脳波センサーなどウェアラブルデバイスの普及の壁とは

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脳波センサーに関する記事を読んだ。 ウェアラブルデバイスに関する面白い考察があったので紹介。

「脳波センサー技術」が一般向け商品に結びつかないわけ
ただ、脳波センサー技術の研究がいかに進もうと、一般向けの商品として成功させることは、極めて難しいのが現状だ。その理由の一つとして「脳波計を装着するという心理的な壁」が挙げられる。写真のように、脳波センサーはたいてい、頭上にデバイスを着けるというスタイルを取る。

米国の有名脳波企業ニューロスカイの国内代理店であり、自社で脳波センサーの開発製造、販売を行っているB-Bridge取締役の政吉貞雄氏も「脳波技術の商品化に伴う最大の壁は、ウェアラブルデバイスに対する心理的なアレルギー。特に日本では、『何かを身に着ける』という心理的な壁が高い」と語る。

次の技術革新・脳波センサー技術、普及への壁とは?参入企業も続々、医療分野で期待高まる | ビジネスジャーナル

ウェアラブルデバイスとは、身につけられるデバイスのこと。

このウェアラブルデバイス発展の最大の障壁となるのが、ユーザーのアレルギー反応だそう。記事には、”日本では、『何かを身に着ける』という心理的な壁が高い”とあるが、僕も完全にその一人。

僕もこれまで、脳波関係のデバイスに興味を持って記事には書いているものの、結局、身につけるのが邪魔でめんどくさくて「非接触型」のものはないかという結論になってしまう。

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あと、人の目っていうのもあると思う。周りに人がいる中で、こういった「ちょっと未来的なもの」を頭につけていると「あの人何頭につけてるの?プププ」「こら見ちゃいけません!」みたいになりそうで。

これは身につけるものではないけど、音声認識などの声の発声も結構ハズイ。。僕は、音声認識アプリを作ったことがあるんだけど、人がいる場所で、アプリに「〇〇して」みたいに声を出すのがかなり恥ずかしい。。

ウェアラブルデバイスは、みんなが普通の格好しているのに変なものが頭についてる。音声認識などは、周りは静かなのに、いきなり変なことを言い出す。といった、いきなり周りから浮いた存在になってしまうことの恐怖が根底にあるように思う。

でも、こういった脳波・音声デバイスが当たり前に出るようになって、もう10年もすると、こういうのを恥ずかしいと思う若者も少なくなるのかもしれない。

とりあえずは、ウェアラブルデバイスの先駆けとなるであろう、Google Glassが、こういった障壁をどう打開するのか楽しみです。

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