やっぱ名作です。
コピペすると、意味が通らない文章になるように使ったり。
問題点
ただ、この方法を使うと、以下のような問題点も。
- 検索エンジンに隠しテキストとして判断されてしまいペナルティーを食らうかも
- 正当な使い方をする人が使いにくい
- いちいちタグを仕込むのが面倒くさい
- 挿入するテキストを考えるのも面倒くさい
特に、SEO的に悪影響なのは痛いです。Google公式でも以下のように書いてあります。
元々、検索順位に悪影響があるため、転載対策をすると思うのですが、対策のために検索順位を落とす可能性があるようなことをしては本末転倒ですね。
まとめ
ということで、「コピペで転載する人に違うテキストをコピーさせる方法」ではありますが、検索エンジンの影響考える場合は、逆効果かもしれない方法でした。
結局ブログで使うには、何かの企画でギミック的に使うくらいしか用途はないかもしれません。
ただ、TwitterのURLのような使い方は、心遣いを感じます。
なので、WEBサービスなどのnoindexのページで、ユーザーの利便性のために利用するには、今回の方法は何かと便利な使い方ができるかも。