これ超ほしい!顔の動きで操作出来る耳飾り型コンピューターが来年商品化

耳飾り型コンピューター

奥歯を噛んだり、目を強く閉じたり、顔を横に向けるといった顔の動きによって操作することができる耳飾り型コンピューターが、来年商品化する予定だそうです。

奥歯をかみしめるだけで、手を使わずコンピューターを操作できる――。広島市立大学の谷口和弘講師はこうした使い方ができる耳飾り型の携帯式コンピューターを開発したと発表した。手を使わず音楽プレーヤーを操作したり、手ぶらで歩きながら観光案内に利用したりできる。

奥歯かみしめて耳飾り型コンピューター操作、広島市立大 :日本経済新聞

このコンピューターは、様々な顔の動きを感知するセンサーが搭載されているそうです。それにより、奥歯を噛んだ時の筋肉の動きなどをとらえ、機器を操作することができるようになるようです。

耳飾り型コンピューターは、このように装着して使用します。一見ヘッドフォンのような、とても自然なデザインですね。

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今のところ、スマートフォンとの連携が考えられているようです。僕の興味は、「パソコンで使用できるか?」だったんですが、ネットをしばらく検索してみた限りでは、詳しい仕様までは出ていませんでした。

もし、パソコンで使用出来、マウス操作などを割り当てることができれば

奥歯を噛み締めたら左クリック
ウインクをしたら右クリック

のように機能を割り当てて、SmartNavと組み合わせることによって、顔のみでパソコンをマウス操作することができ、完全ハンズフリー環境を作り上げることができます。僕の知り合いに、首から上しか動かない方もいるんですが、そういった人でも手軽にパソコン操作が出来るようになります。

参考 頚椎損傷で四肢麻痺の僕がパソコン操作をするのに「SmartNav 4AT」を使う理由

現状の、SmartNav 4ATでも完全ハンズフリー操作はできるのですが、一定時間ごとにクリックボタンが押される自動クリック方式です。なので自分のタイミングでボタンが押せるわけではないので多少使いづらい部分はあります。けれど、奥歯などでクリック操作ができるようになれば、押したいタイミングでクリックできるので、使い勝手が上がると思います。

同様の機器として2008年に脳波でパソコンを操作する「OCZ Neural Impulse Actuator 」なんて商品もあったんですが、こちらはいまいち使い物にならなかったようです。

OCZ Neural Impulse Actuator

これは、脳波をとらえるという超技術だったのでアレですが、今回の耳飾り型コンピューターは、動きをとらえるセンサーとのことで、概ね思い通りに動作するのではないかと期待しています。

日経新聞の記事によると、来年商品化するとのことで、どのような仕様になるのか、楽しみに待ちたいと思います。

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